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浴槽の花嫁
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浴槽の花嫁の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.27pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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書庫整理のため再読. 犯罪実話集. 記録性より物語性のほうを重視. そのため,事実関係では些か頼りなし. たとえばマタ・ハリ. 本書では一種の冒険譚のようにマタ・ハリの活躍を描いているが,実際には彼女にはスパイとしての実績は殆ど無かったと言われている. ▼ 本書は連載の最初のほうのものを収録したためか,事件も有名どころが多し. 上述のマタ・ハリもそうだし,切り裂きジャックやフリッツ・ハールマンも連続殺人分野では超有名人. 日本で知られていない事件と言えば,誘拐事件や詐欺事件くらいか. 特に切り裂きジャック事件は比較的多くの研究書が邦訳でも出されているため,今日では残念ながら,それ目的でわざわざ本書を読む必要性が乏しい. ▼ 以下,特に興味を引いた点; ・警察による銃撃が事件解決を妨げたという,チャーリー・ロス誘拐事件の皮肉な結末(p.66) ・頑丈そうな金庫が見かけの信用を担保してしまった,「ウンベルトの百万ポンド事件」(p.118) ・「夫人は,時には妹のマリイ・ドルニャックを表面に立て,ロマンとエミルの2人の兄弟の助力を借りて,宣伝に宣伝を重ね,年中行事的に,海の向こうのクロウフォウドの甥を相手に,金庫を開けることの請求を裁判に持ち出しながら,いや,正確には,そういう裁判が進行していると称しながら,この大芝居を打ち続けたのだ. 金庫は今にも開けていいようなことになるかと思えば,また突如として当分開けられないことになったりして,常にパリ人をやきもきさせた」(p.133) ・「『死んだやつは,死んだやつさ』 When they're dead they're dead」(p.146) ・「殺人鬼とか殺人鬼とかいうこの類型に属する犯人には精神異常者が多いというが,このジョウジ・ジョセフ・スミスは例外だった. 細心をきわめた手口を観てもわかるように,彼はじつに組織的な,時としてはるかに普通人を凌駕する明晰な頭脳の所有者だった. 普段は怠惰なくせに,『浴槽の花嫁』の場合にだけ,異様に敏活巧緻に働くのだから,その点がすでに病的だといえばいえるけれど,彼の日常の言動を精査しても,何度専門家が鑑定しても,何ら精神的反応を呈さずに報告はいつもネガチヴだった」(p.165) ▼ 気軽な読み物としてなら. 【関心率1.724%:全ページ中,当方が個人的に,手元に残したいページがどれだけあるかの割合.当方の主観基準】 | ||||
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牧逸馬のファンである。だから牧が書いた物に文句があるわけではない。この出版社の商売のやり方に問題があるというだけだ。 一言でいうと詐欺である。 上の内容紹介には、「女肉を料理する男」ほか、世界怪奇実話8編を収録、と書いてあるが、実際には表題の「浴槽の花嫁」一篇しか収録されていない。 100円のものと600円のものがあり、600円の方の内容紹介に「8篇を収録」と書いてあれば、8篇入っていると思うのが普通の頭を持った人間だが、実際には1篇しか入っていないのだ。 繰り返すが、こういうのを詐欺という。だから買ってはいけない。 | ||||
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