(短編集)

おかしなことを聞くね



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    初公開日(参考)1992年12月
    分類

    短編集

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    おかしなことを聞くね ローレンス・ブロック傑作集1 ローレンス・ブロック傑作選

    1992年12月09日 おかしなことを聞くね ローレンス・ブロック傑作集1 ローレンス・ブロック傑作選

    あんたもおかしなことを聞く人だね。はき馴れたジーンズをわざわざ古着屋に売るのは、いったいどんなやつかだって?考えてみりゃ確かに妙だよな―。ささいな好奇心が思わぬ災難を招く表題作をはじめ、狙った魚は決して逃さない釣り師、依頼人を無罪にするためなら手段を選ばぬ辣腕弁護士、自分を殺した犯人を見つけるまであの世に行けない男の話など、当代随一のストーリーテラーの手になる、とびきり面白い初の短篇集。(「BOOK」データベースより)




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    おかしなことを聞くねの総合評価:8.50/10点レビュー 6件。Bランク


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    全1件 1~1 1/1ページ
    No.1:
    (9pt)

    短編とはこういうことを云うのだ

    今なお珠玉の短編集として名高い本書。その評価は読んでみるとだてではなかったことが解る。

    第1編目「食いついた魚」は湖で釣りをする男が出逢った見知らぬ男を描く。
    背筋が寒くなってくる1編。鍛えられた体格の大男。釣った魚を食糧にして旅して暮らしている男が唐突に話したある時の殺人の話。それは実は大男にとって人の道を踏み外す禁断の扉を開ける行為だった。

    「成功報酬」は短編のみ登場するシリーズキャラクター、悪徳弁護士エイレングラフ物の1編。
    この男、どこまで本当なのか?と読者の興味をそそる非常に魅力的な悪徳弁護士エイレングラフ。
    一気にこの1編でエイレングラフという弁護士が頭に刻み込まれてしまった。

    その題名はある有名な作品をモチーフにしている。「ハンドボール・コートの他人」は原題を“Strangers On A Handball Court”という。そう“Strangers On The Train”、パトリシア・ハイスミスの作品であり、ヒッチコック映画の傑作でもある『見知らぬ乗客』だ。
    上に書いたように本編はパトリシア・ハイスミスの作品をモチーフにした交換殺人物。ただしそこはブロック、一捻りした皮肉な結末が用意されている。

    「道端の野良犬のように」は国際テロリストを扱った話。
    ただこのオチは正直なんでもよかったのではないか?

    ブロック作品での泥棒と云えばバーニイ・ローデンバーが殊の外有名だが、この短編に登場する泥棒は彼ではない。「泥棒の不運な夜」では忍び込んだ家で主に見つかり、逆に命を狙われてしまう。
    なおこの作品はブロックの前書きによれば本編は『泥棒は選べない』より前に書かれた物でバーニイの原型かもしれないとのこと。泥棒の最中に他の犯行に巻き込まれるシチュエーションからすれば確かにそうかもしれない。

    「我々は強盗である」はアメリカ映画でよく見る砂漠の中にポツンとあるガソリンスタンドとドライヴインを舞台にした1編だ。
    これは前書きによればブロック自身が実際に出くわした悪質なガソリン・スタンドでのぼったくりに着想を得た作品とのこと。つまり作者はこの作品を著すことで溜飲を下げたわけだが、本作には色々な教訓が込められている。
    まずはぼったくるのもほどほどにすべきであり、度が過ぎると痛い目に遭ってしまうという教訓。もう1つは人間腹が据わればどんなことでも出来るという教訓だ。
    しかしブロック、ただでは起きない。

    「一語一千ドル」は作家の多くが思っていることだろう。
    窮鼠猫を噛む。どんなに気の弱い人も追い詰められれば何をするか解らない。

    「動物収容所にて」はある意味、共感を覚えると云ったら驚かれるだろうか?
    目には目を、歯には歯を。この思い。完全に否定できない自分がいる。

    再び悪徳弁護士エイレングラフ登場。「詩人と弁護士」では無一文の詩人を救うために一肌脱ぐ。
    「成功報酬」では高額の報酬の為には犯罪も厭わないとばかりの悪徳弁護士ぶりを見せつけたエイレングラフだが、なんと本編では無報酬で無名の詩人の釈放に一役買う。
    何か裏があるのだろうと思っていると、実に意外なことに気付かされる。
    いやはやこのエイレングラフと云う男、実に奥深いではないか。この男のシリーズ物が読みたくなった。

    「あいつが死んだら」は奇妙な味の短編だ。
    神が降りてきたかのような1編。
    突然見知らぬ者から送られてくる手紙。そこに書かれているのは見知らぬ男の名前で彼が死ねば金をくれるという物。しかし主人公が手を下さずとも標的の男たちは病死し、金が転がり込む。しかも男にとってその報酬は自分の年収の数分の一もの金額。さらに手紙が来るたびに報酬が上がっていく。そんな手紙が来れば人間はどうなるのか?
    よくもこんなことが思いつくものだ。

    本格ミステリのおける連続殺人事件をブロックが書くとこうも素晴らしいものになる見本のような作品が次の「アッカーマン狩り」だ。
    ニューヨークでアッカーマンと云う名の人物が次々と殺される。犯人の動機は皆目見当がつかない。
    物語は犯人の独白で終わるわけだが、ゲームの内容が公表された犯人は次の新たなゲームを考え出す。その時のさりげない台詞のなんと恐ろしいことよ!
    実に上手い!

    語り手が珍妙な兄弟2人の顛末を語る異色の1編、「保険殺人の相談」はスラップスティックコメディの傑作だ。
    作者と思しき語り手が実に軽妙な語り口でこの間抜けで愛らしき兄弟たちの顛末を語るストーリー運びはチャップリンの喜劇を観ているような錯覚を覚えて実に面白い。
    歯車がちぐはぐに絡み合うかの如く、常に兄弟のやることは裏目に裏目に出て、とにかく上手く行かない。しかしなぜか2人には高額な保険金が掛けられている。終わり方は実にこの間抜けな兄弟らしい玉砕で、作者が云うように収まるところに収まり、一件落着!

    表題作はたった10ページの物語ながら無駄を削ぎ落としたような切れ味を持つ。
    う~ん、まさに都市伝説。世の中には色々疑問に思っていることがあるが、恐らくアメリカでは誰もが一度は思っているのだろう、古着のジーンズはどうやって仕入れるのか?という疑問をモチーフにブロックが紡いだのは実にブラックな解答だった。
    しかし物語でははっきりとその答えが書かれていない。しかしもう雰囲気と行間、そしてある決定的なある単語で読者に恐ろしい想像を掻き立てるのだ。
    これは秀逸かつ切れ味抜群の上手さを誇る1編だ。

    そしてとうとうバーニイ登場。「夜の泥棒のように」は三人称で語られる泥棒探偵バーニイの短編だ。
    ロマンティックな男と女の奇妙な出逢いを描きながら、最後に意外な真相を持ってくる実に贅沢な逸品。再登場してほしいものだ、このアンドレアという女性は。

    「無意味なことでも」は友人の子供が誘拐されるお話。
    かつて一人の女性を取合った男達。今では友人同士で何でも相談し合える仲。そんな相棒の娘が誘拐される。
    ディーヴァー作品のようなどんでん返しがある作品なのだが犯人の一人称で物語が展開されるゆえにアンフェアなところがあるのが気になる。
    ちょっと技巧に走り過ぎたか。

    「クレイジー・ビジネス」とは殺し屋稼業の事。新進気鋭の殺し屋が伝説の殺し屋に彼の逸話を聴きに行くというお話。
    これは先が読めてしまった。

    「死への帰還」はハートウォーミングな話。
    子供は大きくなり、実業家として会社を運営し、一応の成功を収めた男。しかし実情は妻との関係は冷え切り、愛人がおり、しかも会社の資産は減りつつあった。そんな矢先に訪れた災難。その犯人捜しをするため、男は妻、共同経営者、愛人、子供たちと逢っていく。
    正直この物語の犯人が誰であろうが、そこに主眼はないだろう。

    最後はマット・スカダーが登場する「窓から外へ」はお馴染みアームストロングの店のウェイトレスに纏わる話だ。
    ポーラと云うウェイトレスは本編で出てきたのか、記憶は定かではないが、マットにとって彼の人生に関わった知り合いが死に、そしてその死の真相を突き止めたい依頼者が現れたならば彼の腰も挙げざるを得ない。
    50ページほどの分量だが、その内容はシリーズ1編の読み応えがある。
    死に携わる人間に対する眼差しは相変わらず厳しい。


    今や短編集ではジェフリー・ディーヴァーが挙げられるが、それまではブロックのこの短編集が非常に完成度の高い短編集として挙げられており、今なお本書を読むべき作品として挙げる作家もいるほどだ。

    ジェフリー・ディーヴァーの短編集がどんでん返しに重きを置いているものとすれば、ローレンス・ブロックのそれはどんでん返しにホラーにサイコ、クライム、悪徳弁護士、対話物、連続殺人鬼、ファンタジー、ネオ・ハードボイルドと実にヴァラエティに富んでいるのが特徴的だ。特に「食いついた魚」や「成功報酬」、表題作などは想像を掻き立て、その何とも云えない余韻が印象的。

    またどんでん返しを加えながらも心温まる、思わず微笑みを浮かべてしまう余韻を残す「夜の泥棒のように」や「死への帰還」もこの作家ならではだろう。

    個人的ベストは「あいつが死んだら」、「アッカーマン狩り」、「保険殺人の相談」、表題作、「夜の泥棒のように」。
    「あいつは死んだら」はその着想の妙を買う。
    「アッカーマン狩り」は最後3行目の台詞に、そして表題作は古着のジーンズ卸し会社の本当の社名が秀逸。それらが暗示する恐ろしさといったら…。
    「夜の泥棒のように」はバーニイが登場する作品だが、他人の目から見たバーニイが新鮮で、しかもストーリーもきちんとオチが付いているという絶妙な作品。

    とにかく精選された単語、言葉遣いを短いセンテンスで入れるため、一言に凝縮されたその意味が実に濃厚。表題作の会社名、「アッカーマン狩り」の犯人がふと漏らす一言など実に効果的。しばらくこれらは私の脳裏から離れられないだろう。

    短編と云うのはこういうことを云うのだと云わんばかりの名品揃い。ブロックと云う作家の全ての要素を出し切った作品集と云えよう。
    特に作家たちはこの本をお手本にすべきだろう。ストーリーの語り口に運び方、言葉選びなど多く学ぶべきエッセンスに満ちている。

    しかしどうして本書も絶版なのだろう。本書こそプロ、アマチュア全てに読まれるべき作品であるのに。実に勿体ない。


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    No.5:
    (3pt)

    長編小説の方が面白いかも‥

    ローレンス・ブロックの推理小説は好きなんですが、短編より長編小説の方が面白いかもしれません。短編は、なんだ、これで終わり?という結末が多かった気がします。期待し過ぎたのかもしれませんが‥
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    B00VFW23MK
    No.4:
    (4pt)

    目には目を

    作家の前書きが面白かったのでダウンロードしました。短編小説は原稿料が安く、割に合わない仕事だそうですが、思いついたことを一気に書き終えることができるので爽快感があるようです。

    実際、収録された短編には勢いがあります。結末は予想できるものが多かったのですが、残酷な結末であってもスッキリするので、短い時間で読むにはもってこいです。

    目には目を、歯には歯を。
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    B00VFW23MK
    No.3:
    (4pt)

    おまけで星4ヶ進呈。

    気分転換にと思いローレンス・ブロック短編集(1)の『おかしなことを聞くね』(1983年)を入手して読むことにした。
     数年前、短編集(3)『夜明けの光の中に』(1993年)を読んだが、少しがっかりしたことを憶えていたが、この短編集も読んでみようと思ったのである。
     読み終えたので評者だけの感想を下に書いてみました。

     ①『喰いついた魚』
     コメント:人里離れたところで初めて会った人から打ち明け話など聞いてはいけない。読みはじめて数ページで結末が想像できてしまったので・・・<星3ヶ進呈>。
     ②『成功報酬』
     コメント:おなじみ裏稼業弁護士マーティン登場。裏稼業が恐ろしい○○屋だから弁護料が高くつくのは当然です。結末が分かっていても楽しめたから・・・<星4ヶ進呈>。
     ③『ハンドボール・コートの他人』
     コメント:『見知らぬ乗客』と『逢う時はいつも他人』など映画を観ている読者は楽しめそう。だが、エンディングを想定できたので・・・<星3ヶ進呈>。 
     ④『道端の野良犬のように』
     コメント:野良犬を殺した報いで狂犬病に罹患するテロリストの因果応報という恐ろしい話・・・<星3ヶ進呈>。
     ⑤『泥棒の不運な夜』
     コメント:泥棒に入った家の主とチェスなどしているととんでもない目に遭うという物語・・・<星3ヶ進呈>。
     ⑥『我々は強盗である』
     コメント:強盗から強盗まがいの商売などしたらひどい目に遭う教訓話、結末は分かったが面白い・・・<星4ヶ進呈>。
     ⑦『一語一千ドル』
     コメント:作家家業の悲哀をリアルに描写しているが、ブロックの願望も見え隠れしているから・・・<星3ヶ進呈>。
     ⑧『動物収容所にて』
     コメント:動物愛護精神も極まると、悪さする子供は動物以下と見做される恐怖物語・・・<星3ヶ進呈>。
     ⑨『詩人と弁護士』
     コメント:またまたマーティン弁護士登場。彼が詩を愛しているなど想定外であり、まして依頼人が詩人とは、それも獄中で書く詩が素晴らしい出来であるという不運の以外性あり・・・<星4ヶ進呈>。
     ⑩『あいつが死んだら』
     コメント:正しい殺し屋家業の育て方を教えている。数ページ読んで結末判明したが面白かったので・・・<星4ヶ進呈>。
     ⑪『アッカ―マン狩り』
     コメント:ルールを守る殺し屋の話であるが、ありきたりなストーリーであり・・・<星2ヶ進呈>。
     ⑫『保険殺人の相談』
     コメント:「兄弟は他人の始り」そして「下手の考え休むに似たり」で、保険金を受け取ったのは「棚から牡丹餅」の妻子というあまり面白くない物語・・・<星3ヶ進呈>。
     ⑬『おかしなことを聞くね』
     コメント:本書のタイトルになっていいるのだが、この商品蒐集方法では採算が合わない・・・<星2ヶ進呈>。
     ⑭『夜の泥棒のように』
     コメント:おなじみ泥棒バーニイ登場。意外なストーリー展開(ロマンスあり)で終わりよければ全てよしで・・・<星5ヶ進呈>。
     ⑮『無意味なことでも』 
     コメント:読みはじめてすぐ犯人が判明、興趣が削がれてしまったので辛口評価して・・・<星2ヶ進呈>
     ⑯『クレージー・ビジネス』
     コメント:崇拝する殺し屋が、今売出し中の若い殺し屋へアドバイス始めた時に結末判明で意外性なく・・・<星2ヶ進呈>
     ⑰『死への帰還』
     コメント:撃たれた男が、犯人を想像始めたら「こいつが犯人だ」と分かってしまう面白くない話なので・・・<星2ヶ進呈>
     ⑱『窓から外へ』
     コメント:マシュー・スカ―ダー登場!
     ブロックの年譜で調べたら、この短編『窓から外へ』は、1977年の作品であった。
     まだ禁酒もしていないスカダーの姿を描いているのだが、ブロックがスカダーを描写しているところを読むと、なぜか安心して読み進むことが出来る。なんでもない事件のようだが解決まで自然な流れで書いているので楽しめた・・・<星5ヶ進呈>。
     
     本書『おかしなことを聞くね』という短編集を読み終え、忌憚なくなく言わせてもらえば、ブロックの短編はそれほど優れているとは思えない(評者の個人的な好みかも知れないが)。
     ローレンス・ブロックは、スカダー・シリーズと泥棒バーニイ・シリーズがやはり面白い。
     なんといっても主人公のキャラクター造形に因るところ大だと思うのは評者だけではないだろう。
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    B00VFW23MK
    No.2:
    (5pt)

    How skillfully!

    Lawrence Block is at his sinister best in eighteen tales of drifters, grifters, and sweet revenge that are darkly comic, chillingly clever, and as sharp as a razor edge. Every one of them is quite sensational, but to my mind, “Sometimes They Bite” is the best, because the twist at the end seems to be the most successful.
    The story begins with the following peaceful description.
    "Mowbray had been fishing the lake for better than two hours before he encountered the heavy-set man. The lake was supposed to be full of largemouth bass and that was what he was after. He was using spinning gear, working a variety of plugs and spoons and jigs and plastic worms in all of the spots where a lunker largemouth was likely to be biding his time. He was a good fisherman, adept at dropping his lure right where he wanted it, just alongside a weedbed or at the edge of subsurface structure. And the lures he was using were ideal for late fall bass. He had everything going for him, he thought, but a fish on the end of his line.”
    It is worth the reader's while to notice how skillfully, Lawrence Block has managed to lead the reader from this peaceful and humorous opening to the shocking and horrifying climax.
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    B00VFW23MK
    No.1:
    (5pt)

    ローレンス・ブロックの作家としての神髄が読み取れる短編集

    ローレンス・ブロックがアメリカ探偵作家クラブのエドガー・アラン・ポー賞
    (最優秀長編賞)を受賞した「倒錯の舞踏」や「獣たちの墓」−影を引きずる元刑事の
    主人公マット・スカダーやいわくありげなバーの経営者ミック・バルーが登場する
    シリーズより、格段に面白い。極上の短編集です。

    最近の海外ミステリーの多くが文庫本化された際、上下巻に分割され「長ったらしい」
    「この件は必要なの」と消化不良を起こさせる作品があります。
    常日頃、こんな不満を持っていましたが、ローレンス・ブロックは見事に打ち砕いてくれます。

    ローレンス・ブロックの作家としての神髄が読み取れる短編集です。
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