カックー線事件
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「メグストン計画」を頂点として、雄大な自然を背景に男女の機微を中心とした緻密なサスペンスを書くガーヴを私は好きだ。本作は大自然こそ出て来ないものの、起こった事件に対して関係する男女が真相をコツコツと暴いていくガーヴの特徴が出た作品。 元議員のエドワードは温厚な紳士で引退後、ロンドン近郊の田舎で息子たちと暮らしていた。そんなエドワードが"カックー線"でロンドンから帰る途中、ある女から身に覚えの無い暴行の嫌疑を掛けられる。数日後、エドワードはその女から呼び出しを受け近くの河口に向かうが、女は絞殺されていた。しかも拙い事に、エドワードの帽子が犯行現場近くから見つかってしまう。「ワナに嵌められたに違いない」と確信したエドワードの息子達は事件解決に乗り出す...。 息子達が事件究明に乗り出し、真相が徐々に明らかになって行く過程が見所。真犯人側の計画に緻密さが欠けているのが難点だが、ガーヴ一流の筆運びでサスペンスを盛り上げている点は流石と言える。私の見た所、ガーヴの作品としては通常のサスペンス小説に一番近い作品で、ガーヴに入るにはお勧めの作品。 | ||||
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