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ゴールド2 死線



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【この小説が収録されている参考書籍】
ゴールド2/死線 (創元推理文庫)

ゴールド2 死線の評価: 3.00/5点 レビュー 1件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

「センス・オブ・ワンダー」が足りないが、アメリカらしい現代パズラー

The Gold Deadline(1984年)
 ソ連での公演を直前に控えたアメリカ国内公演の最中に準密室状況下の観劇ボックスで死んだバレエ団総支配人。胸には柄が取り払われたナイフが刺さり、ボックスの簡易パーティションの陰で仮眠していたジェフリイ・バロン青年が唯一の容疑者という状況に。ほかに周囲に近づけた者がいない。
 富豪でバレエ団のスポンサーであるジェフリイの父は、隣のボックスに招待していたゴールド夫妻にジェフリイの保護とバレエ団のソ連公演出発の確保を 100万ドルの報酬で要請した。但しそのリミットは3日間。失敗に終われば逆にゴールド夫妻は10万ドルを差し出すという賭けをアレックスは受ける。車椅子に乗り、奇妙な状況下で殺害された病身の総支配人はどのようにして、誰に殺されたのか?
 不可能興味あふれる出だしながら、現場見取り図も、意表を突く手がかりの出現もないのはちょっと。けっこう精緻な謎解きを見せてくれますが、パズラーに最も必要な「センス・オブ・ワンダー」の要素がやや寂しい。
 という訳で、あまり作者との知恵比べに拘らず、バレエ団の内幕や奇矯な投稿人物たち、ゴールド夫妻の息のあった⁉︎コンビプレーを楽しみながら、作者が導く解決に身を委ねるのがベターだと思います。
ゴールド2/死線 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ゴールド2/死線 (創元推理文庫)より
4488245021

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