レビュー一覧
absinthe さんのレビュー一覧
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
キリストの遺骸を包んだとされるトリノの聖骸布を科学的に調査するところから始まります。
本書が書かれたのは、年代測定をした結果聖骸布は偽物であると判定された後で、小説内でも科学者たちは偽物であると判定しますが、その結果に疑いを持つ一人の科学者が極秘に聖骸布から取り出した細胞の培養を始めてしまいます。その結果誕生したのはだれでしょう……? まぁ題名から想像はつくでしょうけど。名前はクリストファーと名付けられます。
荒唐無稽な設定に見えますが、小説の設定が現在の科学と矛盾する場合には、登場する科学者がちゃんと疑問を呈して放置されないので描写がとても説得力を持っています。
嘆きの壁の様子や、普段目にすることのないユダヤ教の礼拝の様子なども丁寧に書かれて面白いです。また、科学者が聖骸布を観測するところなどは埃を持ち込んで結果を台無しにしないように最大限気をつけている様子も描写されて緊迫感もあります。