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夢魔の標的
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【この小説が収録されている参考書籍】
夢魔の標的の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.85pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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星新一は明治父アメリカという長編の本もあってどっちもできてすごい | ||||
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星は別にSSしかできない訳ではない。 | ||||
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もう40年近く前に、同級生から勧められて初めてこの本と出会い、星新一さんのファンになりました。 初版だったようですが、奇跡のような状態の良さにただただ感動です。 内容的には「声の網」の方を読みたくて購入しました。まるで今のネット環境や、それに付随する問題点を予見していたような筆者の先見性には驚嘆するしかありません。 | ||||
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星新一は小中学生の頃に何冊か読んで「面白いなあ」と思っていた。その後筒井康隆を読むようになり・・・というお決まりのパターンを辿った。 あれから30年たち、ひっさびさに星新一の本を読んでみた。理由は、彼には珍しい長編小説だったからだ。 しかしいざ読んでみると、何か違和感がある。「こんなに読みにくくて下手な文章だったっけ?」と思いながら読んだ。 感想は、なんというか個人の妄想と現実をごちゃ混ぜにしたような展開に戸惑い、安直なラストに少し興ざめした。 もしこれを、「全盛期の」筒井康隆が書いていたらどうだったろうか・・・と読みながら思った。彼なら異常な精神状態を描くのも、理不尽な陰謀を描くのも、もっと臨場感ある筆使いで描写できたと思う。 とりあえず星新一の(唯一の?)長編小説なので読んでみました、内容はつまらなかったです、と結論づけたい。 | ||||
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久しぶりに星新一氏の作品を読んだのですが、全体の筋書きが分かりにくく、結末が理解出来ませんんでした(自分の国語力が衰えた?)。やはり、星新一の作品は、ショートショートの方が良い。丁度、コナン・ドイルとシャーロックホームズとの関係の様に。 | ||||
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星さんのショートショートではない 珍しい長編なので、最初はどうかなと思いましたが、 不思議な感じでとても良かったです。 ショートショートではない、別の一面もありますので、 おすすめですね。 | ||||
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以下ネタバレを含みます。 話の内容として面白いのは、クルコというもう一つの人格が主人公の自我を乗っ取ってゆく――という至極ありがちな展開ではなしに、クルコが別次元から来て全人類を支配しようとしている謎の意識体だ、という部分。序盤でクルコが私とは別個に自我を持ち始める様が描かれるものの、中ごろを過ぎるとクルコはあまり台頭しなくなる。そして私の知らないところで何らかの計画を企てているようなことを匂わせておきながら、あわてふためく主人公の裏で沈黙する。この不穏が面白い。 ただ、主人公に女医が無理やり自白剤を飲ませる部分とか、その時飲ませた自白剤がクルコに残留している設定とか、ウイスキーに自白剤を混ぜたものを飲ませて事件解決するところとか、諸々が甘い。事件解決の重要な糸口が「自白剤」一つ。それを飲ませたり云々する場面がすべて、どうにも白々しいというか、綿密に描き切れてないような感じがする。こういう物語的にギクシャクしたところは、星作品にはしばしばみられるが、こと長編だと弱点が強調されて感じるし、一つ一つが物語を成り立たせる上で重大な瑕疵になってしまう。物語の結びの部分が全体として厭に短いように思えるし、逆に承、転の部分は間延びしているようにも感じる(家具屋との絡み、バーのシーン、お祓いの場面、黒い箱にまつわるあれこれ)。 一番納得いかないのが、最後「女性にはきっと、テレパシーがないんでしょうね」というオチ。「ああそういえばあやつられた人間のなかに女はいなかったなぁ……」とかいう私の回顧も、どこか白々しいし不自然に思える。ここに至って読者は「へーそうですか」以上の感想を持つことができない。私と恵子を恋仲みたいに描いてきたんだから、「愛は勝つ」的な結末もありえただろう(むしろ自分はそうだと勘繰ったのだが……)。それをしないで、この結論に落とし込んだのは、何かしらの思惑があったのだろうか。 「完全な成功作とはいえない」とは解説(ハヤカワJA文庫版)に書かれていた文言ではあるが、その通りだと思う。無味乾燥した人物造形と世界観、という星新一の持ち味は、ショートショートでこそ活きるが、長編では欠点にもなりうる。 | ||||
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その昔、中学生のころに読んだ本。 もはや、古本屋で巡り会わなければ、読む機会はないだろう。 そう思ってはや、30年。 まさか、電子書籍で再会するとは思わなかった。 本文中に登場する オープンリール式のテープレコーダーについて、 現代では、知らない人が多いかも知れませんね。 | ||||
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面白いことは面白い。確かに楽しく読めるのだが、あとに何も残らない。 | ||||
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腹話術用の人形クルコちゃんが、ある日突然自ら喋り始めた。 原因も解決法も分からないまま、彼女はどんどん横暴になっていく。 秘密を探っているうちに、ある事実が少しずつ判明…。 謎解きの要素もあり、SFの世界に違和感なく入ることができる。また、星新一ならではの表現が散りばめられ、ショートショートの延長として楽に読める。 ただ、単調で作業的に進む箇所も少なくないため、何度も飽きそうになってしまった。(これは自分の集中力の無さが原因だが) 現在は絶版で入手困難だが、手に入れる価値はあると思う。 | ||||
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話は、日常の、ほんのひとこまから始まります。先が本当に読めないです。最後にはどうにかなるんだろうな、ということを考える暇がないくらい、こわくなります。気がついたときにはもう巻き込まれているんです。短編の名手がみせる、最高の長編です。アイデアに舌を巻きます。 | ||||
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話は、日常の、ほんのひとこまから始まります。先が本当に読めないです。最後にはどうにかなるんだろうな、ということを考える暇がないくらい、こわくなります。気がついたときにはもう巻き込まれているんです。短編の名手がみせる、最高の長編です。アイデアに舌を巻きます。 | ||||
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星新一、異色の長編フィクション。が十八番のショートショートをそのまま拡大した様。知性的で寓意的なストーリー、軽妙な文章。星ワールドにどっぷりと浸っていられる幸せ、これぞ長篇の醍醐味。ある腹話術師の相棒の人形クルコちゃんが、勝手に喋りだすという話。クルコちゃんの意志は腹話術師の男に背く、しかしその声は男の口から発せられる…。言うまでもなく、ここにはアイデンティティー(=自己同一性)の問題への深い洞察が有る。話は裏次元からの世界征服計画がどうのというSF的展開へ到るのだが、それを含めても、実際ぜんぶ主人公の妄想に過ぎないのではないかという視点で読むことのできるのが秀逸。…己の狂気への疑念は、晴らすことができない。肯くことも否むこともできない…。そう㡊??う観点で読むと、文章の裏手に、夢野久作『ドグラ・マグラ』ばりの、自分への不安感のようなものを読み取ることができる。そのさい星新一一流の乾いた文体が夢野久作のドロドロした文章とパラレルであるという意味でこれまた功を奏する。…ただし結末がちょっと凡庸というか、一件落着してしまうのが物足りない感。惜しい。しかし多分、これでいいのだ、だって星新一だから。 | ||||
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