私たちは25歳で死んでしまう
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人類の平均寿命が25歳になってしまった、遠い未来のディストピア社会で生きる女性たちを、6つの連作短編で綴った小説。 種の生存のため、人類は戦争をやめて統一政府を樹立。コンパクトな都市空間に密集して住み、生殖活動を最優先とする管理社会が築かれていた。人々は15歳になると、統一政府の定めたマッチングシステムで決められた異性と強制的に結婚させられ、自由恋愛は禁止。短い余命の中で多くの出産が奨励される。生んだ子供は半年で政府に取り上げられ、出産の実績に応じて受けられる社会福祉サービスに差がつけられる… といった、薄ら寒くなるような暗黒社会が描かれているが、本作は、こうしたディストピア社会での冒険活劇ではなく、その中で生きる女性たちの揺れ動く心情に焦点を当てた恋愛小説・青春小説といった色彩が強い。これまでライト文芸を主に手掛けてきた作者らしく、平明・簡潔な文体で読みやすさも申し分なかった。 特に素晴らしいと思ったのは、過酷な環境下であっても、より良い人生を生きようと希求する女性たちの純粋な気持ちや、届かなかった想いなどが丁寧に表現されていたことだ。いつの時代も、どんな環境であっても、人間らしさを失わず、真摯に人生と向き合う女性たちの姿に、読後は切なさでいっぱいになった。この設定で、第2弾、第3弾もぜひ読んでみたい。 | ||||
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感想文の書き方、誰か教えてください…!! この感動とも悲しみとも希望とも言い表せない感覚を、何と表現したらいいのか、わからないのです!!! …っていうのが、書き表せる限界の、感想ですかね…。 (以下、日を改めて落ち着いてからの感想です拙いですけど) 最初の物語から二話のあたりでは、星新一先生のショートショートみたいな、少し不思議な物語、SFな感じかな?と読み始めましたが、読み進めるにつれて、ちょっと感じ方が変わってきました。 こちらは、現在の世界が変わってしまった次の世界、という設定で、現在の常識・社会の土台というものがガラッと変わってしまった世界設定なんですけど、やっぱり人間の心配とか不安とか不満とか欲望とか疑問とか衝動とか、そいういうものは世界の土台がどうであっても、変わらないんじゃないか、そういうふうに感じました。 読みながら、世界社会の土台設定は違うのに、「ああこれ、自分も思ったことある・思っている・思うな」と共感することが、とても多かったです。 今回は最初から紙本で購入して、「さあ読むぞ」と置いておいたら先に娘(小学5年生)に「表紙のイラストがきれいっ!」と先に読まれてしまったのですが、まあ感想を聞いてみたら、ぽかんとした感じで何となく「うん、面白かったよ」でした。 追いかけて自分が拝読すると、やはり、一定年齢以上の女性向けの物語だなとは思いました。 小学5年生では、読むことはできても、感じることがちょっと難しかったのではないかと。 (親が思う以上に読んで感じることはあったのかもしれませんけど) 読み手の内側にあるもので、共感した!とか感動した!と感じるものも、千差万別なんだろうなと思う物語でした。 最後の物語の終わりの部分。 果たしてこれは、未来に希望のひかりが見えているのかいないのか。 この終わりの受け取り方も、読み手によって大きく異なるのではないか。 きっと、そうなるように絶妙巧妙に創られている…! そんなふうに、じんわりと感動して読み終えました。 でもやっぱり、読み終えてからまずは「ああああああ!!!」としか声にならない、この感動は、忘れられません。 ああ、面白かったーーー!!! TLや恋愛小説もいいけど、やっぱり砂川先生のこちらのレーベルの小説は、かっこよかったです! ゆっくりじっくり、もう一回読もうっと♪(*^▽^*) 砂川雨路先生、素敵な物語をありがとうございましたっ! | ||||
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