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この青春に、別解はない。 デルタとガンマの理学部ノート2
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この青春に、別解はない。 デルタとガンマの理学部ノート2の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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高校生たちの理系青春ミステリだと思って甘酸っぱさを噛みしめながら読んでいたら、ガッツリ社会派ミステリへとシフトしてアイエエエエエエエエエ……となったものの、作品としては完膚なきまでに面白いのが狡い。主人公たちが2年生のときの生徒会長選挙にて、立候補者を誹謗中傷する貼り紙が貼られるという事件が起きた。そこに書かれていた「天狗祭事件」に関する出来事を描く2巻。主に語られる時間軸は1巻の続きだが、現在から過去を追想する構成になっている点は1巻と同様。生物部に入部した主人公たち4人が、かつての生物部員が残したと思しき結論だけ破り捨てられた研究ノートを発見し、自分たちの最初のフィールドワークの題材として合宿に行こうとする話が語られる。計画の立案から現地での調査まで自分たちの強みを活かしながら自分たちだけで進めていく。これが青春と言わずになんだと言うのか。キラッキラのアオハルをお腹いっぱい楽しんだところで、この合宿に仕組まれた裏の事情が明かされる。これまで見えていた、見ようとしていた景色の外側にあるものが、それまでの青春描写と対比するかのように昏くシリアスに描かれていて温度差で風邪をひくかと思った。だけど、かつての事件の幕引きと、そこから連なる今回の事件の解決に至るまでの流れは実に論理的で鮮やかで、読後感としてはとても爽やかだった。爽やかな社会派ミステリってなんだ…脳みそバグる……個人的に一番良かったのは、正義を為す彼の逆鱗が彼女の存在だったってことがわかるラストシーン。おまえらお互いのこと大好きすぎじゃんんんんんんん。でも、高校卒業しても付き合っていなさそうなのがなんとも…なんとも…… | ||||
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理系じゃなくてもいけるけど、中学生とかには難しいかも? | ||||
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日常系というよりは今回は殺人おきてもおかしくない事件内容に首を突っ込んでいたために、賛否わかれるかもしれません。 個人的には、1年生夏前の事件の話で、もっと先の未来まで確定してしまう形式は物語作成縛りが大きくなりそうで、あまりしてほしくはないです。 あと内容が悪くなかっただけに、少し解決急ぎすぎで、もっと加筆してガチなミステリーとして完成度あげて読みたかった。 2巻でまた強烈な個性と能力を持つ新キャラの登場で、前回個性が弱かった甘南備に少しスポットがあたっています。 生物部で森の調査合宿にいき、そこで伝説と絡みながら現実の事件にからむ問題と直面する話で、わりとしっかりミステリーしていたので、私の中では評価高いです。 まあキャラ物としては弱く、日常的な絡みが少ない話となっているので、期待と合わない人はいるでしょう。 逆井さんは豚レバやざつたびでも謎解き要素絡めていたし、ミステリーわりとかける人かもしれないので、 キャラ魅力や掛け合いも増やして、キャラ要素も強い郷土史系ミステリーとか書いて欲しいです。 ミステリーといえば星海社のオカルトミステリーのシリーズも続きよみたいですね。 | ||||
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