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No.11
不自然な死体
P・D・ジェイムズ
死体は不自然なのだが…
No.10
女の顔を覆え
本の厚みは薄いが中身は濃いです。
No.9
殺人ダイヤルを捜せ
島田荘司
ちょっと無理している感が…。
No.8
白い家の殺人
歌野晶午
別に白くなくても…。
No.7
人形はこたつで推理する
我孫子武丸
キャラクターが奇抜すぎかな。
No.6
探偵映画
アイデアはいいのだが…。
No.5
メビウスの殺人
今こそ理解できる動機かも!?
No.4
8の殺人
新本格の入門書
No.3
誰彼
法月綸太郎
こねくり回し過ぎ!
No.2
雪密室
ごく普通の本格ミステリ
No.1
詩人と狂人たち (ガブリエル・ゲイルの生涯の逸話)
G・K・チェスタトン
狂い過ぎてついていけなかった…
本作はこのダルグリッシュシリーズ、いやジェイムズ作品全般において、私にとって1,2を争う印象に残らない作品である(もう1つは『ある殺意』)。もう漠然とした印象しか残っていないのだが、なんだか文章が上滑りしたような感じがし、珍しくすいすい読め、さらにジェイムズ作品の中でもページ数の少ない作品であることもその原因だと云えるだろう。
あとこれは後にセイヤーズのピーター卿シリーズを読んでから気づくのだが、ジェイムズはセイヤーズをリスペクトしており、本書の題名もセイヤーズの『不自然な死』に由来して(あやかって?)いるらしい。そして最後のクライマックスシーンはセイヤーズの某傑作でのシーンをそのまま拝借したとのことで、これは云われてみて気づいたことである。
ちなみにセイヤーズの『不自然な死』は私にとっては非常に満足する作品だったが、そのオマージュのような本作の評価は上の通り。古今英国女流ミステリ作家の対決は本家が上だったといえよう(まあ、まだこの頃は駆け出しだったんだけどね)。