■スポンサードリンク
ebis103 さんのレビュー一覧
ebis103さんのページへ書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点8.00pt |
レビュー数6件
全6件 1~6 1/1ページ
※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
閲覧する時は、『このレビューを表示する場合はここをクリック』を押してください。
閲覧する時は、『このレビューを表示する場合はここをクリック』を押してください。
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
奥田さんの世界観は伊良部シリーズのみだったので、こんなものも書けるのかと興味を持ち読み始めました。主人公の島崎に共感ができないとの話しも聞きましたが、確かにその印象があります。事件の動機が、あ、結局それなんだ…と少し残念に思った点です。この時代っぽくないヒトということで盛り上がってしまうのですが、動機は感情移入しにくかったかな?ですが途中から、ん、実は島崎は主人公じゃないの?という見方にシフトチェンジしました。そう考えるとすんなりいくような…。その他、2つの時系列の少しズラした描き方や、時代を配慮した細かさは見事です。どこまで本当?天気とか調べてんのかなあ、など。結果、とても面白いです。いい作品に身を委ねられたと思います。エンターテイメント作品としてお薦めします。
|
||||
|
||||
|
|
||||
【ネタバレかも!?】
(2件の連絡あり)[?]
ネタバレを表示する
|
||||
---|---|---|---|---|
貴志さんの作品は初めてで、読み出したときは「えっ、和製ハリーポッター?」と不安になりましたが、読み進めるうちに飛んでもない世界観の構築でドンドン引き込まれて行きました。エログロも少々ですが、スムーズにラストまで辿り着けました。最後が少し物足りなかったかな?冒頭で世界はどうなってしまったの!?っていうハードルを上げすぎた僕が悪いんですが…。
|
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
30年も前の作品だし専門用語も多いので、読了に時間がかかってしまいました。ですが読み終わった充実感は大きかった。この本を読んでいる時間は世界観に没頭してしまいました。あれ?これって現実だっけ?物語?みたいな混同がよくありました。それってエンターテイメントとして最高ですよね!? |
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
まるで百田さんが取材したものをそのまま文章に仕上げたようなリアルさを感じました。今は2011年ですが第二次世界大戦を体験されている方々もそろそろ平均寿命を越えてきました。このようにリアルな戦争描写を描けるのは、もしかすると最期の機会なのかもしれません。この作品を読ませていただいた後、そのままいつもは会話もしない母に薦めました。母も読書が好きですが、小説はあまり読みません。そんな母が感動していて、僕が薦めたことをとても喜んでくれました。作られた物語だとしても忘れてはいけない、とても大事なことを教えられました。
|
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
妙な空気感がつづく物語。その理由は他の方の意見にもあるように、一人称が類を見ないヒト(?)だから。乙一さんの作品は初めてですが、この空気感は癖になりそうです。ドキドキ感を出したいシーンは残念ながら先が読めてしまいますが、それでも最後まで読み進めてみるとちゃんと収まりがつきました。普通に面白かったです。だけど一番驚いたのは、作品後の解説による執筆時の乙一さんの年齢かも…?
|
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
章ごとに全く違う小説を読み進めていく印象がありました。アフリカ、東京、アメリカの3ヶ所での物語が、どう関係して行くのかが全く予想できません。私の個人的な印象はゲームのストーリーに似ているように感じました。普通のミステリーでは、誰かが殺され、犯人が見つかることで起承転結が成り立ちますが、ゲームのストーリーは進めば進むほど、ドンドンとシナリオが追加されていきます。結局、始めの時点からはどんな結果に落ち着くのかは予想できません。この物語もドンドン膨らんで、ドンドン巻き込んで行きます。カテゴリーはミステリーとは言えませんが、私の人生の中でもとても大きな位置づけになった本です。今では出会えたことをとても感謝しています。
|
||||
|
||||
|