水平線の男

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長編
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あらすじ

1963年01月01日 水平線の男 (1963年) (創元推理文庫)

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評判

水平線の男の評価:

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水平線の男の総合評価:

6.67/10点 レビュー 3件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.3
(3pt)

期待しすぎた伝説の作品

ある大学で教授が殺され・・・というお話。

この小説は本格推理小説の名作で、尚且つなかなか復刊されずに、名前だけ一人歩きしていた作品として有名ですが、この度読める機会があったので読んでみました。

読後の感想ですが、期待しすぎてあまり衝撃は受けませんでした。書かれた頃は斬新だったとは思いますが、今(2022年くらい)に読むとありきたりな内容と受け取られても致し方ない、というのが正直な感想です。

この小説が発表されたのが1947年という事で、原著刊行から75年くらい経っております。今の視点でよむと、些か厳しい点数になってもやむを得ないと思われます。書かれた当時から30年くらいは斬新で画期的な物だったとは想像できますが。

似た傾向の作品の名前を挙げると、勘のいい人にはすぐに判ってしまうネタなので、何も挙げられませんが、広義のサスペンスだと思いますので、本格推理小説としては期待しない方がいいです。

期待しすぎた伝説の作品。お暇ならどうぞ。

※ 因みに、古書を購入して読んだのではなく、国会図書館のデジタルコレクションで読みました。
水平線の男 (1963年) (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 水平線の男 (1963年) (創元推理文庫)より
B000JAI0Q2
No.2
(5pt)

アカデミックなアプローチによる異常心理ミステリ

The Horizontal Man(1947年)
 アメリカのとある女子大に勤務する美男の英文学助教授が教員宿舎の自室で撲殺されます。被害者の交友関係から、犯人は女性で、おそらく愛人らしい。彼に一方的な恋慕を募らせていた内気な女学生、美人だが高慢な同僚の助教授、あるいはほかに知られざる愛人がいたのか?
 女学生モリイが心を病んで警察に殺害を自白してしまい、学長は大学の汚名が広がるのを食い止めんと学生たちに箝口令を敷きますが、パブで酔った女学生が地元記者にうっかり関係者名を明かしてしまいます。一緒にいたもう一人の女学生ケートは責任を感じ、記者を学長に対面させたうえで、真相究明への協力を取り付けます。記者ジャックはこの不器量だが冷静で知性的でもあるケートにぞっこん惹かれ、ケートのほうは下司を装うも実は誠実なジャックに惹かれ、ときには無茶も厭わない探偵行の間に親密さを増してゆく過程は実に楽しい。
 一方で事件のほうは、それぞれに劣等感を抱える男性教授ふたりに内気な女学生モリイ、美人助教授フレッダの心理と行動を交互に追い、各人の性格が明確になってきます。モリイの独白シーンでは 現実と妄想の区別があいまいで、しかもそれがモリイの自然なものの見え方であることに納得がゆくように、的確で多彩な比喩を使ってうまく表現されています。このモリイの妄想に憑かれた行動によって、ある人物の驚くべき別の顔が浮かび上がってくるのです。
 正直、作者があまり隠そうとしていないこともあって、全文の半ばで犯人の目星はついてしまいます。意外性を狙うなら、ミラーの「狙った獣」やマクロイの「殺す者と殺される者」のほうがうまく処理できていると言えますが、ユースティスの本作の特徴は サプライズよりも異常心理学ともいうべきアカデミックなアプローチでこの作品全体を仕上げているところにありそうです。
 なお、本訳書には以前から重大な誤訳が指摘されている部分があります。第1章の最後、犯行場面の描写に火搔き棒の一撃が、あたかも頭上から振り下ろされ、頭蓋骨を打ち割って頭蓋骨の底まで達したように描かれています。原文からは、突き上げられた凶器が頭蓋骨を下から破壊したとするのが正しいと言われています。確かにこれは犯人の背丈や腕力を推し量るうえで誤認を招く差異ですね。
水平線の男 (1963年) (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 水平線の男 (1963年) (創元推理文庫)より
B000JAI0Q2
No.1
(4pt)

相当な衝撃を受けたサイコスリラーですが

1940年代後半の刊行で、たぶんサイコスリラーの奔りに位置づけられる作品。
ラストに相当に強烈な印象が残っているものの、細部の記憶はもう朧気なので、いずれ再読してみるかー。
犯行シーンの描写に重大な誤訳があると巷言われているので、そのへんも確かめたい。
復刊されないのは誤訳のせいなのかなあ?
水平線の男 (1963年) (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 水平線の男 (1963年) (創元推理文庫)より
B000JAI0Q2
No.0
(2pt)

たいしたことない

発表時に問題となったほど奇想天外なトリックと聞き、何時かは読みたいと思っていた。幸い横浜中央図書館に別冊宝石119号(地平線の男として収録)があることが分かり、取り寄せてもらって読んだ。

結論からすると読む価値はない。当時は奇想天外だったかもしれないが、今となっては陳腐以外の何者でもない。西尾維新の小説に“今さら〜でもあるまいし"と書かれているほど。トリックと呼べるものでもないし、犯人を推理する伏線もない。

そして、小説としても面白いものではなかった。

本書は30年以上前の月間プレイボーイで犯人が奇想天外な推理小説として一位に選ばれて以来、尾ひれが付いてプレミア価格となったように思う。文庫も国会図書館に蔵書されてるし、別冊宝石119号も図書館によっては蔵書されている。それを借りて読めば充分と思う。個人的には時間の無駄だったと思ってる。

“水平線の男”と“地平線の男”とは訳者が異なります。“水平線の男”は誤訳だらけだそうです。
水平線の男 (1963年) (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 水平線の男 (1963年) (創元推理文庫)より
B000JAI0Q2

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