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紅の雁: 本所竪川河岸瓦版



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【この小説が収録されている参考書籍】
紅の雁―本所竪川河岸瓦版 (学研M文庫)

紅の雁: 本所竪川河岸瓦版の評価: 5.00/5点 レビュー 1件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(5pt)

一気に4巻読了しました

やはり、真行の相手はお鶴さんですね、こういう終わり方もあるのですね。
思いも寄らない結末が待っていました。
この表紙がそれを表していました。

雪乃さんは人柄も素晴らしく、立派なお武家の正室には雪乃さんであることは真行も
心にあったし、雪乃さんの良さに惹かれることのある自分を認めてもいました。
でも、真行には、お鶴さんとお糸ちゃんがいないといけません。
お糸ちゃんの描き方がいいなと思います。
いつも真行にすっかり甘えきっていて、どんなに「あなたの子ではありません」とお鶴さんに
言われても、真行の子であることは間違いないです。
寄りにも寄って、お糸ちゃんが真行と手をつなぎ、真行の足にしがみついている…これは
お糸ちゃんにも真行にも当たり前の日常だったはずですが、これを見た武家娘の雪乃さんは、
たまらなかったはずです。

真行が花房を訪れたときの、お糸ちゃんの決まり文句、「おじちゃん、よく来たね、うれしいね」は、
読むたびに、魯迅の「故郷」の中の「ああルンちゃん、よく来たね」を思い出しました。
作者の遊び心かもしれません。
紅の雁―本所竪川河岸瓦版 (学研M文庫)Amazon書評・レビュー:紅の雁―本所竪川河岸瓦版 (学研M文庫)より
4059005444

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