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謀殺のメッセージ



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【この小説が収録されている参考書籍】
謀殺のメッセージ (広済堂ブルーブックス)

謀殺のメッセージの評価: 3.50/5点 レビュー 2件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(5pt)

お勉強させていただきました

週刊文春1986年 国内6位

毎朝新聞の記者 山田と、T大の学生 椎名は、ラオス行きに際して、1961年行方不明となった辻政信の調査協力を約束する。椎名は、恋人のラオス大使 長島の娘 寿美とともに、大使館に寄寓して、当時の関係者の聞き取りを開始する。その最中、大使館の一室で、フランス人の絞殺死体が発見される。 ・・・

1968年当時の政情不安定なインドシナを舞台として、実在の人物の失踪事件をからめた国際謀略小説となっている。作者の大使館勤務の経験が、いかんなく発揮され、街の息づかいが聞こえるよなリアル感がある。辻政信を知らなかったし、当時の国際情勢にも疎いんだが、ノンフィクションといわれても違和感はなかっただろう。ストーリーと、筆致がマッチしていて、無駄を廃した硬質な印象を受ける。ページ数は多くはないけれど、重量感たっぷり。

国益を重視した外交ってこうなんだ。う〜ん お勉強させていただきました。
謀殺のメッセージ (広済堂ブルーブックス)Amazon書評・レビュー:謀殺のメッセージ (広済堂ブルーブックス)より
4331052362

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