狂った信号



    ※タグの編集はログイン後行えます

    【この小説が収録されている参考書籍】
    オスダメ平均点

    0.00pt (10max) / 0件

    0.00pt (10max) / 0件

    Amazon平均点

    3.00pt ( 5max) / 1件

    みんなの オススメpt
      自由に投票してください!!
    0pt
    サイト内ランク []-
    ミステリ成分 []
      この作品はミステリ?
      自由に投票してください!!

    0.00pt

    0.00pt

    0.00pt

    0.00pt

    ←非ミステリ

    ミステリ→

    ↑現実的

    ↓幻想的

    初公開日(参考)1966年01月
    分類

    長編小説

    閲覧回数529回
    お気に入りにされた回数0
    読書済みに登録された回数1

    ■このページのURL

    ■報告関係
    ※気になる点がありましたらお知らせください。

    狂った信号 (講談社文庫 さ 2-3)

    1976年10月31日 狂った信号 (講談社文庫 さ 2-3)

    ※あらすじは登録されていません



    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点0.00pt

    狂った信号の総合評価:6.00/10点レビュー 1件。-ランク


    ■スポンサードリンク


    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

    新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

    現在レビューがありません


    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
    未読の方はご注意ください

    No.1:
    (3pt)

    佐野洋の流儀による社会派推理

    親本は1966年講談社刊。
    じっさい、1960年代における日本の“交通戦争”を背景とした小説であり、書かれている時代風俗も、昭和40年頃の内容。
    子どもに人気のマンガのキャラクターとして文中に登場するのは「オバケのQ太郎」である。
    ミステリとしては、いわゆるミッシング・リンク・テーマにあたり、犯人が殺したい人物を全員殺し終えるまで被害者間の関連性が見えてこない。
    しかし佐野洋は名探偵を否定する立場の作家であったから、名探偵が推理で犯人を割り出すのではなく、最後の標的が殺された時点で自動的に最も強い犯行動機を持つ人間も特定され、あっさり事件が解決する。
    その点では、本格推理小説ではなく警察小説・事件小説に近い。
    『狂った信号』というタイトルは、守られるべきモラルが守られていない現代社会の混迷を意味しており、ストーリーの中で実際に交通信号が混乱するのではない。
    社会の混迷に対する「警笛を鳴らす」ことこそが小説のテーマだという意味からは、一種の社会派推理であり、本格味が薄いのは仕方がないのかもしれない。
    佐野洋全盛期の都会派ミステリの1つであり、こうした作品こそが二時間サスペンスドラマの源流だと、再認識した。
    だが、時代風俗を理解できない若い世代の読者から見れば、「ぜんぜん推理してないじゃん」「二時間サスペンスそのまま」だと、つまらなく思うことだろう。
    今の作家なら、犯人側の怨念や異常性をもっと強調し、社会派推理ではなくサイコ・ホラーとして書く題材だし、その方が若い読者にも理解しやすくなるはずだ。
    狂った信号 (講談社文庫 さ 2-3)Amazon書評・レビュー:狂った信号 (講談社文庫 さ 2-3)より
    4061360507



    その他、Amazon書評・レビューが 1件あります。
    Amazon書評・レビューを見る     


    スポンサードリンク