傭兵と小説家
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産業革命後、20世紀初頭のアメリカ(サンフランシスコ辺り?)を想定したような世界観ながら、魔法(と言っても聖なる力?)や異形の生き物などが跋扈する架空の時代・場所設定。 辺境の地を取材する小説家と、同行するボディガード(元傭兵)の冒険行となるが、何といっても800ページの長さには驚く。 しかし、残念ながら不要な心情描写が多いし、洗練されたり、しゃれた会話を目指したのだろうが、不自然な会話・言い回しが多くてキャラとの違和感が大きい。 この作者らしい、仕掛けやどんでん返しもあるものの、そこに行くまでが長すぎて驚きも薄められてしまう。 この内容であれば、この長さは必要なかった。 とはいえ、こちらを先に読んでいたら新人離れした世界 観やプロットをもっと純粋に楽しめたかもしれない。 それと特筆すべきはこのページ数、しかもカラーのキャラ紹介(ここらはコミックとの相乗効果を狙ったことかもしれないが)まであっての900円という破格の値段設定。 出版社の意気込みが伝わってくるし、その後を考えればその先見の明は見事。 | ||||
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いや、おもろすぎるやろ プレ値だけどあともう1冊買うわ 続編も買うわ | ||||
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滅多に見ない800頁に度肝を抜かれて購入。 よくある「なろう系」ではなく、正統派ファンタジー。 人物たちは苦悩し、困難を乗り越え、絆を紡ぎあげる。 いわゆるラノベではないファンタジーを読みたい方に推薦! ページ数は全く気にならず読み上げることが可能です。 一つ気になった点があるとすれば、今後の物語のためにしょうがないのかもしれませんが、最近作品を選ぶことなく「よくある話」が絡まなくてもよかったのかなぁと思いました。もっと純粋にこの世界観を愉しみたかったと感じた自分がいました。それだけの出来ということ。 星は五でもよかったのですが、あえて四で。 | ||||
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気になっていたのでセールのときに電子版を購入し、読み終わった。 ファンタジーものはあまり読んだことがなかったが、舞台となる世界が作りこまれていて面白いと思った。 ただ、その世界の歴史や人物の過去が登場人物の語りの中で明かされる部分は長いと感じた。 さらに、旅路がほぼ一本道であるため世界の奥行はあまり感じなかった。 様々な小説からの出典もある内容だが、人物の名前や章のタイトルにする意義はよく分からなかった。 自分の好きな小説なのに、端役というか、たいして意味を持たない扱いをされているところは嫌だった。 最後の最後まで驚く展開があるわけでもなかったが、主人公の名前は深く意味を持っていてそこはよかった。 全体的に堅実な話だと思った。 | ||||
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非常に高く評価したレビューばかりでしたので、タイトルやあらすじはあまり普段好んで読むようなものではなかったのですが、つい期待して大枚を投資してしまいました。買ってから少し間を開けてから読んだので、当初の期待を忘れて何の気なく読み始めたのですが、これがかなり面白く引き込まれて一気に読んでしまいました。 途中までちょっとライトな一般ファンタジー小説かなと思って読んでいたのですが、だんだんと謎めいた仕掛けが垣間見えるようになっていき、SFともファンタジーともつかないようなちょっと不思議なタッチのライトノベルなんだなと感じました。 これがデビュー作とは思えない力量で、文章を読んでいるだけで楽しく心地よい時間を過ごせました。 ただ、意識を現実に引き戻されるくらい、気になる点がいくつかありました。 旅の目的地に到着した後、敵対する勢力がすぐ後を追ってきている状況にも関わらず、策を講じている風もなく、見張りすら置かずに街を探索している様に思いっ切り引いてしまいました。 あれだけ聡明な小説家や傭兵を生業にしている者が、こんな愚かにも無策だったのは、演出上においてここでピンチになることが必要だったからとしか思えません。いきなり現実に引き戻されて、かなり引いてしまいました。 序盤で襲撃して来た盗賊に、いきなり心を許して、夜の見張りを任せて寝てしまっている主人公というのにも、あまりにもリアリティのないお花畑な展開にかなり引いてしまっていたのですが、これはちょっと呆れてしまうレベルに感じます。(まぁ、そもそも護衛が一人だけしかいないという時点で、リアリティのなさに目をつむらなければならないところですが。。) キャラクターのネーミングに出典があるのは別に構わないとして、物語の重要な役どころである失われた街の子供たちの名前がアーサー王伝説の登場人物の名前であること、苗字がゼロからトゥエルブまでの数であることで、コードネームであることを示唆しているものだとばかり思い込んでいたのですが、それがただの名前でしかなかったということを理解した時には、それに一体なんの意味があったのかと理解に苦しみました。(いや、今もってわからないんですが、、読み返したらわかるのかな。。) ネタバレになってしまうので詳しくは語りませんが、主人公のバックボーンもこれがなければこのお話が成り立たないのはわかりますが、そもそもなくて良かったんじゃないかと思います。 それがなくてただのファンタジーの冒険物語で、充分面白かったと思えます。 この設定によって、良質なファンタジーだったものが、ヒーローもののライトノベルになってしまったように感じます。 19世紀を模した世界にも拘わらず、ちょっとしたギミックによって本来は銃の支配する時代であるはずの世界で、剣によって戦われるファンタジー世界を構築しており、その設定がとても魅力的で面白かったと感じていたので、途中からいきなり物語が転換されてしまったことは、私としては残念に感じたところでした。 クライマックスの怒涛の謎解きも、私にはこのSF展開はいらなかったなと感じられました。 しかも事象によって描かれるのではなく、人物によって語られるだけというのは、ちょっと読んでいて退屈に感じられました。 ただ今後この設定が、世界の構築に生かされるのであれば、ちょっと面白い魅力的な世界が作られるかなと期待させられます。 異なる歴史の上に作られたこの19世紀のアメリカを模した異世界に、過去と現在と未来が混在する世界が(さらにこの異世界での異世界である我々の存在する世界によって)どう影響されて、どんな不思議な世界が形作られていくのか、そしてその中でどのような冒険が繰り広げられるのか、とても楽しみです。 欲を言えば、1巻ではこういった部分は語られず、剣と魔法ではなく、剣と産業革命以降の科学文明の世界のファンタジーで、ただ主人公たちが冒険するお話がゆっくりと時間をかけて描かれ、そして巻を重ねるごとに段々とSF的なギミックが追加され、この世界の謎が解き明かされていく、という展開をしていただけると、私としてはとても楽しめたかなと感じられました。 1巻にあまりにも詰め込みすぎてしまって、ちょっと走り過ぎてしまってもったいない、もっと長く楽しめたのになと思います。 なんか低く評価したレビューのようになってしまいましたが、登場人物達やその掛け合いもとても魅力的で、いつまでもこの世界にいたいと感じさせられましたし、異世界の冒険をとても楽しく疑似体験させていただきました。 個人的には読んでよかったと思いますし、対価に見合う価値があったと評価いたします。 傭兵と小説家にまた会いたいので、続編も必ず読ませていただきます。 楽しい時間をいただきまして、ありがとうございました。 | ||||
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