お稲荷さまの謎解き帖
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| 短編ながらも引き込まれる設定と文章で面白かったです。 | ||||
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| 稲荷神社のやわ神――稲荷神が、選ばれし誉人の願いを叶えるために奔走するお話。 ミステリー仕立てなので続きが気になり、ページをめくる手が止まらなくなる。 一話完結。一話で必ず一度は涙腺がゆるむ。個人的には最終話(第四話)が圧巻だった。 人間のことがよくわからないために、ちょっとずれててKYで、でも愚直で一生懸命な稲荷神(=イナリさん)。読了後はすっかりファンになっていた。かっぱえびせんいっぱい供えてあげたい(笑) 流れるような心地よい文章、伏線回収の見事さ、一話ごとのストーリーの完成度の高さなどから、新人賞とはいえ作者はかなりの手練れだと感じた。一方で、登場人物の口を借りて語られる作者の伝えたい「想い」の熱量から、これがデビュー作ということに納得する。 全四話だが、その一話一話に、人間として幸せに生きるために必要なことが、散りばめられている。 「大切なものは毎日の生活の中にある」というのは第一話の誉人、サヨコの言葉だが、私たちは好きなものを数えずに、「あの人が嫌い、これが嫌あれが嫌」と日々、嫌いなものばかり数えてしまっていないだろうか。 他人からバカにされたり反対されたりするのを恐れて、「好きなこと」を「好き」と言えずに自分を誤魔化し、勝手にくすぶっていないだろうか。また、「私はこれくらいの人間」と自分で自分の能力に上限をもうけておきながら、各分野で活躍している人たちをうらやんだり妬んだりしていないだろうか。たくさんの豊かなものを持っていながら、欠けているものばかりにこだわり、それを生まれ育ちや親のせいにして不幸を嘆いていないだろうか……。 稲荷神の視点になって、本当に人間って面倒だなぁ。バカバカしいことしてるんだなぁ…なんて思いながら読んでいると、「私」の人間の部分がゆるんでフッと楽になる。そんな読書体験をした。 しかしそんな愚かで面倒な人間に対する稲荷神の眼差しは、どこまでも優しい。 「あの者たちは、自分で自分を幸せにする力を持っている。だから俺たちは、人間を信じてやろうじゃないか」 最終話で稲荷神は言う。 それは長年人間として生き、人間に対する洞察力を深めてきた作者そのものの実感なのかもしれない。 | ||||
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