■スポンサードリンク
フェイスゼロ とある殺人の行動心理記録
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
フェイスゼロ とある殺人の行動心理記録の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ヘルハウンドシリーズのファンなので予約して購入。主人公の名前がヘルハウンドシリーズに出てくるサブキャラクターと同じだったのでスピンオフかと思いきや、構成や文体を大きく変え、完全に独立した話だった。ヘルハウンド未読でも充分楽しめる内容となっている。昭和54年を舞台にした犯罪心理のサスペンス・ミステリー。今回は父親と息子の関係性に注目したというところか。 デビュー当時から個性が強いキャラクター造形には注目していた。最初から犯人がわかっているミステリーという、構成にこだわったキャラ描写・構成力に特化した作家という印象は今回も健在だった。主人公2人のそれぞれの視点からストーリーが交互に展開し、片側のみを読んでも成立するが、両方を読まないと事件の真相がわからないという面白い書き方にチャレンジしている点は工夫を凝らしており、安定を選ばない攻めの姿勢は評価に値する。 ほんわか系の作品で固めているメディアワークス文庫らしからぬ作者&イラストレーターなのでレーベルイメージに合わないという点でもったいない&レーベルの読者層にあわないという意味で星を1つ落とすが(多分別のレーベルの方がいいと思う)、話題になっている作家だけに見事というべきかページをめくる手が止まらず面白かった。犯人を追い詰めるシーンは手に汗握った。ヘルハウンドの続きが早く読みたいのが正直な感想。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!