(短編集)

魔法使いは完全犯罪の夢を見るか

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評判

魔法使いは完全犯罪の夢を見るかの評価:

3.64/5点 レビュー 22件。 D ランク

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平均点3.64pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全24件 21〜24 2/2ページ
No.4
(4pt)

映像化ありき?

魔法使いが、リアルな事件に絡んだミステリ。

現実では、誰が犯人なのか分からずに捜査をしていく。数多ある物証から、犯人を割り出すので帰納的と言えよう。

一方、洞察力に優れた主人公が、犯人が見せた綻びをヒントに演繹的に捜査し、解決するパターンもある。

今回の作品は後者であるのだが、洞察力に優れた主人公は存在しない。魔法使いが繰り出す魔法により、平凡な刑事が犯人を知り得てしまう、という特殊なパターンを採用しているのだ。

東川篤哉と言えば、毎回々々ベタなギャグが繰り広げられるイメージがあるのだが、今作もベッタベタであった。(私はベタな笑いが好きだ)
トリックや伏線もしっかりしているモノが多く、楽しむ事が出来ました。
魔法使いは完全犯罪の夢を見るか? Amazon書評・レビュー: 魔法使いは完全犯罪の夢を見るか?より
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No.3
(5pt)

不思議な三つ編み少女の魔法使いマリィが活躍する本格ミステリー

本作には本物の魔法使いの少女が探偵として登場。魔法で事件の真犯人を見抜いてしまう。
著者の作品にこのような非現実的要素が取り入れられたのは初めてだが、実は、収録作4作品はいずれも犯人が最初から誰かは明らかにされている。完璧なるアリバイを持っている犯人にどのようなに犯行が可能かという部分は通常の本格ミステリーと同様にロジカルに謎解きはなされ、読者の期待は裏切られることはない。ベストセラー“謎解きはディナーのあとで”での男女逆転の趣はあるが・・・もちろん違う作品に仕上がっている。
不思議な三つ編み少女の魔法使いマリィが活躍する本格ミステリーは楽しめる。
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No.2
(3pt)

魔法使いの立ち位置が微妙

物語のはじめに犯人や犯行現場も描かれる,いわゆる『倒叙形式』と呼ばれる四編のミステリ中編集.
11-12年に『オール讀物』『オールスイリ』に掲載されたもので,書き下ろしは残念ながらありません.
会話や流れはパターン化されており,キャラを押し出した作風は『謎解きはディナーのあとで』のよう.

まず,気になるのは『魔法使い』になりますが,想像される「魔法で解決!」の類ではありません.
冒頭でおおよそを見せられるため,彼女の存在がこちらの推理をジャマするということもありません.
あくまでも魔法はアクセント,中編では語りきれない部分の『ショートカット』役といったところです.
以降は,刑事たちによる普通の(?)理詰めの解決編が展開され,ミステリの面白さは損なっていません.

反面,メインであるはずの魔法使いが,解決への『きっかけ』というのは『もったいない』印象で,
かといって,魔法を存分に使われる展開では,ミステリの楽しみが薄れそうで,ジレンマを感じます.
また,その魔法によって犯人を刑事の元まで連れてきたり,勝手に口を割らせたりすることはあるため,
ミステリとして『アンフェア』な部分はないはずですが,引っ掛かりを覚えることはあるかも知れません.

とはいえ,定評のある伏線の使い方は,倒叙形式でさらに生き,アリバイ・トリック崩しの楽しさは十分.
シリーズ化されるそうなので,この先,魔法使いとミステリが,うまく馴染んでくることに期待したいです.
魔法使いは完全犯罪の夢を見るか? Amazon書評・レビュー: 魔法使いは完全犯罪の夢を見るか?より
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No.1
(5pt)

倒叙ミステリーの傑作シリーズがまたひとつ誕生!!

烏賊川市シリーズでコメディーミステリーの秀作を世に送ったあと謎解きはディナーのあとでシリーズでは安楽椅子探偵パターンにチャレンジし今度の魔法使いシリーズでは倒叙ミステリーにチャレンジしていずれも謎解きの面白さを満喫させてくれます。本来魔法使いのいるファンタジーの世界で本格ミステリーは成立しないけれど名探偵コナンがドラえもんのいるようなSF世界で主人公の設定以外は普通のミステリーとして読めるお約束を設定してレベルの高い本格ミステリーを生み出すことに成功したのと同様に倒叙ミステリーとしてのレベルは十分ミステリーマニアを満足させてくれます。犯人が一見「完璧」な犯行を実行し探偵役が「矛盾」をみつける面白さ。とかく殺人を題材にするために重苦しくなりがちなミステリーを不謹慎なほどのギャグで軽く読ませるのも現代的傾向です。今回は安楽椅子パターンではないので映像化も忠実にしやすいのでできるだけ早くドラマで見てみたいとも思います。レベルを落とさずにシリーズを続けてもらいたいです。
魔法使いは完全犯罪の夢を見るか? Amazon書評・レビュー: 魔法使いは完全犯罪の夢を見るか?より
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