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SAS/ヨルダン国王の危機
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【この小説が収録されている参考書籍】
SAS/ヨルダン国王の危機の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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プリンス・マルコ・シリーズの最大の特徴(私見では欠点)の1つは、バイオレンス描写がどぎつい事。本筋がおもしろければ許せる。だが、本筋があまりパッとしないと、どうって事ない話を通り越して、悪趣味な話に一気にグレードダウンしてしまう恐れがある。 本書はその欠点がもろに出た作品。殺人、拷問、虐殺がこれでもか、これでもかと展開され、しかもかなり残酷な描写で辟易した。これだけ暴力シーンにページが割かれていては、本筋が薄っぺらにならざるを得ず、悪趣味の印象がさらに際立ってしまった。だが最後の最後、無用のリンチから敵を救うために命を賭けた、マルコの心意気に感服したので、1点プラス。 なお、本書は1971年の第23作。ヨルダンにはパレスチナ難民が大量に流入するが、パレスチナ過激派はフセイン王制の転覆を試み、1970~71年内戦が勃発する。過激派がヨルダン国軍によって鎮圧された後も、依然として小競り合いが続く時期が本書の舞台である。ヨルダン内戦に興味があって読んだのに、あまり描き込まれていないのが残念。 | ||||
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