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【野沢尚】
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結婚前夜の評価:
5.00/5点 レビュー 2件。 - ランク
Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです
平均点5.00pt
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。 未読の方はご注意ください
宝物です
野沢作品の傑作中の傑作
本書はわたしの宝物のひとつである。長い長いうつくしい詩のよう。セリフ、ナレーションはもちろん、ト書きに至るまで見事で、読物としても一級品。親公認の下町のマイ・フェア・レディ、婚約者の父親との恋・・・プロットは野沢氏らしく起伏が激しいけれど、実にしみじみとした品をそなえた物語に仕上がっている。
結婚を控えた二人に、夏川結衣さんとユースケ・サンタマリアさん、夏川さんが恋する父親役に橋爪功さん、加えて井川比佐志さん、余貴美子さん・・・という、これ以上ないキャスト。ユースケさんは、すでに前年「踊る大捜査線」で俳優としての面を印象づけていたが、この作品がその後のドラマにおける彼のキャラクター造形に大きな影響を与えたのは間違いないと思う。
妹(京野ことみさん)のナレーションが泣かせる。シンプルな言葉でもって、姉の心情をなぞり、家族の思いを滲ませて温かみを添え、ある時は寓話の一節のように、語る。
事情があって放送は一部しか観ることができなかった。野沢氏の代表作のひとつであるはずなのに、DVD化されていないのが本当に残念でならない。なんとか実現しないものだろうか・・・
野沢氏のシナリオ本は、あとがきや制作ドキュメントを読むのも興味深い。本書のあとがきには・・・この作品が当時5歳のお嬢さんに捧げて書かれたと記されている。それを読むと、またまた胸が詰まってしまう。