電光石火 内閣官房長官・小山内和博
評判
電光石火 内閣官房長官・小山内和博の評価:
3.75/5点 レビュー 20件。 D ランク
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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電光石火 内閣官房長官・小山内和博の評価:
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今の沖縄基地問題について、おそらく筆者は、主人公の小山内官房長官に仮託して、「米軍基地周辺に勝手に集まりながら、出て行けという身勝手な住民」という事実を示唆しつつ、だが「しかし、米軍占領下では、基地のインフラに寄生しないと生きていけなかったのもまた事実」と別の現実をも示唆し、最後に「代々が受け継ぐ癒えない戦争の傷こそ、基地問題の本質である」と結論付けつつ、資金投下と箱モノ(本作では沖縄科学技術大学院大学構想)整備だけで沖縄が活性化し懐柔できるなど笑止と官僚をあざ笑う。沖縄地元民が入学しても地元に就職先はなく、そもそも統計的に入学水準にあるとは思えず、県外入学者に乗っ取られるとの予測も、統計が正しければきっとそうだろう。
沖縄人の反感のモトである米軍人の事件事故も、本土の米軍人(士官学校で学んだ陸海空軍人)ではない海兵隊、すなわち教育システムからして士官教育がなっていない、志願制の世の中の荒くれ者なのだから当然と説く。海兵隊ディスってんのか?と言われそうだが、確かに中にはそういう面もあろう。
私は共産党よりの穏健左派なので、在沖縄米軍は気に食わないが、政府や公安の冷めた視点から見れば、こうもややこしいことになっているとは気づかなかった。
それを知るだけでも買って読んで損はしないと思う。
でも、今どき銀座やステーキハウスで薀蓄を傾けるシーンなど、キザすぎて鼻につくので、1点マイナスして4点。