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ここでは言葉が死を招く



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【この小説が収録されている参考書籍】
ここでは言葉が死を招く

ここでは言葉が死を招くの評価: 3.00/5点 レビュー 1件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

医療刑務所という舞台を通して意思疎通の難しさが分かる一方、話が微妙にそれる部分があり、ストーリーの本筋は見えにくい一面も。

医療刑務所において、受刑者と話が通じないつらさがよく分かる本です。一方が拒否している場合もあれば、双方にコミュニケーションの意思があっても言葉の壁があって難しい、またはどうしても意見が合わない。様々なケースがあります。
これがプライベートなら、そのうち時機を見て再び、ということも可能ですが、仕事上では時間制限のある中でのやりとりとなるので、読んでいて本当に歯がゆい。
現場ではいろんな悩みと向き合っているのだと思いました。

一方、主人公の由衣は海外旅行で北条さん(この本での事件等とは関係のない人物)と再会し、また京都に行った際には各宗教の違いなどを深堀りしています。これらも作者の言いたい大切なメッセージの一部なのかもしれませんが、ストーリーを追っている身としては、本筋が見えにくくなってしまった気がします。

その点では、前回の「ここでは祈りが毒になる」が本筋の内容を一気に読ませてくれていたこともあり、比較すると、今回はちょっと残念だったかな。

最後は事件が解決し落ち着きますが、私としては、主人公の由衣がとった軽率な行動に納得できないまま、もやもやした状態で読み終りました。
ここでは言葉が死を招くAmazon書評・レビュー:ここでは言葉が死を招くより
4065372887

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