寒雀

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種別
長編
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あらすじ

2007年03月01日 寒雀―照降町自身番書役日誌 (廣済堂文庫) (廣済堂文庫 い 12-2 照降町自身番書役日誌)

武士を捨て喜三次が照降町自身番書役になってから4年近くが経つ。今では住人たちと心が通じ合うようになりすっかり町人の顔つきになった。今日も自身番に持ち込まれる苦情に耳を傾ける。そんな喜三次に好意を寄せる魚竹の娘おゆき。胸に抱きしめたいと思う心の裏に、過去の深い疵を抱え今一歩前に踏み出せない。せめて亡き友の妹香苗が幸せに暮らしているとわかれば…。喜三次の胸は鋭利な刃物で切り刻まれるように悲鳴をあげる。市井の人々の情愛を描く書下ろし時代小説シリーズ第二弾。(「BOOK」データベースより)

評判

寒雀の評価:

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寒雀の総合評価:

8.00/10点 レビュー 4件。

感想一覧

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Amazonレビュー

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No.4
(4pt)

照降町自身番書役日誌シリーズ第2弾

数ヶ月振りに読み直してみた。1冊目が主要人物の境涯を明らかにする目的を持って、著された側面もあったが、シリーズ2冊目となる本書では、一歩踏み込んで喜三次の周りで起きる事件を通して、人の心の動き、複雑な思い、或いは生きることの切なさ、哀しさ、苦しさを描いている。3冊目の「虎落笛」が喜三次から照降町の木戸に物語の中心を移していることに比べると、若干物語の幅が狭いような印象を受ける。まだ著者の肩に力が入っているように思われる。
 しかし、だからと言って本書の水準が低い訳ではない。第3話の「大風のあと」で描かれた猫次屋の親子の情愛、一人として血の繋がりのない家族愛に、思わず涙がこぼれた。著者の鋭い人間観察に裏打ちされた短編集だと感じた。時代小説が好きな方には、ぜひ読んでほしいシリーズの一つに数えられる。
寒雀―照降町自身番書役日誌 (廣済堂文庫) (廣済堂文庫 い 12-2 照降町自身番書役日誌) Amazon書評・レビュー: 寒雀―照降町自身番書役日誌 (廣済堂文庫) (廣済堂文庫 い 12-2 照降町自身番書役日誌)より
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No.3
(5pt)

人が生きていく事の哀しみ、それでも耐えて笑っている人の美しさ。

題1話から題4話まで全ての話が切なく胸に響きました。表題にもなっている題4話寒雀も泣けました。知らぬ間に手ひどく人を傷つけている事もある、傷つけられても優しい心を持ち続け、傷つけた相手を救おうとする人もいる。仙三はどんくさいし嫁ももらえない貧乏な男だけど、子供のように無垢できれいな魂を持った男だと思いました。読後、爽やかな風に吹かれたような小説でした。
寒雀―照降町自身番書役日誌 (廣済堂文庫) (廣済堂文庫 い 12-2 照降町自身番書役日誌) Amazon書評・レビュー: 寒雀―照降町自身番書役日誌 (廣済堂文庫) (廣済堂文庫 い 12-2 照降町自身番書役日誌)より
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No.2
(4pt)

照降町自身番所役日誌シリーズの第二弾

第一弾を読んで今後の展開が楽しみと思い、第二弾を手にしたが、期待に違わぬ良い作品が4篇収録されていた。どの作品も様々な人間模様と各々の心理が丁寧に描写されているのが特徴だ。特に第二話の「ででふく」は捨てられた男を一途に想うおてるが哀れで、これでいいのかと次の展開があるのかどうか、とても気になった。また主人公の喜三次とおゆきの関係もなかなか進まないが、こちらも喜三次の気持ちの整理は簡単につきそうもなく、次回以降のお楽しみだ。
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No.1
(3pt)

どこか切ないが人情で救われる

誰でも人に言いたくないことや悩みがあり、今は言えないけど時期が来たら言えることもある。
それを見守れるのが下町の人情かな
寒雀―照降町自身番書役日誌 (廣済堂文庫) (廣済堂文庫 い 12-2 照降町自身番書役日誌) Amazon書評・レビュー: 寒雀―照降町自身番書役日誌 (廣済堂文庫) (廣済堂文庫 い 12-2 照降町自身番書役日誌)より
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