発行日：1998年02月28日

出版社：新潮社

ページ数：318P

【あらすじ】

臨床心理医アレックスと恋人ロビンは、南海の孤島にやってきた。島に住む老医師から臨床データの整理を頼まれたのだ。二人は、かつて日本軍が本部にしたという立派な屋敷に案内され、楽園生活を楽しむ。しかし不気味なクモ園を見せられ、食人を思わせるバラバラ殺人の話を聞き、ビキニ核実験のエピソードに接するうち、半分基地のこの島が恐ろしい秘密を隠していることに気付く―。

発行日：1998年02月28日

出版社：新潮社

ページ数：317P

【あらすじ】

島の将来を託そうと、老医師が息子のように世話してきた看護人ベンが、殺人容疑で逮捕された。アレックスは医師のたっての希望で彼に面会するが、状況は圧倒的に不利だ。やがてある嵐の夜、健康に不安を訴えていた医師の姿が消える。彼が遺した言葉を手がかりに、必死に行方を探すアレックスたちの前に現れたものは―。密室の謎解きと驚愕の結末が楽しめる異色作。