永遠の0

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永遠の0の評価:

3.96/5点 レビュー 2,077件。 S ランク

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全2,989件 2,981〜2,989 150/150ページ
No.9
(5pt)

戦争ものと流さず、多くの人に読んでもらいたい逸本

主人公の今は亡き祖父を知ることは、あまりにも遠い昔話を聞くことでもあり、教科書で学んで知っていると思っていた戦争の話を聞くことでもあった。逸作なこの本は、主人公の祖父を知る様々な元軍人から話を聞くことで、現実の戦争も、当時の日本人も、男が女を愛する気持ちも、じわじわ伝わっていく所にある。搭乗員の命は消耗品で、整備兵は備品として扱う人命軽視の日本軍の思想は、今の私達が置かれている官僚組織の仕打ちに重なる。人間は、歴史は繰り返してしまうものなのか、なら、男が女を愛する気持ちは非日常のあの頃にもあったのか、同じ日本人が玉砕覚悟で戦っているのを見捨てておけるのか。「妻のために死にたくない」は、この世代には「愛している」という言葉と同じ。そんな世代の男たちが闘っていた戦争は、死にたくない本音を隠し、残された者に対する限りない愛で一杯だ。しかし、表面的には狂信的な愛国心しか許されない、逃れることが出来ない命令だった。
戦争ものと片付けず、この本を多くの人に読んでもらいたい。
男同士の絆、男が女を愛する気持ち、絶望的な状況でも戦ってきた本音。全て、魂を揺さ振る逸本だから。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.8
(4pt)

若い世代にぜひ読んでもらいたい一冊

父が海軍航空隊の飛行予備学生だったので、小さい頃からその頃の話はよく聞かされて
いましたが、この本を読んでみて改めて太平洋戦争の現実ををまるでドキュメンタリー
映画を見ているかのようなリアルさで体験させていただきました。
現在の日本の姿とその当時の姿が、物質的にも精神的にもあまりにも違う事を再認識する
と同時に、現在今ある自分達が数多くの人々の支えの上に成り立っていると感じました。
小説の形をとっていますが、それは戦争を知らないより多くの世代へもこのことを知らせ
たいという作者の情熱から出た、非常に細心の注意を払った手法ではないかとも思いました。
この本ではこの手法が非常に有効にかつ非現実性を最小減に抑制した形で読者へのインパ
クトとして結実していると思います。
このような至難なお仕事をされた作者の情熱に心から敬意を表します。
私の娘のような、何も知らない世代にぜひ読んでもらいたい一冊です。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.7
(4pt)

現代にの日本社会並びに企業の体質と似ている。

この本の中に、現代日本の官僚についての批判と受け取れる部分があったのですが、官僚だけではなく現代企業の体質も戦時中の軍隊並びにそのときの日本とよく似ていると思いました。
人間(社員)を大切にせず使い捨てにする点とか、失敗に対して異常なほどあってはならない事のように考え、失敗は体制とか方法・ルール会社などが原因ではなく、その兵士(社員)個人のせいであり、上官(上司)には責任が無く、当然責任も無い!
といたっところです。
それに比べてアメリカは人を大切にし、失敗を分析し、その後に生かしさらに強くなる。
アメリカと日本の大きな違いはここだと思います。
戦争とか、兵器に関する用語などもそのつど解説されているので、知らない人にも読みやすいと思います。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.6
(5pt)

涙と感動。初めてレビューを書きたいと思いました!

人間の命の大切さ、戦争の不条理、そんな世界でも自己を失わずに生きていく「宮部」さんの人間としての美しさに何度も何度も涙が流れました。又、不条理の中で亡くなった戦死者の方々を悼む気持ちと命を大切に平和に生きることの大切さをひしひしと感じました。100年後に日本が健在しているとして、この「永遠の0(ゼロ)」も読み継がれていてほしいと、強く思いました。
日本の為に前線で戦った戦死者や傷ついて帰国した軍人を暖かく労わり迎えることの出来なかった日本人の悲しさ。作者は戦争に負けるまでは戦争を賛美し、戦争に負けてからは民主主義にあっさり乗り代わり、戦争に関わったもの全てを否定するような世論をあおった新聞社も痛烈に批判しています。
負けると分かっていて若者に特攻をさせた日本国家。それが間違っていたことは今なら誰でも分かるでしょう。でも現代において、正義の存在しない法律やニュースは存在します。私利私欲だらけの日本の政治家、視聴率さえ取れればよいのかと思えるようなニュース番組を作るマスコミ。この国はどうなってゆくのだろうと時々思います。
正義感を持ち、家族友人だけでなく日本はじめ全世界が平和で暮らすことをとても大切に思います。たくさんの人にこの本を読んで欲しいと思います。又、罪も無く戦争や特攻で亡くなった方々や日本の戦後復興の為に身を粉にして生活された方々に、誤解を恐れずに言えるならば、悼みを持ってありがとうございましたと言いたいです。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.5
(5pt)

思い出しても泣けてくる..

戦争を知らない私には、書いてある言葉の中にわからない単語もいくつかありましたが、正直..ショックの連続でした。。平和ボケしている私に、平和の大切さと命の大切さを改めて教えてくれた1冊です。 夫を愛し、母となった私には悲しすぎるお話でしたが、多くの方に読んでもらいたいです。 夫も泣きながら読みました。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.4
(5pt)

生きる勇気を与える小説

個人的な話で恐縮だが、私はこの小説を読む前、仕事や人間関係のことで悩んでいた。そんな折、この小説を手に取った。特攻隊員と自分を照らし合わせていたのかもしれない。
一読、たちまちのうちに引き込まれた。
そして読み終えた時、深い感動と共に、私の悩みはすべて吹き飛んでいた。
「自分は何というちっぽけなことで悩んでいたのか!」
自分を特攻隊委員になぞらえていたことが恥ずかしくてならなかった。
小説で感動したことは数多くある。
しかし「生きる勇気」を与えられる小説というのは多くない。
私はこの小説の主人公に「生きることの素晴らしさ」と「家族の素晴らしさ」を教えられた。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.3
(5pt)

感動しました!!

私の祖父は、特攻隊員でした。予科練です。戦争がもう少し続けば特攻に行くところだった、祖父の友人たちは何人も特攻で死んでいったと話してくれたことがあります。祖父はラジオでこの本を知り、私がAmazonで注文しました。祖父は普段、涙など見せたことが無いのですがこの本を読みながら泣いてました。私は戦記は苦手でしたが祖父の様子を見て、何気なく読み始め、ズルズルと物語の世界に引き込まれていました。何なんでしょうか・・・。鳥肌が立ちました。悲惨な戦争映画を見て涙するという感情とは、また違う、何か不思議な感動がありました。それまで知らなかった戦争のこと、特攻のことをたくさん知ることもできました。
多くの人に読んでもらいたいと思いました。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.2
(4pt)

物語としては不完全だけど力がある

最後の数章は大泣きした。
意地悪な目で見れば、この物語に弱点はたくさんあると思う。
登場人物はステレオタイプ気味だし、ストーリー展開もどちらかといえばありきたりだし、なにより綺麗ごとすぎる。
また、それぞれの章が高齢の戦争体験者の「伝聞」という形をとっているため、過去を語る部分は、物語としては読み進めにくい。
それでも、『宮部』という天才的な飛行機乗りの生き様を通して見た「太平洋戦争」は胸にきた。
物語は、司法試験に連続して落ち続けて半ばニート化している青年と、
ジャーナリストの姉が、自分たちの祖父が特攻隊員として死んでいたことを知り、
祖父について調べよう、とすることから始まる。
祖父・『宮部』のかつての戦友や部下から彼の生前について聞くにつれ、
臆病者と罵られるほど「生還すること」に執着し続けた天才パイロットの姿と、
迷走していた時代に生きるしかなかった日本人の姿が見えてくる。
桜花という人間が考え出したとは思えない兵器のおぞましさ、バカボムという言葉、当時の戦局と指揮者の行動。
読み進めていて、自分は戦争のことをまるで知らない、と思った。
もちろん、この物語の内容や考え方がすべて正しいわけではないし、鵜呑みにしていいとも思わない。
ただ、それを否定、あるいは肯定する材料としての知識を自分は正しく持ち得ていないのだと思い知った。
「特攻隊」というものが何かはわかっても、その正確な背景は知らない、というように。
この本を読んだからといって、さあ戦争について考えよう!とか、
行動しよう!ということではないけれど、
ただ、単純な私は、ちゃんと毎日をやっていこう、いろんなことに目を向けよう、という、
前向きな気分になった。
物語の完成度を考えて☆を4つとしたけれども、これだけ何かを考えさせてくれる、というその力は凄い、と心から思う。
いろんな人に読んでもらって、どんな風に思ったか、聞いてみたい。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.1
(5pt)

お勧め!この夏最高の感動小説!

お勧めです!この夏最高のプレゼントでした!最初はよくある戦時中へのタイムスリップ物かと思っていました。しかし読み進むうちに、自分の愚かさに気がつきました。話の渦の中にぐいぐい引き込まれ何も手につかない状態になりました。魅力溢れる登場人物たち。臨場感溢れる空中戦描写、私は何度もあるはずもない操縦桿を握りしめ、敵機を追い掛け、あるいは逃げまどい、その度に急旋回するゼロ戦のGに耐えていました。でも戦記ものでも戦争ヒーロー物でもありません。張り巡らされた伏線。胸のすくどんでん返し。最後は鮮やかに感動の波となって結集します。ラストは決して人のいるところで読まない方が良いですよ、涙で顔がぐしゃぐしゃになりますから。あ〜面白かった。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268