永遠の0
評判
永遠の0の評価:
3.96/5点 レビュー 2,077件。 S ランク
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2,989件 1,721〜1,740 87/150ページ
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
零戦の戦いを描いた作品に20歳の半人前が、安易に評価してはならないと考えさせられたのです。
けれども読み終えた時、どうしても書きたいと思ってしまいました。
この作品を読み終え、解説を読んでいる時に気付きました。
いつのまにか、泣いていたのです。理由がわからず、ただ泣いていました。
しかし、それは決して安易に感動したとかいう理由ではありません。
今の私には、この本を読んで感じたことを正確に伝えられるだけの言葉を持っていません。
それでも、ちゃんと自分が感じたことを受け止めなければならないと思いました。
だからレビューを書きます。戦争経験者の方にとって失礼かもしれません。
そのことを心からお詫びします。
宮部氏の生き方に強く、訴えるものがありました。
宮部氏のような人間が今の日本にいるでしょうか。
軍人でありながら、自分の命を何より大切にし生き残ることを最優先にしていた人。
待つ人への約束を果たそうとする誠実さからくる揺るぎない生きたいという意志。
如何なる状況にも全くブレることなく、約束のため誠実であり続けようとした人。
彼のような生き方をしたいと本当に強く思いました。
特攻隊は、テロリストなのでしょうか。
日本の特攻隊の方々をテロリストだと批判をする方がいます。
確かに特攻という行為に対する批判は、ある部分では避けられないと思います。
特攻によって家族を失った海外の被害者側の方からすれば、
それは殺人といわれても反論できないかもしれません。しかし、私たちは日本人です。
特攻は志願制でしたが戦場で上官に逆らうことは許されず、事実上の強制と受け取れます。
中には生活のためや自分の置かれた状況から、軍に志願して海軍に入隊した人もいます。
特攻隊の方が残した記録は全て軍によって監視、支配された状況で書かれたものです。
上官逆らうことが許されなかった当時、もし本音を書いていたら、どうなったのでしょうか。
これらを考えて特攻隊をテロリストだという考え方は、非常に浅はかだと思います。
私たち日本人にとって特攻隊を始め戦争で戦ってくれた方々は、全員が国を守ってくれた方々です。
命を懸けて戦い、日本を守ろうとしてくれた勇敢な方々を、
偽りの正義に泥酔した低俗なテロリストと一緒にしないでいただきたい。
確かに特攻という行為は人の命を軽視した行為であり、間違っていると言わなければなりません。
なぜたくさんの人が自ら命を捨てるような行為に身を投じなければいけなかったのでしょうか。
間違っているのは特攻により命を失った方ではなく、特攻を命令した人間です。
特攻を命じた人間、「桜花」を始め特攻兵器の発案者は、人間ではありません。
しかもそうした命令を下していただけの人間の多くが終戦後、責任を問われていません。
このことをまず、批判し責任を問うべきです。
「平和な社会と高度経済成長を経て、日本人は豊かさと自由を謳歌し、その代わりに道徳を失った」
「戦後多くの新聞が、国民に愛国心を捨てさせるような論陣を張った。その結果、今日この国ほど自らの国を軽蔑し、売国奴的な政治家や文化人を生み出した国はない。」
この二点に関して、全く反論ができませんでした。今の日本に倫理が存在すると言えるでしょうか。
日本は過去から何も学ぼうとせず、その結果まったく変わることができていない。
戦争で自分の国を守るために戦った人たちは、こんな未来を望まなかったはずです。
「私たちは、熱狂的に死を受け入れたのではない。喜んで特攻攻撃に赴いたのではなかった。
あの時ほど、真剣に家族と国のことを思ったことはなかった。
あの時ほど、自分がなき後の、愛する者の行く末を考えたことはなかった。」
『永遠の0』第一二章「流星」535頁
この一文を読んだ時私は、本当に申し訳なくて、悔しくて、恥ずかしいと思いました。
命を懸けて日本を守ってくださった方たちに対して、自分自身が何もできないという無力感と、
今の日本を見て「きっと絶望されるだろう」と思うと、本当に悔しかった。
もし私が特攻隊員だったら、絶対に許しません。できるならこの国を呪ったでしょう。
今の日本を担っている名ばかりの政治家は、何様のつもりなのでしょうか。
そしてその愚かな政権を見逃している国民は、恥ずかしくないのでしょうか。
私は、以上のようなことを考えさせられました。でも、やっぱり書けなかった。
この本を読み終えた時に涙を流しながら感じた想いのすべてを書くことができませんでした。
もしあなたがこの本を手に取られるのなら、
この本があなたに問いかけるようとするものを真剣に読んであげてください。
そこから、あなたが何を思い、何を感じるのかを真剣に考えてみて下さい。。
それはきっと、あなたの魂の糧になるのだと思います。