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かまたまーの さんのレビュー一覧

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書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.50pt

レビュー数4

全4件 1~4 1/1ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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No.4: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

奇面館の殺人の感想

作者も仰っていましたが、この作品はデビュー当時を彷彿とさせるような原点回帰のパズラーの作品です。
タイトルにもある通り、仮面が非常に重要な役割を持っています。登場人物の半数が仮面を被っています。仮面を被っている人たちは、最初に名前が出てくるのですが、その後は着けた仮面の名前で呼ばれ話が進んでいくので、少し厄介ですし、私は何回も前のページに戻って確認してました。
文庫本で上下巻になっているので文量は合計すると若干多くなっていますが、それを全く感じさせない展開の面白さはやはりベテラン作家だなと思います。
館シリーズの名に恥じない作品だと思います。


奇面館の殺人(上) (講談社文庫)
綾辻行人奇面館の殺人 についてのレビュー
No.3: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

最初を乗り越えれば、、、

この作品は見出し通りです。最初の導入部分を読み終えればあとは読めるはずです。ここさえ乗りこればといった感じですが、ただ導入部分が難しい単語やらなんやらで全く頭に入ってきません。でもここを読まないとなんだかフワッとした感じで読み終えることになると思うので読んだ方がいいと思います。
内容は評価が高いだけあって凄いいい作品です。トリックも単純と言えば単純なのですが、単純が故に衝撃が強く、今でも忘れられません。
兎に角、導入部分を乗り越えた人が勝者となりましょう(笑)

占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社文庫)
島田荘司占星術殺人事件 についてのレビュー
No.2: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

素晴らしいの一言

私はどうも外国の方の名前をインプットするのが難しいみたいで、導入部分で1度諦めてしまいました。しかし、この作品はどこを見ても評価が高く、やはり読むべきだと思い再び読み始めました。
読んでいると、途中で場面が変わり日本人の名前が出て来て、良かったと思い、その後はページをめくるスピードが速くなり、ふと気づけば読破していました。どんどんどんどん話に引き込まれて、所謂あの1行で胸の鼓動が高鳴るのをここまで実感したのはこの作品以外ありません。あの衝撃をもう二度と味わえないと思うと残念で仕方ないです。
この作品を読んでいない人は必ず読んだ方がいいと思います。
十角館の殺人 (講談社文庫)
綾辻行人十角館の殺人 についてのレビュー
No.1: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

必読ですよ!

このタイトルに惹かれて読みました。設定が普段読むようなミステリー小説ではなかなか無いもので、
この設定、自分はとても良かったと思います。長編小説ですが区切りが多くてテンポが良く、文章自体もミステリー特有の重さもなく(むしろ軽い)サクサク読めました。それでいて細かい所まで伏線回収しているし
、最後の謎解きもしっかりしていたので著者の力量を感じました。
タイトルに惹かれて読もうと思うくらい軽い気持ちで読み始めたのに、最終的にこんなに心踊らされたので、この作品を読めて本当に良かったです。
新装版 七回死んだ男 (講談社文庫)
西澤保彦七回死んだ男 についてのレビュー