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預言
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預言の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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ダニエル・キイス最後の長編。9・11以降のテロへの恐怖とそれまでのテーマだった精神病者をミックスした新境地の作品です。しかし内容は大風呂敷を広げた割には浅い表現が多く、ソフトな文体もテロリストやスパイを扱ったストーリーには合っていないように思いました。 | ||||
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配送も梱包もしっかりしてとてもよかった。 ありがとうございました。 書店用の伝票がはいっているのが、きになります。 | ||||
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お気に入り?あまぞん、不可欠? いい感じ。 留年ちがう! 退学。 | ||||
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ダニエル・キイス、12年振りの新作。と言っても、彼の作品は、「アルジャーノンに花束を」しか読んでいないが、著者自身による前向上、即ち、サイコ・スリラーの手法を取りながら、9.11以後の世界情勢の緊張、混沌とした世界をテーマに、そこからの葛藤と解放を描きたいとの旨を読んで、興味を抱いた。 で、読み始めると、なるほど、これが本当に社会派サスペンスか国際謀略小説かと見間違うような展開。17NとMEK、実在するふたつのテロ組織が手を結び、アメリカへの大規模テロ攻撃を計画する。作戦のコード・ネームは"ドラゴンの歯"、鍵を握るのは、若く美しい女性境界性人格障害者レイヴン。恐るべき計画の全貌は、ノストラダムスの預言の如き暗号詩として、その脳部にプログラミングされている。彼女を追うハンターは、911で愛児を失ったFBI捜査官&ギリシャ警察のテロ対策女捜査官。と、まぁ、いかにも通俗的なプロットが盛り込まれる。 アテネ、イラク、オハイオと、それぞれの思惑を描写しながら、追う者と追われる者のチェイスにページが割かれるが、悲しきかなキイスはこのジャンルの作家ではない。ギリシャ神話をモチーフにした暗号解読は造詣がない者にはとっつき難く、また、派手なアクションとしても、緻密なサスペンスとしても、背筋が凍るスリラーとしても、今ひとつの出来栄えだ。終盤に、ようやく彼が書きたかったテーマが露わになるが、これとて、読み手の心を打つような類のものではない。結局、エンタメ小説にも純文学にもなれなかった作品。 レイヴンに感情移入も愛しみも感じられないのが致命的と思えるが、マルクス・レーニン主義の信奉者にして敬虔なイスラム教徒、4000人もの軍隊を持ち、主導権は女性たちであると言うMEKの少佐ファーティマのキャラ像が面白かった。 | ||||
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