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剣客群像
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剣客群像の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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満足しています | ||||
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女武芸者の姿が、以前、テレビ放送された大奥に出演していた蓮佛美沙子 に重なり、それが頭の中で動いていて面白かったです。(個人的な趣味です) 他にも達人・名人のそれぞれの境地や、死ぬ直前まで剣を追求していた人物が 描かれていて、楽しめました。 実在した・しないに関わらず、面白かったです。 | ||||
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虚実の剣客たちの、時に滑稽で、時に哀しい生きざまを描く剣客短編集であります。剣豪ではなく、剣客なのがミソ。 巻頭「秘伝」は諸岡一羽斎の弟子たちの、三人三様の剣術観と人生を描くもので、武芸者として誰が一番満ち足りた生き方をしたかと問いかけます。根岸兎角が真っ当な武芸者として登場するのは珍しいかも。 太平の世の剣客たちを描いた五編はいずれも短めながら、滑稽さ、哀しさを凝縮した逸品揃い。 「ごろんぼ佐之助」「ごめんよ」の巻末二編はやや長めで、時代の流れに翻弄された剣客の生涯が語られますが、他六編に比べると散漫な印象なのが残念。 クオリティはたいへん高いのですが、下ネタが多いのでその点は御注意を。 | ||||
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どうしても藤沢周平と比べてしまう。 藤沢氏よりもユーモラスなタッチ。 この短編集では、幕末を舞台にしているものが数編含まれており、 時代が変わるときの武士の変わりようと現代のわれわれのありようを重ねて読めた。 | ||||
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運転のハンドルの「あそび」があって、事実がふんわりと膨らんでそこが面白くなっています。 往年の時代小説作家では、海音寺潮五郎氏がこの対極にいることになりますね。 海音寺さんはフィクショナイズがさらに飛躍するかと思われる瞬間に「あそび」を扼殺しましたから。 | ||||
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池波正太郎の短編集です。収録されているのは以下の八編。 1. 秘伝: 戦国末期に剣の師匠の秘伝を巡って争った兄弟弟子の物語 2. 妙音記: 江戸初期に、柔術を極めた武家の一人娘の物語 3. かわうそ平内:時代は元禄、かわうそ平内こと辻平内の飄々とした姿を描く 4. 柔術師弟記:柔術を極め技に溺れた弟子を持った師匠の苦悩と師弟愛の物語 5. 弓の源八:自らを厳しく律し、仙人のような境地にまで達した弓名人の生涯 6. 寛政女武者:素性を隠し女中をしている手裏剣名人の切ない生の物語 7. ごろんぼ佐之助:新撰組隊士、原田佐之助の生涯。明治期の後日談もあり。 8. ごめんよ:江戸末期に剣技を極めた幕臣の江戸から明治にかけての生涯 実在の人物もあり、架空の人物もありだが、いずれも武芸の達人が主人公。 八編とも武芸が人生をどう変えたか、人にとって武芸とは何かを問う内容。 武芸の達人を英雄として描いた短編はここにはなく、武芸が功を挙げ名を成した 成功者への賞賛も無い。 武芸に縛られ、武芸で人生を変えたり、変えられたりした人たちの、 どこか切ない物語である。 | ||||
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