新米フロント係、探偵になる
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ストーリーは良いと思いますが、人物 描写が複雑過ぎてちょっと勿体なく感じました。 | ||||
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コージーミステリですが、このレーベルっぽくなく落ち着いた雰囲気。 このレーベルのちょっと抜けてるノリが好きな人は注意かも。創元文庫の方のユーモアミステリっぽい感じか。 ヒロインがメンヘラというわけでは無いが病んでいるのも好み分かれるかも。 キャリアウーマンやバツイチヒロインで元気がある感じでは無い。 頭良すぎて考えすぎてる感じのヒロイン。 伏線回収はスッキリ 洋書では日本人受けしそうなコージーもまだまだいっぱい未訳があるので、何故これが選ばれたか謎。個人的に嫌いでは無いが他にも訳してもらいたいの結構ある。 貧乏お嬢様がウケたからヒストリカル路線探してるっぽいが、個人的に好みなのは動物が出てきて飲食店舞台の力抜けてるコージーなんだよなぁ…。 | ||||
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「歴史と秘密のホテル① 新米フロント係、探偵になる “Murder at Hotel 1911”」(オードリー・キーオン コージー・ブックス)を読み終えました。 "ホテル1911"でフロント係として働くアイヴィー・ニコルズ、28歳が主人公。そして、もう一つの主役は、テネシー州、チャタヌーガにあるそのホテルそのもの。かつて隆盛を誇り、グレコローマン美術に彩られたモロー家の屋敷が、売りに出され、現オーナーのクラリスタが由緒あるホテルとして復活させました。 その日、アイヴィーがフロント係として応対している間、クレームをつけてくる、決して良い客とは言えないアメリアが宿泊しますが、彼女には甲殻類アレルギーがあって、アイヴィーはその対応に追われます。がしかし、翌日、アメリアはアレルギーのアナフィラキシー・ショックによって、死亡してしまいます。容疑者は、ホテル・シェフのジョージ。果たして、彼が犯人なのか?それとも、宿泊客の中に犯人はいるのか?<Why-Done-It>は?にわか探偵のアイヴィーは、料理人・ジョージへの親愛の思いから、この事件を解決しようと目論見ます。 表紙絵を含む<コージー・ブックス>への思い込みからか、もう少しユーモアの強い、緩いパズラーなのかと思いながら読み始めましたが、期待以上にロジックがしっかりと構築されています。 また、主人公・アイヴィーのキャラクターがとても麗しいですね。大学をドロップ・アウトして、パニック障害に苦しみ、"ホテル1911"への因縁もありながら、アイデンティティへの確認作業を強いられるような今回の事件。その苦悩と、病からの回復が瑞々しく描かれていると感じました。(彼女は、実の「父親」、ホテルの支配人、ミスター・フィグ、シェフ・ジョージと羨ましいほどの良き<父性>に取り囲まれています。) キーワードは、<ユング>。そして、その<シンクロニシティ>が織り成す心の綾が読みどころなのかと思います。パズラーとしては、特筆すべきことはありません。良き心は、良き偶然性を生成します。それは、アイヴィーを取り巻く良き人々によって、そしてアイヴィーがそのことを感じ取ることによって、事件の解決を導き出すことにつながります。同じホテルつながりで2020/12月に読んだ「ホテル・ネヴァーシンク」ほどの重厚さはありませんが、(既に次作が書かれているようですが)アイヴィーの「成長物語」として次作を期待したいと思います。売れますように。 | ||||
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