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月芝居
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月芝居の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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娘の誕生日用に購入しました。娘は大変喜んでくれています 購入してよかったです | ||||
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北重人さんの作品では、戦国末期・江戸初期の異色の忍者物「白疾風」が好きだったんですが、最近読み残していた「火の闇」(こちらも★★★★★)を読んで、いてもたってもたまらず、これも読んでいなかった本作を購入。「蒼火」「夏の椿」でも圧巻だった江戸の街並み(静的で無く、主人公と一緒に歩いているかのような生々しい道行き)描写が本作でも遺憾なく描き抜かれており、その美しい風景が脳裏に浮かんでくるようで素晴らしい。そして人物描写、人間模様を描く筆致の細やかさ、北作品に常に漂うそこはかとない哀愁、暖かいまなざしも健在。主人公小日向弥十郎は、地方在住の大身旗本の江戸留守居役だけど、きっと今で言う海外駐在員事務所の所長みたいな立場で、何かと多忙をきわめる50代前半。不条理の横行する政治の波にもまれつつ、深い信頼で結ばれた若いときからの道場仲間たちや、これまた苦労人にして美貌の相方である右京の愛情に支えられ、一人の人間として矜持を持ちながらいっしょうけんめい生きてる、そんな姿がリリカルに描かれ、共感を覚えます。そして、時代小説の醍醐味でもある戦闘シーンや謀略、サスペンス性も十分描きこまれ、文句無く「面白い」「この小説に出会えてよかった」との読後感を覚える爽快な作品です。もうこんな作品が読めないのかと思うと、悲しくなります。 | ||||
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