発行日：1989年09月30日

出版社：角川書店

ページ数：244P

【あらすじ】

2月下旬から5月にかけて、静岡県沼津市内で、一人歩きの女性を狙った「夜の狼」が出没し、世間を恐怖に陥れた。一方静岡市内で、火災が発生し、3人の殺人死体が発見された。およそ1年後、保科が駅で具合の悪くなった友貴を看病したことから、2人は同棲するようになった。だが、彼女には忌しい過去があった―。2つの事件と2組の男女が複雑に交錯し、背後には事件の思わぬ真相が…。書下し本格推理。

発行日：2005年04月15日

出版社：講談社

ページ数：288P

【あらすじ】

一人歩きの女性を狙う通り魔に、老舗和菓子屋強殺放火犯。それぞれの事件で愛する者を喪った二人の若者が邂逅したとき、凍結していた事件が動きだす。深海の迷路のように錯綜する現代を映し、複合犯罪の糸はもつれにもつれ、ついに浮かび上がる予期せぬ犯人像。その残酷な真相に、あなたは耐えられるか。