ムゲンのi
評判
ムゲンのiの評価:
3.84/5点 レビュー 58件。 C ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 21〜24 2/2ページ
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本屋大賞2020ノミネート10作に選ばれたので読みました。
まず、ミステリー部分の全体的な流れは面白かったです。
ただ、謎の奇病で眠りから醒めない四人の患者を救うべく、
霊能力者である祖母から受け継いだ力で魂の救済〈マブイグミ〉をするべく、患者の夢の世界に飛び込み、魂の分身〈うさぎ猫のククル〉と一緒に戦う……という、ファンタジー要素が自分には全く合いませんでした。
霊能力を現す言葉が、情緒や歴史を感じる琉球言葉なのに、ヒロインの魂の分身は『うさぎの耳を持つ猫』で、ヒロインと普通に会話しながら、超能力を使う時には『にゃおーん』と言いながらビーム等を放ちます。
琉球言葉とは合わないメルヘンな世界観が浮いてるように思いましたし、
『うさぎの耳を持つ猫』が 『にゃおーん』と言いながらビーム等を放って怪物等と戦うという設定が、子供向けなアニメのようで薄っぺらく感じました。
巻末の作者の言葉で、なぜ 『うさぎの耳を持つ猫』が大活躍したのかという理由は分かりますが、それでも非現実過ぎます。
そして、ファンタジー要素の裏を考えていくと、下巻の序盤で真相が予想出来、予想通りだったので、驚きはほとんどありませんでした。
上下巻に分ける内容にも感じませんし、せっかくのミステリー部分が余計なファンタジー要素のせいで薄っぺらく感じて勿体無く思いました。
作者の『崩れる脳を抱きしめて』は個人的に凄く面白かったのですが、
今作は3年連続本屋大賞ノミネートに選ばれる魅力は一切感じません。
読みやすさは評価出来ますが、ミステリーに新たな要素を盛り込もうとファンタジーに手を出したら見事に失敗した駄作です。