霧こそ闇の
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
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評判
霧こそ闇のの評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 B ランク
霧こそ闇のの総合評価:
9.60/10点 レビュー 5件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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戦国中期、筒井順興当時の大和が舞台の和物ファンタジー。人妻ヒロインですよ、人妻ヒロイン!
異類婚姻譚がベースのオーソドックスな伝奇小説ですが、家族を愛する狭霧の心情を重視した内容なのでオカルト色やアクション色はかなり薄め。
特殊な能力を持つ人外ではあっても狭霧はそれほど強くなく、悪玉として暗躍する行者や黒幕の外法使い弘光も(呪力の厄介さは別として)扱いはとっても軽くて、退場のあっけなさに唖然茫然。まあ、巨大な悪や因縁の宿敵をやっつけてカタルシスを得るような物語ではありませんからね……。
「神と我とが善。そのほかはおしなべて悪しきもの」といい切る、弘光の論理はまことに秀逸。すると行者の方は、自分が悪いことをやっているという自覚があったのね。
本来は独立した短編だったメディアワークス文庫賞の受賞作(一章)に続きのストーリーを継ぎ足したものでして、あとがきにいわく、公式サイトで一章のみを先行公開、三ヶ月後に続きを書き加えて文庫化したのだとか。すっごいハードなスケジュールだったのではないですか?
一章ではたんなる脇役だった筒井順興の存在がどんどん大きくなっていったり、逆に義伯の存在は後半では持て余し気味だったりで、長編化の苦労がしのばれるのであります。