雀荘迎賓館最後の夜
- ギャンブル小説 (1)
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ところどころに散りばめられた麻雀とは関係ないウンチクかペーソスか分かりませんが、個人的に趣味がメチャ合いました。麻雀は大学とサラリーマン時代に楽しみましたが、現在はご無沙汰です。そんな私でも物語終了前の半荘は定番の成り行きでしたが程よい緊張感に包まれました。昭和の空気感を彷彿させる麻雀以外のテーマの小説も期待してます。 | ||||
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雀荘の女主人を含め6人の主役に、順繰りに焦点を当てながら、物語はしっとりと進行して行く。その筆使いは登場人物への愛に満ちている。 優れた小説は好きな音楽と同じで何度も読んでしまう。そして読む度に新たに感動する。作者の詳細は公表されていないが、どんな人なのだろう。ただ者とは思えない。 | ||||
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阿佐田哲也、白川道、伊集院静、西原理恵子、片山まさゆきなど当時はギャンブル小説(漫画)の一分野として「麻雀モノ」は確立されており、地上波やスポーツ新聞にも麻雀コーナーがありましたし、オフィス街の雑居ビルにも必ず雀荘がありました。 しかし4人を集め長時間浪費し、時々賭けに対する警察の手入れがあったりして徐々に衰退しました。暇つぶしの大学生が集う学生街の雀荘だけがかろうじて生き残っていました。 当時は極めてダークな設定であり、「積込み」「イカサマ」「(他人のふりして仲間うちでサイン交換によりひとりを負けに追い込む)通し」などほぼ廃人たちが繰り広げる殺し合いに近い金の争奪戦がメインでした。 しかし本作の主人公たちは正業を立派にこなすビジネスマンと学生であり教養あるれる常識人でした。彼らの台詞が暑っ苦しいかもしれませんが、なんといっても「3無い(賭けない、吸わない、飲まない)」「健康」「シルバー」「プロスポーツ」麻雀全盛の現在だからこそ小説として成立したのかもしれません。 | ||||
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読み進める中で、これは幾度か読み返すことになるだろうと感じた。麻雀を中心にそれぞれの人生が丁寧に描かれており、登場人物は皆品が良いが個性のある、何とも素晴らしい空気感の雀荘が目の前に立ち上がってくる。 麻雀ドップリではないので、麻雀放浪記と並べるとやや誤解を招くように思うが、優れた麻雀小説であることには変わりなく、読み終えたあとの何とも言えぬこの複雑な気持ちを持つ読後感は、まさに言い表しにくい悦な時間だと感じる。 傑作小説。この作者の別の作品をぜひ読んでみたいと感じさせる作品。 | ||||
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