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こじたん さんのレビュー一覧

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レビュー数7

全7件 1~7 1/1ページ

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No.7: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

さよならドビュッシーの感想

火事に遭い、全身火傷の重症を負いながらもピアニストを目指す女子高生。司法試験に合格しながらもピアニストになった本小説の探偵役。意地の悪い同級生。まるで少女漫画のような設定でストーリーが進んでいきます。ミステリーであることを忘れてしまいそうになりますが、最後は怒涛の展開が待っています。
読みやすいですが、読後はややすっきりしない印象でした。展開が強引なのと、この作者の特徴なのか社会的なテーマ(今回で言えば「障害者」)まで盛り込まれていて、焦点がぼやけてしまったのが残念でした。

▼以下、ネタバレ感想
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さよならドビュッシー (宝島社文庫)
中山七里さよならドビュッシー についてのレビュー
No.6: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

赤朽葉家の伝説の感想

果たしてミステリーなのか疑問ですが…笑
女三代の歴史絵巻です。不思議な力を持った祖母、暴走族上がりの漫画家母、何も持たない孫娘。昭和からの歴史を踏まえながら華麗なビューティフルワールドが展開されます。ミステリーとして読むのは多少無理がありますが、この世界観にどっぷりハマれる人にはとても面白い小説です。
赤朽葉家の伝説
桜庭一樹赤朽葉家の伝説 についてのレビュー
No.5:
(7pt)

ジウIII 新世界秩序の感想

シリーズ最終作。いよいよクライマックスを迎えて…といきたいところでしたが、話がやや荒唐無稽すぎるし、釈然としない展開もあって、やや残念。それでも3巻引っ張ってきただけの面白さはありました
ジウ〈3〉新世界秩序 (中公文庫)
誉田哲也ジウIII 新世界秩序 についてのレビュー
No.4: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

贖罪とは…

この小説ではいくつもの謎が組み込まれています。冒頭の殺人事件の謎、主人公の弁護士の過去、その弁護士が手がける訴訟案件の行方…これらが絡み合い、最後には驚きの結末が待っています。また、この小説のもうひとつのテーマは、タイトルにもあるように「贖罪」です。罪を犯した人間はいかに罪を償うのか…作中の教官の言葉は重みがあります。主人公の弁護士のモデルは明らかに神戸児童殺傷事件の犯人で(本名とか…)、彼に対するメッセージも込められているのかなと思いながら読みました。
読みやすく、ストーリーも面白かったのですが、テーマが盛り込まれすぎて、少し印象に残りにくかったのが残念でした。それでもオススメの小説です。
贖罪の奏鳴曲 (講談社文庫)
中山七里贖罪の奏鳴曲 についてのレビュー
No.3: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ジウI 警視庁特殊犯捜査係の感想

対照的な女性警官を主人公に、SAT・SITが誘拐事件に取り組んでいくというありそうでなかった小説です。非常に展開がスピーディで読みやすく、面白かったです。
ただ、完全に連続小説なんですね…おかげで2・3も購入することになりそうです…
これからまだまだ面白くなるという期待を込めて、7点です。
ジウ〈1〉―警視庁特殊犯捜査係 (中公文庫)
誉田哲也ジウI 警視庁特殊犯捜査係 についてのレビュー
No.2: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

扉は閉ざされたままの感想

犯人は最初に明らかにされており、犯人と探偵のやり取りを楽しむのがこの作品の醍醐味。部屋の扉が開かれるのを先延ばしにしたい犯人と、扉が閉じたままになっている理由を探し出そうとする探偵の会話が緻密で楽しめます。ただ、犯人と探偵のキャラクターはとっつきにくく、そこがこの作品を楽しめるかどうかの分かれ目になってくるかも…
扉は閉ざされたまま (祥伝社文庫)
石持浅海扉は閉ざされたまま についてのレビュー
No.1: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

独特の世界

中世ヨーロッパ、魔術が使える世界が舞台のこの作品。
「魔術が使えること」が「犯人を発見する論理」にどのように影響を及ぼすのかが肝になってくるわけですが、この点を楽しめるかどうかがこの作品の評価の分かれ目です。私は最後の犯人を指摘するクライマックスまでは楽しめたのですが、最後の最後が・・・
少し強引な論理展開に置いていかれそうになりました。
ただ、この作品の独特な世界観は楽しめましたし、何より登場人物が魅力的!
またこの登場人物で違う作品を読んでみたいです
折れた竜骨 (ミステリ・フロンティア)
米澤穂信折れた竜骨 についてのレビュー