腐った太陽
評判
腐った太陽の評価:
3.50/5点 レビュー 2件。 - ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1〜7 1/1ページ
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腐った太陽の評価:
3.50/5点 レビュー 2件。 - ランク
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
社会派で人の世の闇を描く推理小説の大家、黒岩重吾が作家になってすぐに直木賞をとった背徳のメスから翌年の1961年に書いた作品。
黒岩小説の多くと同じく大阪が舞台で、だからこそ僕はこのんで黒岩先生の本を読んでいるのだけれど、今回は謎の死が中之島の水晶橋で発生する。水晶橋は今でもある石作りのとても綺麗な橋で難波橋などと並んで大阪人ならだれもが好きな橋です。
今回のヒロインの加津子は、黒岩小説によく出てくる西成とかの社会の底辺で生きる悲哀さが漂う女と違って、確かにコールガールなのだけれど、頭もいいし行動力もある。過去に影をもつ人間が自ら事件の解決に乗り出すという意味で、背徳のメスの主人公を女にしたようなキャラクターです。
ものすごい美人という設定なので、女を武器にして、時には虫酸が走るような男と寝てでも事件を解決しようとするのがすごいし、前の秘書だった圭子や、宮内の妻との女同士の憎悪のこもったやりとりも読んでいて怖い。
とても愛していた宮内の過去が暴かれるにつれ、信頼していた彼のイメージが揺らぐ中で葛藤しながら真相にせまっていくところが一番おもしろいところだと思います。