■スポンサードリンク


こじたん さんのレビュー一覧

こじたんさんのページへ

レビュー数7

全7件 1~7 1/1ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
 閲覧する時は、『このレビューを表示する場合はここをクリック』を押してください。
No.7: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

転迷 隠蔽捜査4の感想

相変わらず、サクッと読めるこのシリーズ。今回は、所轄内で起きる事件に加え、他の省庁も絡む事件や娘の個人的な事件まで複数のことが複数同時並行的に起きます。それに対して相変わらず原理原則をモットーに仕事に臨む竜崎署長。今回も頷かされるセリフが多数出てきます。ただ、こんな人は中々いないでしょうね~。いたらうっとおしいけど頼りになるだろうに…このシリーズの特徴として、事件は会議室で起きていることが挙げられます笑
現場での出来事はほとんど描写されず、ストーリーは竜崎と部下や同僚との会話で進んでいきます。それも醍醐味です
転迷: 隠蔽捜査4 (新潮文庫)
今野敏転迷 隠蔽捜査4 についてのレビュー
No.6:
(8pt)

モデルは!?

ある女流作家が人気の絶頂で絶筆したのは何故か!?彼女の人生を振り返りながら、その謎を追いかけていく作品です。最初は特段動きもなく、ストーリー自体もありきたりのような感じがありました。しかし、徐々に何故女流作家は一流たりえたのか、素晴らしい作品を生み出すことができたのかが明らかになるにつれて、作家としての業の深さや作品を生み出す過酷さに圧倒されていきます。
ひとつ気になったのは、モデルはいたのか!?想像力だけでこの作品は執筆されたのか。物語の謎とともに、この小説自体が読書へのなぞかけになっている非常に珍しい小説だと思います。
新月譚
貫井徳郎新月譚 についてのレビュー
No.5:
(8pt)

ジウII 警視庁特殊急襲部隊の感想

シリーズ第2弾。徐々に明らかになる陰謀。描写や設定にツッコミどころは多いような気はするが、非常に読みやすくストーリーは面白い。ただ、果たして3分冊する必要はあったのだろうか…とにかく続きが読みたい。
ジウ〈2〉―警視庁特殊急襲部隊 (中公文庫)
誉田哲也ジウII 警視庁特殊急襲部隊 についてのレビュー
No.4: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ハサミ男の感想

題名は知っていましたが、何故か敬遠していたこの作品(タイトルと表紙のせいか?)実際読んでみると、夢中でページをめくってました。この種のトリックを受け付けない人も当然いると思いますが、まずは作者の仕掛けに乗っかって楽しんでください!

▼以下、ネタバレ感想
※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[] ログインはこちら
ハサミ男 (講談社文庫)
殊能将之ハサミ男 についてのレビュー
No.3: 4人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

まさに「慟哭」

警察官僚が主人公の話と、新興宗教にはまる男が主人公の話が交互に繰り広げられ、一見関係のなさそうな2つの話がどう関係してくるのか…これがこの小説の大きな流れです。2つの話の関係性を紐解くことが読者の楽しみになりますが、それ以上に主人公の警察官僚や、事件に巻き込まれる関係者、新興宗教にはまる男、これらの描写こそが、この小説の醍醐味です。
最後の展開はまさに胸打つものがありますし、タイトルの意味が本当に理解できます。

▼以下、ネタバレ感想
※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[] ログインはこちら
慟哭 (創元推理文庫)
貫井徳郎慟哭 についてのレビュー
No.2: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

初陣 隠蔽捜査3.5の感想

3.5となっているように、シリーズの小休止的作品。ただ、中身は充実の短編集になっている。今回の主人公はこのシリーズの名脇役の伊丹刑事部長。彼が巻き込まれる様々な出来事の解決に竜崎が助言していくという流れでストーリーが進んでいく。この二人のやりとりはやはり面白く、シリーズを読んだ人間ならニヤリとするようなネタもある。シリーズを読んだことがある人には是非ともオススメ。
初陣: 隠蔽捜査3.5 (新潮文庫)
今野敏初陣 隠蔽捜査3.5 についてのレビュー
No.1: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]   ネタバレを表示する

今更ながら・・・

最近になって、ようやくこの作品を読んだ。
他の綾辻作品始め、いわゆる新本格の作品を散々読んでからこの作品を読むと、確かに粗を感じる部分があるし展開も読めてしまう。しかし、それでもなおあの「一行」は破壊力十分だし、やっぱりこの作品あっての今のミステリーがあるのだなぁと改めて感じた。
だから、ミステリー読み始めの人も、なんとなく読まずに来てしまったミステリー好きの人も一読の価値はあると思う。
十角館の殺人 (講談社文庫)
綾辻行人十角館の殺人 についてのレビュー