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稲妻6
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稲妻6の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.17pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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心身共に平凡な一般人に過ぎない主人公が 突然手に入れたパワーと向き合い、受け入れてヒーローとしての一歩を歩み出す… というビギニングものです 素人のおじさんに過ぎない主人公は 潜在的にはかなり強い部類の怪人ではあるのですが、戦うことに慣れておらず 力を操るセンスの方もまあフツーなので 全編通してバトルは回数も少なく成果もパッとしません リアリティに拘るあまり小さく纏まりすぎている感もあり 血湧き肉躍る一大活劇を期待していると肩透かしを食うと思います この作品においてヒーロー/怪人の力や それを用いての戦いは単なる記号に過ぎず 重要なのは「正義」とはなんなのか? 「ヒーロー」とはどういった存在なのか? という物の考えで、全体の比重もそちら寄りです ターゲットも単純にヒーロー好きな人 というより、昔ヒーローに夢中になった ちょっと疲れた大人の人向けという感じですね 総じて「地味で大して真新しくもないが、真面目に良い話をしている」作品です ただ既に絶版でかなり手に入れ辛くなっているので、そこがマイナスでしょうか | ||||
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ヒーロー物が好きなので、それだけの理由で買いました しかし、内容はいたってシリアス そして、家族を守りたい、少し頼りないお父さんの話 正義とは何か考えされられました 父親の強さを痛いほど感じ、泣けた作品です | ||||
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SFとしてのプロットは「モチーフの民間伝承を科学的に解明」という『アンノウン』的なもので、大変結構です。また「サブカルチャーを題材に、青臭い正義漢が悪と戦う」という、前作『歩兵型先頭車両ダブルオー』を引き継いだテーマも非常に宜しいです。つまり着想は良いです。 しかし、実際の出来は今一つです。登場人物像は総じて薄っぺらですし、ストーリーは陳腐ですし…いや、ある程度の陳腐さは熱血譚なのだから仕方がないとしても、何の伏線もなくポンポンと新事実が浮上してくる後半部はちょっと手抜きではないかなあと。あと細かいことですが、登場人物の多くが無駄に難しい漢字を使った名前を持つことも白けます(中二病患者向けライトノヴェルじゃないんですから…)。 一・二時間の暇つぶしには充分でしょうが、それ以上にはならないでしょう。『歩兵型戦闘車両ダブルオー』(巨大ロボットもの)が面白かったので、「今度は変身ヒーローか!」と大きな期待を抱いて読んだのですが、裏切られました。 | ||||
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「Hyper Hybrid Organization」も早く続きを読みたいなあ。 | ||||
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これまでに「歩兵型戦闘車両○○(ダブルオー)」を徳間書店から、「シン・マシン」と「逆境戦隊×(バツ)」を早川書房から出されています。 全てユニークな視点で書かれた、それぞれ合体ロボット物、変身物、戦隊物です。新作の「稲妻6」は何と仮面ライダー物です。この作品も他の作品と同様に、一気に読ませ、心を熱くさせられました。 どうしてこんなにも、子供向け番組の(最近はそうでもないか…)ジャンル物に固執される理由は良くわかりませんが、全て安っぽいノベライズ的な小説では無く、ロボットがなぜ合体するのか?とか、どうやって普通の人間がヒーローに変身するのか? という根本的な命題に対して、きちんとSF的な解釈を試みているのが、作者の誠実な人柄が感じられて好感が持てます。そして、どの作品にも熱い血が脈打っているのが伝わり、読了すると心が晴れやかになるのです。 こういう清々しさは、すでにオリジナルを超えています。 坂本さん原作のジャンル物を映像で観てみたい! そう思わせるのに十分な魅力にあふれています。特に最新作の「稲妻6」。最近の仮面ライダー・シリーズに違和感を持たれている大きなお友達にぜひ呼んでもらいたい作品です。 | ||||
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巨大変形合体ロボットもの(「歩兵型戦闘車両ダブルオー」)、戦隊もの(「逆境戦隊×」)ときて、本作は、「仮面ライダー」ものである。 帯の「変身!!」を見て「仮面ライダー?」と思いつつ読み進めていくと、終わりに近くなって、白いスカーフをつけてバイクにまたがるシーンが出てきた。小さい頃仮面ライダーシリーズに心躍らせた世代にはくすぐったい感動を誘う。 設定は「仮面ライダー響鬼」に「ただいま寄生虫」をかけあわせたよう、といってもいいかもしれない。(もしかしたら「稲妻6」って「響鬼」が仮面ライダー第6作ってことにかけてあるのだろうか?) 大きな口をあけて笑ったりもしない。おどけてみせることもない。 気が弱く、怒り、泣く、30過ぎの子持ちのヒーロー。 しかし、正義のお父さんは、妻に感謝しつつ、娘の笑顔を守るために戦う。 著者らしいクサさ。著者らしい正義。 見た目も、戦う理由も、けしてスマートではない。 ぶざまなヒーローというのがこの著者のテーマなのかもしれない。 またやってくれてるなーなんて思いながら、この著者の作品を愛読している。 カバーが大時代的な荒っぽい画風で描かれているが、もっと少女マンガチックな絵にしても似合うんじゃないだろうか。主人公の家族を思う気持ちを描くのには、少女マンガのやさしくてふわっとした感じもまた似合いそうに思う。終章のラストシーンではとくにそんな軽やかさを感じた。(もっとも、少女マンガ風に描くにはストーリーに凄惨な描写が少々多く、ラブコメ風味がやや不足かもしれない。) 次回作はウルトラマンものか宇宙刑事ものだろうか? | ||||
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