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傭兵と小説家
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傭兵と小説家の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.36pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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産業革命後、20世紀初頭のアメリカ(サンフランシスコ辺り?)を想定したような世界観ながら、魔法(と言っても聖なる力?)や異形の生き物などが跋扈する架空の時代・場所設定。 辺境の地を取材する小説家と、同行するボディガード(元傭兵)の冒険行となるが、何といっても800ページの長さには驚く。 しかし、残念ながら不要な心情描写が多いし、洗練されたり、しゃれた会話を目指したのだろうが、不自然な会話・言い回しが多くてキャラとの違和感が大きい。 この作者らしい、仕掛けやどんでん返しもあるものの、そこに行くまでが長すぎて驚きも薄められてしまう。 この内容であれば、この長さは必要なかった。 とはいえ、こちらを先に読んでいたら新人離れした世界 観やプロットをもっと純粋に楽しめたかもしれない。 それと特筆すべきはこのページ数、しかもカラーのキャラ紹介(ここらはコミックとの相乗効果を狙ったことかもしれないが)まであっての900円という破格の値段設定。 出版社の意気込みが伝わってくるし、その後を考えればその先見の明は見事。 | ||||
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いや、おもろすぎるやろ プレ値だけどあともう1冊買うわ 続編も買うわ | ||||
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滅多に見ない800頁に度肝を抜かれて購入。 よくある「なろう系」ではなく、正統派ファンタジー。 人物たちは苦悩し、困難を乗り越え、絆を紡ぎあげる。 いわゆるラノベではないファンタジーを読みたい方に推薦! ページ数は全く気にならず読み上げることが可能です。 一つ気になった点があるとすれば、今後の物語のためにしょうがないのかもしれませんが、最近作品を選ぶことなく「よくある話」が絡まなくてもよかったのかなぁと思いました。もっと純粋にこの世界観を愉しみたかったと感じた自分がいました。それだけの出来ということ。 星は五でもよかったのですが、あえて四で。 | ||||
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気になっていたのでセールのときに電子版を購入し、読み終わった。 ファンタジーものはあまり読んだことがなかったが、舞台となる世界が作りこまれていて面白いと思った。 ただ、その世界の歴史や人物の過去が登場人物の語りの中で明かされる部分は長いと感じた。 さらに、旅路がほぼ一本道であるため世界の奥行はあまり感じなかった。 様々な小説からの出典もある内容だが、人物の名前や章のタイトルにする意義はよく分からなかった。 自分の好きな小説なのに、端役というか、たいして意味を持たない扱いをされているところは嫌だった。 最後の最後まで驚く展開があるわけでもなかったが、主人公の名前は深く意味を持っていてそこはよかった。 全体的に堅実な話だと思った。 | ||||
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非常に高く評価したレビューばかりでしたので、タイトルやあらすじはあまり普段好んで読むようなものではなかったのですが、つい期待して大枚を投資してしまいました。買ってから少し間を開けてから読んだので、当初の期待を忘れて何の気なく読み始めたのですが、これがかなり面白く引き込まれて一気に読んでしまいました。 途中までちょっとライトな一般ファンタジー小説かなと思って読んでいたのですが、だんだんと謎めいた仕掛けが垣間見えるようになっていき、SFともファンタジーともつかないようなちょっと不思議なタッチのライトノベルなんだなと感じました。 これがデビュー作とは思えない力量で、文章を読んでいるだけで楽しく心地よい時間を過ごせました。 ただ、意識を現実に引き戻されるくらい、気になる点がいくつかありました。 旅の目的地に到着した後、敵対する勢力がすぐ後を追ってきている状況にも関わらず、策を講じている風もなく、見張りすら置かずに街を探索している様に思いっ切り引いてしまいました。 あれだけ聡明な小説家や傭兵を生業にしている者が、こんな愚かにも無策だったのは、演出上においてここでピンチになることが必要だったからとしか思えません。いきなり現実に引き戻されて、かなり引いてしまいました。 序盤で襲撃して来た盗賊に、いきなり心を許して、夜の見張りを任せて寝てしまっている主人公というのにも、あまりにもリアリティのないお花畑な展開にかなり引いてしまっていたのですが、これはちょっと呆れてしまうレベルに感じます。(まぁ、そもそも護衛が一人だけしかいないという時点で、リアリティのなさに目をつむらなければならないところですが。。) キャラクターのネーミングに出典があるのは別に構わないとして、物語の重要な役どころである失われた街の子供たちの名前がアーサー王伝説の登場人物の名前であること、苗字がゼロからトゥエルブまでの数であることで、コードネームであることを示唆しているものだとばかり思い込んでいたのですが、それがただの名前でしかなかったということを理解した時には、それに一体なんの意味があったのかと理解に苦しみました。(いや、今もってわからないんですが、、読み返したらわかるのかな。。) ネタバレになってしまうので詳しくは語りませんが、主人公のバックボーンもこれがなければこのお話が成り立たないのはわかりますが、そもそもなくて良かったんじゃないかと思います。 それがなくてただのファンタジーの冒険物語で、充分面白かったと思えます。 この設定によって、良質なファンタジーだったものが、ヒーローもののライトノベルになってしまったように感じます。 19世紀を模した世界にも拘わらず、ちょっとしたギミックによって本来は銃の支配する時代であるはずの世界で、剣によって戦われるファンタジー世界を構築しており、その設定がとても魅力的で面白かったと感じていたので、途中からいきなり物語が転換されてしまったことは、私としては残念に感じたところでした。 クライマックスの怒涛の謎解きも、私にはこのSF展開はいらなかったなと感じられました。 しかも事象によって描かれるのではなく、人物によって語られるだけというのは、ちょっと読んでいて退屈に感じられました。 ただ今後この設定が、世界の構築に生かされるのであれば、ちょっと面白い魅力的な世界が作られるかなと期待させられます。 異なる歴史の上に作られたこの19世紀のアメリカを模した異世界に、過去と現在と未来が混在する世界が(さらにこの異世界での異世界である我々の存在する世界によって)どう影響されて、どんな不思議な世界が形作られていくのか、そしてその中でどのような冒険が繰り広げられるのか、とても楽しみです。 欲を言えば、1巻ではこういった部分は語られず、剣と魔法ではなく、剣と産業革命以降の科学文明の世界のファンタジーで、ただ主人公たちが冒険するお話がゆっくりと時間をかけて描かれ、そして巻を重ねるごとに段々とSF的なギミックが追加され、この世界の謎が解き明かされていく、という展開をしていただけると、私としてはとても楽しめたかなと感じられました。 1巻にあまりにも詰め込みすぎてしまって、ちょっと走り過ぎてしまってもったいない、もっと長く楽しめたのになと思います。 なんか低く評価したレビューのようになってしまいましたが、登場人物達やその掛け合いもとても魅力的で、いつまでもこの世界にいたいと感じさせられましたし、異世界の冒険をとても楽しく疑似体験させていただきました。 個人的には読んでよかったと思いますし、対価に見合う価値があったと評価いたします。 傭兵と小説家にまた会いたいので、続編も必ず読ませていただきます。 楽しい時間をいただきまして、ありがとうございました。 | ||||
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カルロゼン氏推薦ということで読みました(実はカルロゼンの小説では「幼女戦記」より「約束の国へ」の方が好きだったりします)。 普通の小説とラノベだとラノベのほうを読むことが多いです(ロードス世代)。 政令指定都市の一番大きな書店にもなく、アマゾンでポチリましたが、分厚いですが全く気にならず読めます。 もうね、ツボにしっかり入りました。 是非ご一読いただきたい。 序盤は登場人物のテンポのいい掛け合いが楽しく、所々に伏線として散りばめられたものが徐々に回収されていく のですが、これが素晴らしくまたおじさん好みの内容でした。 少しだけネタバレ。 レビュータイトル「救いのない物語は存在しない」は、この小説の書き出しに小説家が語った言葉です。 この一言が通底しています。 最初から読み直しますが、続編も大いに期待したいところです。 | ||||
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内容はとても面白かったです。 ぐいぐい引き込まれるストーリーで主人公の傭兵も小説家も魅力的でした。 | ||||
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馬車と剣が幅を利かせるファンタジーの世界が舞台。登場人物は個性豊かな元傭兵3人組とドSの小説家 ヒロインのバーダロン。元傭兵である主人公ソードはひょんなことから、この小説家に帯同し「牙持つ獣 たち」が棲む山岳地帯へと向かう。尊大でサディスティックな小説家と言葉足らずの主人公の主従関係露 骨な会話が、物語に絶妙なスパイスを効かせている。 「滅んだ街」や「不死の怪物」など謎を探りながら、時折り垣間見せるSF的設定が、その後のサスペ ンスフルな展開を予感させる。国語辞典かと見まごうような分厚いページも全く苦にならず、読みふけ ってしまった。文句なく面白い。 | ||||
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普段はビジネス関連の書籍しか読まないのだけれど、とあるご縁があって手に取った。 いやー面白かったです。ページを繰る手がとまらない、とまらない。レビューでほかの方も仰っていますが、800P、まったく気になりません。そして、この終わったあとの寂しさと次なる冒険への期待感も他の皆さまと共有しているようでこれまた嬉しい限り。 もう何か少しでも説明するとネタバレするのではとヒヤヒヤしてしまうので、こういう時に言えるのは、もうただ一言、是非、読んでみてください、それだけです。 | ||||
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月並みではありますが、読み終わった後に記憶をなくしてもう一度読みたいと本気で思うほどに完成された作品でした。 あらゆるネタバレを排して、可能であればオススメされた事実すらない状態で読んでいただきたいです。 登場人物たちの謎と、物語の根幹をなす謎が最後に解かれて行く時には呼吸すらもどかしく感じるほど没頭して読み進めてしまいました。 800Pと長く思われるかもしれませんが、読み終えた時にはまた読み残しはないかと探ってしまうほど読みやすいです。 ぜひ続きが読みたいと思うので、興味がある方は是非! | ||||
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WEB版は未読、カルロ・ゼン氏が推薦とのことで気になり購入しました。想像以上の厚さに怯みながら、冒頭がスロースタートだったので「雰囲気を楽しむ感じかな」と勝手な先入観で読み始めました。 しかし、とある手記が登場した辺りから、ページを捲る手が止まらなくなり、ヒロインの過去のエピソードを読み終えた辺りで「これはただの雰囲気小説ではない」と気づき始めました。 終盤に差し掛かり、とあるページまで到達したとき、私の先入観は打ち砕かれました。物語が根本からひっくり返ったかと思うと、まったく新たな物語が目の前に現れ、その強烈なカタルシスに思わず鼻の奥が熱くなりました。かと思えば、そこからまるでジェットコースターのように全ての謎が解き明かされていき、気付けば私は最後のページにたどり着いてしまっていました。800ページもあった筈なのに。 謎にワクワクし、人物の境遇に胸が詰まり、どんでん返しに驚き、残り少なくなったページに寂しさを覚える…この作品には、そんなシンプルな「読書の楽しさ」が凄い熱量で詰まっていると思います。 これはたしかに、帯のカルロ氏の推薦文通り、読み終えたあとに無性に誰かに勧めたくなる本でした。 何よりこの作品のテーマは、小説を愛する人ほどグッとくると思います。 あとこの時世に価格を900円にしてでも世に問いたい、という出版社の気概が素晴らしいです。テーマと併せると尚更にグッと来ました。 | ||||
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