母子燕
- 出入師夢之丞覚書シリーズ (3)
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今井絵美子女史の新シリーズ。連作短編時代小説。主人公は半井夢之丞。28歳、浪々の身の上で、母の真沙女と裏店に二人暮らし。実入りのない道場の師範代の傍ら、出入師として喧嘩や揉め事の仲裁をして口銭を取ることを裏の生業としている。 この小説の第一の良さは、女性を実に巧みに描いていること。例え15歳の小娘にしても、その歩んで来た人生を所作や言葉の端々に匂わせるかのように描き出していること。だから存在感がある。作り物と分かっていても引き込まれる魅力を備えている。 第二の良さは、江戸の町の描写が美しいこと。色、光、佇まいなど目に見えるもは勿論、温もり、香り、風といった目に見えない物までが伝わってくる描写は鮮やか。 時は幕末、尊皇攘夷の風吹き荒れる中、夢之丞の前途も波乱が予想されて、続編への期待が高まるところ。時代小説ファンにはお勧めの1冊です。 | ||||
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