なまづま
- ホラー (64)
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| この小説は「におい」が重要な役割を果たしている。小説や映画では人間の五感のうち「におい」の描写がないものが多い。本作ではヌメリヒトモドキの放つ悪臭の描写が丁寧で、読んでいると自分にもにおいが移ってしまいそうになるところが秀逸。ただ人物の心理描写がほとんどを占めているので読むのが辛いのが最大の欠点。 | ||||
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| テーマは面白いと思ったが、後半は同じようなシーンが多く退屈な場面が多かった。 読み終わった後もあまり心に残らなかった。 | ||||
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| 前半は期待以上。 文章は、割と読みやすく、巧さのようなものも感じました。 だが、中盤、あまりにストーリーが進まない。 妻への愛の長たらしい一人語り。 後半、数ページで、どんでん返しがありますが、そこは、伏線も効いて面白かった ただ、ストーリーらしきものが薄すぎる。 サイエンスホラーか、と期待しつつ、長い中盤を読み進めるが、 物語としては、ミイラ取りがミイラになった、というだけ。 奇抜な設定にしては、物語がこじんまりとし過ぎ。 ホラーの娯楽小説というより、 妻への愛を語りに語り、最後に愛の真実に気付いて ハッと我に返る中年男の一人語りだった、という読後感。 起伏のない回顧録を、最後まで読ませる小説に仕上げたところは才能があると思う。 小説としては★4です。でも、 娯楽小説としては退屈かも、と、辛めの2にしました。 作品自体の読ませる力は凄く感じました。 今後への期待は、大きいです。 | ||||
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| そのこなれていない文章に最初は違和感も持ったが、これが粘着質のあるドロドロ世界に実にマッチしていた。 読みながら幾度となく吐き気がこみ上げてきた。 妻の描写が少し男性的目線過ぎるのではないかというきらいもあった。だが、途中から妻の違う一面も現れ始め、それが最後のひねりのきいた展開に繋がっていたので、唸った。 まだ24歳ということで、将来楽しみな作家だ。 | ||||
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| 怖さは何も無かったです。 ただ、大きな痰のようなぬめりを飲み込むほどにヌメリヒトモドキを愛する主人公に気持ち悪さを感じ、 想像すると食欲が落ちました。 ほかの方が仰っておられます様に確かに読みやすい文章ではなかったのですが、 このねちっこい文章に、主人公の優柔不断さ、 ありのままの妻でなく自分の都合の良い感情のままの妻を愛し続ける執着心の強さが増された気がします。 こちらのレビューにて「最後の一文が秀逸」という、 この最後がどうしても読みたくなり読んだのですが、本当でした。 こうきたか、と思いました。 | ||||
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