永遠の0

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評判

永遠の0の評価:

3.96/5点 レビュー 2,077件。 S ランク

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平均点3.96pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全319件 241〜260 13/16ページ
No.79
(3pt)

歴史観としては賛同しないが、本としてはまとまっている

知人に勧められて読みました。他の方のレビューにあるとおり、宮部という零戦パイロットにかかわった人々の言葉はまるで本当に自分が話を聞いているようで何度かこみ上げるものがありました。おそらく作者の伝えたかったことは

・戦後教育の異常性
・零戦初め前線で戦った人々は狂信的な愛国者ではなく、同じように死を悩み、
 家族を思いながら戦った人間だった。
・当時戦争を煽った一旦はマスコミにあるが、マスコミが己の暴力性に気づいていない。
 あるいは気づいていながら自己批判せず、一方的に戦争を論じている。

といったあたりではないかと理解しました。
現代パートの稚拙さというのレビューされていますが、上記の内容を伝えるために、「戦後の教育で戦争は悪だ・日本兵は狂信的な愛国者ばかりだった」と考える20代〜30代の人物が必要だったと考えればいくらか仕方ないことかと思います。確かに荒っぽくは感じますが。

また、この本の戦争に対する結論が「軍部のエリートはアホな作戦ばかり考え、前線の人間を使い捨てした」という点。
一方で「戦った日本兵たちは自分たちと同じく人間だった」としながら「エリートは出世ばかり考えて非人間的な作戦を指示した、前線の人間のことなど考えていなかった」と帰結するのは矛盾していると感じました。「軍部のエリートたちもまた人間だった」とは考えないのかは非常にひっ掛るところです。
しかし考えてみれば現代社会でも「本社は現場のことをまったく理解せず、アホな指示ばかり出す」というギャップはよくみられることであり、当時の前線で戦う日本兵たちが同じような思いを抱えていたとしても自然です。物語もこれだけの分量ですから、軍上部まで書き切ることは難しいでしょう。書いてしまったら冗長になってしまいますし・・・。この結論に落ち着かせるというのも一つの話としてはアリだと思います。作者がそこまで意図してこのような結論をとったのか、それとも「悪かったのは軍部のエリート」と本気で捕えているのかは判断しかねます。

今度はこの作者に軍部のエリートの話を描いてもらいたいですね。また違った面を上手く書きだしてくれるのではないでしょうか。
浅田次郎的というのは私も思いました。浅田次郎が好きな方にはおすすめです。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.78
(3pt)

歴史観としては賛同しないが、本としてはまとまっている

知人に勧められて読みました。他の方のレビューにあるとおり、宮部という零戦パイロットにかかわった人々の言葉はまるで本当に自分が話を聞いているようで何度かこみ上げるものがありました。おそらく作者の伝えたかったことは

・戦後教育の異常性
・零戦初め前線で戦った人々は狂信的な愛国者ではなく、同じように死を悩み、
 家族を思いながら戦った人間だった。
・当時戦争を煽った一旦はマスコミにあるが、マスコミが己の暴力性に気づいていない。
 あるいは気づいていながら自己批判せず、一方的に戦争を論じている。

といったあたりではないかと理解しました。
現代パートの稚拙さというのレビューされていますが、上記の内容を伝えるために、「戦後の教育で戦争は悪だ・日本兵は狂信的な愛国者ばかりだった」と考える20代〜30代の人物が必要だったと考えればいくらか仕方ないことかと思います。確かに荒っぽくは感じますが。

また、この本の戦争に対する結論が「軍部のエリートはアホな作戦ばかり考え、前線の人間を使い捨てした」という点。
一方で「戦った日本兵たちは自分たちと同じく人間だった」としながら「エリートは出世ばかり考えて非人間的な作戦を指示した、前線の人間のことなど考えていなかった」と帰結するのは矛盾していると感じました。「軍部のエリートたちもまた人間だった」とは考えないのかは非常にひっ掛るところです。
しかし考えてみれば現代社会でも「本社は現場のことをまったく理解せず、アホな指示ばかり出す」というギャップはよくみられることであり、当時の前線で戦う日本兵たちが同じような思いを抱えていたとしても自然です。物語もこれだけの分量ですから、軍上部まで書き切ることは難しいでしょう。書いてしまったら冗長になってしまいますし・・・。この結論に落ち着かせるというのも一つの話としてはアリだと思います。作者がそこまで意図してこのような結論をとったのか、それとも「悪かったのは軍部のエリート」と本気で捕えているのかは判断しかねます。

今度はこの作者に軍部のエリートの話を描いてもらいたいですね。また違った面を上手く書きだしてくれるのではないでしょうか。
浅田次郎的というのは私も思いました。浅田次郎が好きな方にはおすすめです。
永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.77
(3pt)

自分を律する書

戦争ものの文章を意識的に避けており、戦争を教科書などでしか知らない私にとって、目を開かせるいい機会となった。物語のプロットはわかりやすく、また肝心の結論も明記せずに読者の想像に任せるスタイルも好きでした。この平和の世が大量の犠牲の上にあるものだということ、そんななか今までのうのうと生きてきた自分を律することができました。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.76
(3pt)

自分を律する書

戦争ものの文章を意識的に避けており、戦争を教科書などでしか知らない私にとって、目を開かせるいい機会となった。物語のプロットはわかりやすく、また肝心の結論も明記せずに読者の想像に任せるスタイルも好きでした。この平和の世が大量の犠牲の上にあるものだということ、そんななか今までのうのうと生きてきた自分を律することができました。
永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.75
(3pt)

平和で有り続ける努力は現代世代の勤め

平凡な毎日を得るために壮絶な覚悟で死んでいった世代が本当にあった事に
改めて平和の尊さを知るとともに、英霊に感謝したいと思います。

特攻隊だけじゃなく、アメリカ兵も仲間のために自己を犠牲にして
亡くなった人が沢山いたことなども知り
戦争はどんなことがあっても起こさない努力をするべきだと
改めて考えされられました。

登場人物の大半が実在しないのでストーリーに感動するより
大勢の人間が死ぬ戦争であっても、ひとりひとりの死は
周りの大勢の人が悲しみ、そして人生が変わったことを思うと
非常に胸が痛みました。

本としては非常に内容の濃いモノで
是非読むことをお薦めしたいと思います。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.74
(3pt)

平和で有り続ける努力は現代世代の勤め

平凡な毎日を得るために壮絶な覚悟で死んでいった世代が本当にあった事に
改めて平和の尊さを知るとともに、英霊に感謝したいと思います。

特攻隊だけじゃなく、アメリカ兵も仲間のために自己を犠牲にして
亡くなった人が沢山いたことなども知り
戦争はどんなことがあっても起こさない努力をするべきだと
改めて考えされられました。

登場人物の大半が実在しないのでストーリーに感動するより
大勢の人間が死ぬ戦争であっても、ひとりひとりの死は
周りの大勢の人が悲しみ、そして人生が変わったことを思うと
非常に胸が痛みました。

本としては非常に内容の濃いモノで
是非読むことをお薦めしたいと思います。
永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.73
(3pt)

日本人という狂気

本書は旧日本軍の特攻隊員の真実の心情を描きだそうとしている。
特にイスラム教徒の自爆テロとの相違については考えさせられた。
イスラム教徒はアラーの神への信仰のために自爆テロを行う。
しかし特攻は決して天皇陛下のために狂信的に行ったわけではなく、
特攻隊員は自らの死を避けられない運命として誇り高く受け入れた人間だ。
信仰でなければ、なぜ特攻隊という狂気の思想が生まれたのか?
現実を直視できない日本軍上層部、軍部におもねり戦争を煽るだけのジャーナリズム、
その報道を安易に信じてしまい、自らも戦意発揚に奔走する国民。
一人ひとりの個人の心情では特攻や戦争そのものすら否定しても、日本人としては一億玉砕に突き進むしかない、
という狂気にとらわれてしまった集団。
巷間よく言われていることだろう。
だが私はいまだにこの集団の狂気を生み出す日本人、日本文化の元凶がいったい何であるのか、
それを本当には理解することができない。
しかも、この日本という国が本質的に持つ狂気は決して過去のことではない。
日本の経済的な破綻がこれほど明らかになっても、自分の組織の利益にのみ固執している官僚と政治家たち。
そしてそれをどうしようもないことと受け入れ、自らも自己の所属する組織の利益に固執している大多数の日本国民。
私たち日本人は今また太平洋戦争下と同じ狂気の集団に成り下がっている。
本書を読み終えて、私にはそう思えてならなかった。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.72
(3pt)

日本人という狂気

本書は旧日本軍の特攻隊員の真実の心情を描きだそうとしている。
特にイスラム教徒の自爆テロとの相違については考えさせられた。
イスラム教徒はアラーの神への信仰のために自爆テロを行う。
しかし特攻は決して天皇陛下のために狂信的に行ったわけではなく、
特攻隊員は自らの死を避けられない運命として誇り高く受け入れた人間だ。
信仰でなければ、なぜ特攻隊という狂気の思想が生まれたのか?
現実を直視できない日本軍上層部、軍部におもねり戦争を煽るだけのジャーナリズム、
その報道を安易に信じてしまい、自らも戦意発揚に奔走する国民。
一人ひとりの個人の心情では特攻や戦争そのものすら否定しても、日本人としては一億玉砕に突き進むしかない、
という狂気にとらわれてしまった集団。
巷間よく言われていることだろう。
だが私はいまだにこの集団の狂気を生み出す日本人、日本文化の元凶がいったい何であるのか、
それを本当には理解することができない。
しかも、この日本という国が本質的に持つ狂気は決して過去のことではない。
日本の経済的な破綻がこれほど明らかになっても、自分の組織の利益にのみ固執している官僚と政治家たち。
そしてそれをどうしようもないことと受け入れ、自らも自己の所属する組織の利益に固執している大多数の日本国民。
私たち日本人は今また太平洋戦争下と同じ狂気の集団に成り下がっている。
本書を読み終えて、私にはそう思えてならなかった。
永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.71
(3pt)

ディティールに現実感のないのが残念

卑怯、臆病と周囲にののしられながらも生き残ることに執着した特攻隊員の祖父。

彼の子孫が特攻で亡くなった自分の祖父を、当時の彼を知る人々を訪ねて話を聞くことで、徐々にその人物像に迫っていく。
その過程で戦争の悲惨さと特攻隊員たちの生き様が語られていく。

とても読みやすく、戦争を知らない世代には当時の状況を知る良い作品だと思う。

ただ以下の内容で、いまひとつ物語に入り込むことができなかった。

・当時を語る80才をこえた人達が、そんなにも矍鑠として当時の様子を語れるとは思わない。
 私は職業柄、ご老人と接することが多いが、この年代の方々は大なり小なり認知症があるのが普通だ。
 また語る内容として、普通の感性ならば胸に秘めて置きたい事実を、知人の孫だからといって洗いざらい打ち明けるだろうか。

・戦争史を誤解する代表として登場する新聞記者も、あまりにも偏りすぎた見解に固執しているのも妙な感じがする。

・ストーリーテラーである姉弟の物事に対する見識の浅さや安直な感情の発露もどこか白々しい。
 戦争を知らない「あまりにも無知な世代」の相似形として彼らを描きたかったのだろうが、逆にシンパシーが持てない。

・物語の描かれ方は「壬生義士伝」を真似ている。というかほとんどいっしょ。

とはいえ実際に、親兄弟の未来を思い、死を覚悟して飛び立っていく隊員たちの姿に胸が詰まる思いがした。

私はへそ曲がりなので、細かいところが目について、純粋に感動はできなかったのかもしれない。それでも心が揺さぶられるシーンはいくつかあった。

永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.70
(3pt)

ディティールに現実感のないのが残念

卑怯、臆病と周囲にののしられながらも生き残ることに執着した特攻隊員の祖父。

彼の子孫が特攻で亡くなった自分の祖父を、当時の彼を知る人々を訪ねて話を聞くことで、徐々にその人物像に迫っていく。
その過程で戦争の悲惨さと特攻隊員たちの生き様が語られていく。

とても読みやすく、戦争を知らない世代には当時の状況を知る良い作品だと思う。

ただ以下の内容で、いまひとつ物語に入り込むことができなかった。

・当時を語る80才をこえた人達が、そんなにも矍鑠として当時の様子を語れるとは思わない。
 私は職業柄、ご老人と接することが多いが、この年代の方々は大なり小なり認知症があるのが普通だ。
 また語る内容として、普通の感性ならば胸に秘めて置きたい事実を、知人の孫だからといって洗いざらい打ち明けるだろうか。

・戦争史を誤解する代表として登場する新聞記者も、あまりにも偏りすぎた見解に固執しているのも妙な感じがする。

・ストーリーテラーである姉弟の物事に対する見識の浅さや安直な感情の発露もどこか白々しい。
 戦争を知らない「あまりにも無知な世代」の相似形として彼らを描きたかったのだろうが、逆にシンパシーが持てない。

・物語の描かれ方は「壬生義士伝」を真似ている。というかほとんどいっしょ。

とはいえ実際に、親兄弟の未来を思い、死を覚悟して飛び立っていく隊員たちの姿に胸が詰まる思いがした。

私はへそ曲がりなので、細かいところが目について、純粋に感動はできなかったのかもしれない。それでも心が揺さぶられるシーンはいくつかあった。

永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.69
(3pt)

零戦の勉強になりました。

百田作品を初めて読んでみました。
特に、本屋でもとても薦められていたので
かなり期待が大きかったのもあるかもしれません。
ただ、割と早くに結末が見えてしまったところが残念でした。
零戦の活躍ぶりは聞いていたのですが、
戦争後半における状況は知らなかったので
とても勉強になりました。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.68
(3pt)

零戦の勉強になりました。

百田作品を初めて読んでみました。
特に、本屋でもとても薦められていたので
かなり期待が大きかったのもあるかもしれません。
ただ、割と早くに結末が見えてしまったところが残念でした。
零戦の活躍ぶりは聞いていたのですが、
戦争後半における状況は知らなかったので
とても勉強になりました。
永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.67
(3pt)

きっかけとしては良いが。。。

航空戦をリアルに描き出すだけでなく、太平洋戦争の日本軍の失敗を分かり易く描いており、ある程度当時のいろいろな本を読んでいる自分でも勉強になった。
また、20代の前半で悲壮な覚悟をせざるを得なかった戦闘機乗り、特攻隊員達の方々の話は、「きけわだつみの声」を読んだときも思ったが、今我々がここに生きていることの多くを彼らに負っていること、そしてそれがあってこそ、今我々がここにいることの尊さを感じざるを得なかった。戦後、生き残った特攻隊員、飛行機乗りが非常に苦労したことなど、初めて知る話もあった。

ただ、一人の人物に語らせているものとはいえ、戦争に突き進んだ理由を新聞社(とりわけ朝日新聞を連想させる)が世論を煽ったことに求め、また、戦後のメディアの変節が人々から愛国心を奪ったという記述があるが、このあたりは、賛否両論あるとは思うが、あまりに紋切り型過ぎて共感できなかった。
何故、日本があの無謀な戦争に突き進み、そして組織的に特攻という人命を一方的に損耗する戦争史上最悪の作戦に至ったのかというのは、同じ轍を決して踏まぬために、より深い視点で着目して欲しかった。

総合的に見て、戦争の話を非常に分かり易く、感動巨編に”翻訳”し、普段あまり感心を持たない読者層に訴えたことは評価できる。
ただし、戦争の不合理、背景の事実は描いているものの、その分析・解釈はあまりに深みがなく紋切り型に過ぎるため、ここのレビューにあるような
レベルで感動は出来なかったことも事実である。

読者を短絡的な結論に陥らせてしまう危険性があるという意味で、星は3つとした。
このレビューを読んだ方には、この本を入り口として、様々なこの時代を描く本を読んで、多角的にこの時代をみて頂きたい。
「昭和史」半藤一利 「きけ わだつみのこえ」 この二つはぜひ読んで欲しい。私も再読しようと思っている。



永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.66
(3pt)

きっかけとしては良いが。。。

航空戦をリアルに描き出すだけでなく、太平洋戦争の日本軍の失敗を分かり易く描いており、ある程度当時のいろいろな本を読んでいる自分でも勉強になった。
また、20代の前半で悲壮な覚悟をせざるを得なかった戦闘機乗り、特攻隊員達の方々の話は、「きけわだつみの声」を読んだときも思ったが、今我々がここに生きていることの多くを彼らに負っていること、そしてそれがあってこそ、今我々がここにいることの尊さを感じざるを得なかった。戦後、生き残った特攻隊員、飛行機乗りが非常に苦労したことなど、初めて知る話もあった。

ただ、一人の人物に語らせているものとはいえ、戦争に突き進んだ理由を新聞社(とりわけ朝日新聞を連想させる)が世論を煽ったことに求め、また、戦後のメディアの変節が人々から愛国心を奪ったという記述があるが、このあたりは、賛否両論あるとは思うが、あまりに紋切り型過ぎて共感できなかった。
何故、日本があの無謀な戦争に突き進み、そして組織的に特攻という人命を一方的に損耗する戦争史上最悪の作戦に至ったのかというのは、同じ轍を決して踏まぬために、より深い視点で着目して欲しかった。

総合的に見て、戦争の話を非常に分かり易く、感動巨編に”翻訳”し、普段あまり感心を持たない読者層に訴えたことは評価できる。
ただし、戦争の不合理、背景の事実は描いているものの、その分析・解釈はあまりに深みがなく紋切り型に過ぎるため、ここのレビューにあるような
レベルで感動は出来なかったことも事実である。

読者を短絡的な結論に陥らせてしまう危険性があるという意味で、星は3つとした。
このレビューを読んだ方には、この本を入り口として、様々なこの時代を描く本を読んで、多角的にこの時代をみて頂きたい。
「昭和史」半藤一利 「きけ わだつみのこえ」 この二つはぜひ読んで欲しい。私も再読しようと思っている。



永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.65
(3pt)

この本は、肥え太っている

この本が感動に値する素晴らしい作品であることは疑うべくもない。そして、その感動の根底が、戦争の背景にあることは言うまでもない。だから必要ないとは言わない。この本には必要なファクターとして、戦争の薀蓄は欠かすべからざる存在だった。
 しかし、本当にこの薀蓄を書籍の中に盛り込む必要があったのかと問われれば、甚だ疑問である。そんなものはこの本を読んだ個々人が、興味に駆られるまま調べればいい話だ。

 本を読む→感動する→日本の敗戦に興味を持つ→自分なりに調べる→本を読み直してみる→深く感動する

 このプロセスが大事なのだ。読書を楽しむという意味でも、戦争の記憶を留めるという意味でも。「永遠の0」は良質のスパイス(きっかけ)になる可能性を孕んでいたのに、結局は読者から機会を奪う書籍になってしまった。それも“満足”というカタチで。これでは深く知ろうという意欲には繋がるまい。とても残念なことに。
 残念なことはいまひとつある。それは薀蓄のせいで、物語が不格好に肥え太ってしまったことだ。戦争の詳細を語る段になると必ず登場する「伝聞」。自分が直に目にしたことならともかく、伝え聞いただけの話のほうが、やたらと微に入り細に入っているのである。これのせいで物語は間延びし、リアリティも薄れてしまっている。まるで著者の調べたことを全て羅列しているかのような感触があり、読者が現実に引き戻されてしまうのである。

 断言してもいいが「永遠の0」は総ページ数:400ほどまで減量すれば、後世に語り継いでも恥ずかしくない力作になったと思う。それだけに、本当に、残念に思う。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.64
(3pt)

この本は、肥え太っている

この本が感動に値する素晴らしい作品であることは疑うべくもない。そして、その感動の根底が、戦争の背景にあることは言うまでもない。だから必要ないとは言わない。この本には必要なファクターとして、戦争の薀蓄は欠かすべからざる存在だった。
 しかし、本当にこの薀蓄を書籍の中に盛り込む必要があったのかと問われれば、甚だ疑問である。そんなものはこの本を読んだ個々人が、興味に駆られるまま調べればいい話だ。

 本を読む→感動する→日本の敗戦に興味を持つ→自分なりに調べる→本を読み直してみる→深く感動する

 このプロセスが大事なのだ。読書を楽しむという意味でも、戦争の記憶を留めるという意味でも。「永遠の0」は良質のスパイス(きっかけ)になる可能性を孕んでいたのに、結局は読者から機会を奪う書籍になってしまった。それも“満足”というカタチで。これでは深く知ろうという意欲には繋がるまい。とても残念なことに。
 残念なことはいまひとつある。それは薀蓄のせいで、物語が不格好に肥え太ってしまったことだ。戦争の詳細を語る段になると必ず登場する「伝聞」。自分が直に目にしたことならともかく、伝え聞いただけの話のほうが、やたらと微に入り細に入っているのである。これのせいで物語は間延びし、リアリティも薄れてしまっている。まるで著者の調べたことを全て羅列しているかのような感触があり、読者が現実に引き戻されてしまうのである。

 断言してもいいが「永遠の0」は総ページ数:400ほどまで減量すれば、後世に語り継いでも恥ずかしくない力作になったと思う。それだけに、本当に、残念に思う。
永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.63
(3pt)

多少悠長ですが、宮部久蔵の生き様には感動します!

すごく話題になっていたので、普段あまり小説に触れないのですが、読んでみました。

ストーリーの詳細は省きますが、正直何度も挫折しそうになりました。
中盤は要はひたすら健太郎と慶子のインタビューを掲載しているだけで、
毎回ストーリーのコアの部分とは全く関係のない部分にかなりのページが割かれており、
「こんなボリュームはいらないのでは?」と思いました。

もちろん徐々に浮き彫りになってくる宮部久蔵の人柄は本当に素晴らしく、
特に10章以降は本当に感動的でした。
また、そんな宮部に憧れを抱き、彼を守ろうとした妻子を守ることに生涯をささげる同輩たちの姿もとても引き込まれました。

ただ、全体としてはその悠長さが多少目に余る部分があったため、上記の評価にさせていただきました。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.62
(3pt)

多少悠長ですが、宮部久蔵の生き様には感動します!

すごく話題になっていたので、普段あまり小説に触れないのですが、読んでみました。

ストーリーの詳細は省きますが、正直何度も挫折しそうになりました。
中盤は要はひたすら健太郎と慶子のインタビューを掲載しているだけで、
毎回ストーリーのコアの部分とは全く関係のない部分にかなりのページが割かれており、
「こんなボリュームはいらないのでは?」と思いました。

もちろん徐々に浮き彫りになってくる宮部久蔵の人柄は本当に素晴らしく、
特に10章以降は本当に感動的でした。
また、そんな宮部に憧れを抱き、彼を守ろうとした妻子を守ることに生涯をささげる同輩たちの姿もとても引き込まれました。

ただ、全体としてはその悠長さが多少目に余る部分があったため、上記の評価にさせていただきました。
永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.61
(3pt)

それほどには。

戦争の内幕を知るには、得るものがありましたが
ストーリーは無理があります。あの時代にこんな
人はいないでしょう。現在から想像して人物を
作った所があって、現実味に欠けます。
最後は辻褄を合わせる所は、どうも感心しません。
どうも文章が深くないので、この点数です。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.60
(3pt)

それほどには。

戦争の内幕を知るには、得るものがありましたが
ストーリーは無理があります。あの時代にこんな
人はいないでしょう。現在から想像して人物を
作った所があって、現実味に欠けます。
最後は辻褄を合わせる所は、どうも感心しません。
どうも文章が深くないので、この点数です。
永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X