発行日：2024年03月13日

出版社：光文社

ページ数：432P

【あらすじ】

純愛×理系×ファンタジー！　三つの要素が響き合い、かつてない世界観の物語が登場！ 幼馴染の陽菜を襲う病魔！　特効薬を作り出したい拓眞。 理学部に通う栗生拓眞と農学部に通う桃瀬陽菜は、同じサークルに所属している。陽菜はサークルの「姫」であり、二人が幼馴染であることは秘密だ。 陽菜が倒れ、拓眞は、研究テーマを変えていた。医学部の橘から陽菜を一緒に救う方法を見つけようと持ちかけられ、治療の鍵となるタンパク質を探すことにしたのだ。しかし、一介の学生にできることは限られている。失敗を繰り返すだけの実験が続く。 そんな拓眞の前に現れたのはカミサマと名乗る少年。 「この化合物じゃあ、ＧＰＣＲのリガンドにはなり得ないよ」 戦く拓眞に与えたのは、一つのアプリーー。 友情と愛情、治療に必要な新しい化合物、そして、「カミサマ」だという少年。 何故、陽菜が病に倒れたのかが明らかになったとき、事態は新たな局面を迎える！