呪いで殺人は合法? 超常現象による犯罪を法で解決するのは、警視庁呪詛対策班。

第五皇子の生誕で勢力図に大きな変化が生じた後宮で、女医の李翠珠(りすいしゅ)は日々の診察に励んでいた。

成都(せいと)随一の高級旅館、張家楼(ちょうかろう)。

怪異か、人間の仕業か? 怪事件の真相を「視る」 明治三十九年。結界都市・帝都近郊の川から風変りな死体が上がった。

史上初の女性陰陽師として、鑑識技術を活かし、兄の朔也とともに怪異が絡んだ不可思議な事件を解決に導いた詠美。

小鹿の母・多治比文緒が島脱けした！　行方は杳 として知れず、帝は追捕命令を出した。

フレンチより居酒屋、ワインよりも日本酒、というおじさん女子、園羽純。

「彼女の悲しい声が 　聞こえるんだ」 落下し続ける自殺霊による消失事件。

フリマアプリで、「カシル様専用」として箱を出品すると、必ず落札される――。

行き場もなく夜の街をさまよっていた家出少女チル。ある夜、路地裏に突如と降ってきた黄金の髪を持つ美しい男。

嘘だ――。その光景を前にして、薬師・空洞淵霧瑚（うろぶち･きりこ）は目を疑った。

奥嵯峨にある小さな寺の住職が、両手首を切り落とされるという異様な姿で殺害された。

明治29年（1896年）東京。

徐々に活動の成果を認められ始める潜入班。 ある日彼らの元に、似通った内容の調査依頼が複数舞い込む。