手紙

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評判

手紙の評価:

4.16/5点 レビュー 538件。 A ランク

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平均点4.16pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全628件 361〜380 19/32ページ
No.268
(5pt)

感動ものです

東野圭吾さんの作品はこれが初めてです。この作品から大ファンになり今は読みまくっています 自分のために犯罪を犯してしまった兄を弟が捨てる苦悩が書かれています とても感動モノです
手紙 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 手紙 (文春文庫)より
4167110113
No.267
(4pt)

考えさせられる

主人公(弟)の設定が現実味がなさすぎる等のレビューも見受けられますが、作家はあえてこういう設定にしたんだと思う。なぜなら、そうしないと犯罪者の家族がどれだけ大変かということが、分からないから、能力があってもこうなってしまう可能性があるということがよりわかりやすく伝わるからである。そしてあくまで小説であって、ノンフィクションではないということを考えると、設定自体は何ら批判を受けるべきものではないと思う。ただあくまでも個人の考え方次第なので、様々な意見があっていいと思う。小説としての評価ですが、素直に面白く、一気に最後まで読めた。弟の心の変遷も理解できるし、徐々に兄を疎んじるのも良く理解できた。弟の為を思って、犯罪を犯した兄、そんな兄に申し訳ないと思いながらも、何故そんなバカなことをしたのか・・・。弟は頼んでないと言いたかったでも言えなかった、兄の気持ちがわかったから。ただ、星一つ減点なのは、兄の動機部分をもっと掘り下げても良かったのではないか?これではただ単に兄はただのバカな犯罪者で、またお金に困ったら同じ事を繰り返しそうな気がする。(バカな犯罪者なのは確かだが・・・)最初は平仮名が多かった兄の手紙が、徐々に漢字が増えていったのは良かったのに、最初の犯罪の部分があまりにも簡単に書かれているので若干残念。あとは、弟に最後まで一緒にいてくれる女性が何故彼の事を好きになったのかがいまいち不明。どうも一目惚れっぽいのだが、重要な役割を占める人だけにもっとそういった部分を掘り下げても良かったと思う。実は、この作家の作品は全く読む気が起きなかったのだけど、ここ立て続けに読んでる。何の予備知識もなく読むのが一番いいかもしれない。実際、この話の内容すらも知らずに読んだ私。こんなに人気があるとも思ってなかった。
手紙 Amazon書評・レビュー: 手紙より
4620106674
No.266
(4pt)

考えさせられる

主人公(弟)の設定が現実味がなさすぎる等のレビューも見受けられますが、作家はあえてこういう設定にしたんだと思う。なぜなら、そうしないと犯罪者の家族がどれだけ大変かということが、分からないから、能力があってもこうなってしまう可能性があるということがよりわかりやすく伝わるからである。そしてあくまで小説であって、ノンフィクションではないということを考えると、設定自体は何ら批判を受けるべきものではないと思う。ただあくまでも個人の考え方次第なので、様々な意見があっていいと思う。小説としての評価ですが、素直に面白く、一気に最後まで読めた。弟の心の変遷も理解できるし、徐々に兄を疎んじるのも良く理解できた。弟の為を思って、犯罪を犯した兄、そんな兄に申し訳ないと思いながらも、何故そんなバカなことをしたのか・・・。弟は頼んでないと言いたかったでも言えなかった、兄の気持ちがわかったから。ただ、星一つ減点なのは、兄の動機部分をもっと掘り下げても良かったのではないか?これではただ単に兄はただのバカな犯罪者で、またお金に困ったら同じ事を繰り返しそうな気がする。(バカな犯罪者なのは確かだが・・・)最初は平仮名が多かった兄の手紙が、徐々に漢字が増えていったのは良かったのに、最初の犯罪の部分があまりにも簡単に書かれているので若干残念。あとは、弟に最後まで一緒にいてくれる女性が何故彼の事を好きになったのかがいまいち不明。どうも一目惚れっぽいのだが、重要な役割を占める人だけにもっとそういった部分を掘り下げても良かったと思う。実は、この作家の作品は全く読む気が起きなかったのだけど、ここ立て続けに読んでる。何の予備知識もなく読むのが一番いいかもしれない。実際、この話の内容すらも知らずに読んだ私。こんなに人気があるとも思ってなかった。
手紙 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 手紙 (文春文庫)より
4167110113
No.265
(5pt)

勉強になりました。

罪を犯した者やその身内が受ける差別や偏見について、とても考えさせられる内容でした。昔から学校などでは「差別や偏見はいけない事で人は皆平等」と教わってきましたが、実際はどうなのかという問いについてこの本では極めて現実的に書かれていると思います。ぜひ教科書に載せるなどして本作のテーマについて考えてもらいたい。私自身も考えさせられました。重いテーマなので気軽に読めるタイプの作品ではありませんが、気づくとその世界にどっぷりはまり込んでしまう辺り作者の文章力を実感します。また剛志からの最後の手紙やラストシーンでの直貴の心理描写には思わず涙が出てしまいました。東野さんの作品のなかでも特にお勧めしたいです。
手紙 Amazon書評・レビュー: 手紙より
4620106674
No.264
(5pt)

勉強になりました。

罪を犯した者やその身内が受ける差別や偏見について、とても考えさせられる内容でした。昔から学校などでは「差別や偏見はいけない事で人は皆平等」と教わってきましたが、実際はどうなのかという問いについてこの本では極めて現実的に書かれていると思います。ぜひ教科書に載せるなどして本作のテーマについて考えてもらいたい。私自身も考えさせられました。重いテーマなので気軽に読めるタイプの作品ではありませんが、気づくとその世界にどっぷりはまり込んでしまう辺り作者の文章力を実感します。また剛志からの最後の手紙やラストシーンでの直貴の心理描写には思わず涙が出てしまいました。東野さんの作品のなかでも特にお勧めしたいです。
手紙 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 手紙 (文春文庫)より
4167110113
No.263
(5pt)

すごすぎる

映画を観ていたが、間違えて借りてしまい、そのまま読み進めた。映画を観ていたせいで、読書は気楽に割りと早くできたが、はっきり言って、本書の方が映画よりもぜんぜん深かった。東野さんってすごいですね。どんな人生経験をしてきたら、こんな小説が書けるんだろう。。犯罪加害者家族の差別に関する内容だけど、差別というワードのつくあらゆることに通じる、根源的な内容を問いかけいたように感じた。被差別者と感じる人間が陥りやすい思考にメスをいれ、かなり冷淡に「社会性」をキーワードに論じていっている。私が特に感動したのは324ページの次の一節。 「自分の現在の苦境は、剛志が犯した罪に対する刑の一部なのだ。犯罪者は自分の家族の社会性をも殺す覚悟を持たねばならない。そのことを示すためにも差別は必要なのだ。未だかつて直貴は、そんな考えに触れたことさえなかった。自分が白い目で見られるのは、周りの人間が未熟なせいだと決めてかかっていた。これは理不尽なことなのだと運命を呪い続けていた。 それは甘えだったのかもしれない。差別はなくならない。問題はそこからなのだ。そこからの努力はしてきただろうかと考え、直貴は心の中で首を振った。いつも自分は諦めてきた。諦め、悲劇の主人公を気取っていただけだ」 以上、長い引用になったが、改めてみても私の心を打つ。差別という言葉を被差別者が発すること自体、僕は敗者の弁な気がする。直貴に社長が問いかけたように、社会性の絆を一つずつ自分の力でつむぎ直す作業せずして、「差別」という言葉は、被差別者にとっては、何も意味をなさない。単なる「諦め」「弱音」「敗北」の言葉でしかない。本書を読んでそう感じた。東野さんの本題とは違うが、こういう読み方もあったと感じてもらえればうれしいです。ただ。本書は、名著だと思う。東野さんの本を始めて読んだのので、ほかの本も読んでみたいと思った。
手紙 Amazon書評・レビュー: 手紙より
4620106674
No.262
(5pt)

すごすぎる

映画を観ていたが、間違えて借りてしまい、そのまま読み進めた。映画を観ていたせいで、読書は気楽に割りと早くできたが、はっきり言って、本書の方が映画よりもぜんぜん深かった。東野さんってすごいですね。どんな人生経験をしてきたら、こんな小説が書けるんだろう。。犯罪加害者家族の差別に関する内容だけど、差別というワードのつくあらゆることに通じる、根源的な内容を問いかけいたように感じた。被差別者と感じる人間が陥りやすい思考にメスをいれ、かなり冷淡に「社会性」をキーワードに論じていっている。私が特に感動したのは324ページの次の一節。 「自分の現在の苦境は、剛志が犯した罪に対する刑の一部なのだ。犯罪者は自分の家族の社会性をも殺す覚悟を持たねばならない。そのことを示すためにも差別は必要なのだ。未だかつて直貴は、そんな考えに触れたことさえなかった。自分が白い目で見られるのは、周りの人間が未熟なせいだと決めてかかっていた。これは理不尽なことなのだと運命を呪い続けていた。 それは甘えだったのかもしれない。差別はなくならない。問題はそこからなのだ。そこからの努力はしてきただろうかと考え、直貴は心の中で首を振った。いつも自分は諦めてきた。諦め、悲劇の主人公を気取っていただけだ」 以上、長い引用になったが、改めてみても私の心を打つ。差別という言葉を被差別者が発すること自体、僕は敗者の弁な気がする。直貴に社長が問いかけたように、社会性の絆を一つずつ自分の力でつむぎ直す作業せずして、「差別」という言葉は、被差別者にとっては、何も意味をなさない。単なる「諦め」「弱音」「敗北」の言葉でしかない。本書を読んでそう感じた。東野さんの本題とは違うが、こういう読み方もあったと感じてもらえればうれしいです。ただ。本書は、名著だと思う。東野さんの本を始めて読んだのので、ほかの本も読んでみたいと思った。
手紙 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 手紙 (文春文庫)より
4167110113
No.261
(5pt)

すごすぎる

映画を観ていたが、間違えて借りてしまい、そのまま読み進めた。
映画を観ていたせいで、読書は気楽に割りと早くできたが、はっきり言って、本書の方が映画よりもぜんぜん深かった。
東野さんってすごいですね。どんな人生経験をしてきたら、こんな小説が書けるんだろう。。
犯罪加害者家族の差別に関する内容だけど、差別というワードのつくあらゆることに通じる、根源的な内容を問いかけいたように感じた。
被差別者と感じる人間が陥りやすい思考にメスをいれ、かなり冷淡に「社会性」をキーワードに論じていっている。
私が特に感動したのは324ページの次の一節。
 「自分の現在の苦境は、剛志が犯した罪に対する刑の一部なのだ。犯罪者は自分の家族の社会性をも殺す覚悟を持たねばならない。そのことを示すためにも差別は必要なのだ。未だかつて直貴は、そんな考えに触れたことさえなかった。自分が白い目で見られるのは、周りの人間が未熟なせいだと決めてかかっていた。これは理不尽なことなのだと運命を呪い続けていた。
 それは甘えだったのかもしれない。差別はなくならない。問題はそこからなのだ。そこからの努力はしてきただろうかと考え、直貴は心の中で首を振った。いつも自分は諦めてきた。諦め、悲劇の主人公を気取っていただけだ」
 以上、長い引用になったが、改めてみても私の心を打つ。差別という言葉を被差別者が発すること自体、僕は敗者の弁な気がする。直貴に社長が問いかけたように、社会性の絆を一つずつ自分の力でつむぎ直す作業せずして、「差別」という言葉は、被差別者にとっては、何も意味をなさない。単なる「諦め」「弱音」「敗北」の言葉でしかない。本書を読んでそう感じた。東野さんの本題とは違うが、こういう読み方もあったと感じてもらえればうれしいです。ただ。本書は、名著だと思う。東野さんの本を始めて読んだのので、ほかの本も読んでみたいと思った。
手紙 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 手紙 (文春文庫)より
4167110113
No.260
(5pt)

すごすぎる

映画を観ていたが、間違えて借りてしまい、そのまま読み進めた。
映画を観ていたせいで、読書は気楽に割りと早くできたが、はっきり言って、本書の方が映画よりもぜんぜん深かった。
東野さんってすごいですね。どんな人生経験をしてきたら、こんな小説が書けるんだろう。。
犯罪加害者家族の差別に関する内容だけど、差別というワードのつくあらゆることに通じる、根源的な内容を問いかけいたように感じた。
被差別者と感じる人間が陥りやすい思考にメスをいれ、かなり冷淡に「社会性」をキーワードに論じていっている。
私が特に感動したのは324ページの次の一節。
 「自分の現在の苦境は、剛志が犯した罪に対する刑の一部なのだ。犯罪者は自分の家族の社会性をも殺す覚悟を持たねばならない。そのことを示すためにも差別は必要なのだ。未だかつて直貴は、そんな考えに触れたことさえなかった。自分が白い目で見られるのは、周りの人間が未熟なせいだと決めてかかっていた。これは理不尽なことなのだと運命を呪い続けていた。
 それは甘えだったのかもしれない。差別はなくならない。問題はそこからなのだ。そこからの努力はしてきただろうかと考え、直貴は心の中で首を振った。いつも自分は諦めてきた。諦め、悲劇の主人公を気取っていただけだ」
 以上、長い引用になったが、改めてみても私の心を打つ。差別という言葉を被差別者が発すること自体、僕は敗者の弁な気がする。直貴に社長が問いかけたように、社会性の絆を一つずつ自分の力でつむぎ直す作業せずして、「差別」という言葉は、被差別者にとっては、何も意味をなさない。単なる「諦め」「弱音」「敗北」の言葉でしかない。本書を読んでそう感じた。東野さんの本題とは違うが、こういう読み方もあったと感じてもらえればうれしいです。ただ。本書は、名著だと思う。東野さんの本を始めて読んだのので、ほかの本も読んでみたいと思った。
手紙 Amazon書評・レビュー: 手紙より
4620106674
No.259
(4pt)

翻弄。

個人的には、兄が金を切望し強盗に至るまでの心理描写がより欲しかったのと、終末が、で、どうなるのですか??という終わり方だったのでその2点が物足りなく感じました。ですが、物語り全般を通して犯罪者本人ではなく、その弟に焦点を当て、犯罪者の身内として世間の風当たりにさらされ生きてゆく様子が切々と描かれていく。どんなに兄の存在を隠し、真面目に誠実に生きてゆこうとしても、いつもどこからかその存在が明らかになり、自分の夢や希望を取り上げられてしまう。読んでいても救われない気持ちで一杯になりそうになるが、夢を一緒に追いかけた寺尾や、いつもどんな時の彼であっても一緒にいて励まし、最後には家族となった由実子、と少数ではあるが周りの境遇ではなく直貴自身を見てくれる存在があったことに感動します。社長の言葉については賛否あるようですが、私は何が言いたいのか、どうしてそういうことが言えるのか疑問であり、よくわかりませんでした。
手紙 Amazon書評・レビュー: 手紙より
4620106674
No.258
(4pt)

翻弄。

個人的には、兄が金を切望し強盗に至るまでの心理描写がより欲しかったのと、終末が、で、どうなるのですか??という終わり方だったのでその2点が物足りなく感じました。ですが、物語り全般を通して犯罪者本人ではなく、その弟に焦点を当て、犯罪者の身内として世間の風当たりにさらされ生きてゆく様子が切々と描かれていく。どんなに兄の存在を隠し、真面目に誠実に生きてゆこうとしても、いつもどこからかその存在が明らかになり、自分の夢や希望を取り上げられてしまう。読んでいても救われない気持ちで一杯になりそうになるが、夢を一緒に追いかけた寺尾や、いつもどんな時の彼であっても一緒にいて励まし、最後には家族となった由実子、と少数ではあるが周りの境遇ではなく直貴自身を見てくれる存在があったことに感動します。社長の言葉については賛否あるようですが、私は何が言いたいのか、どうしてそういうことが言えるのか疑問であり、よくわかりませんでした。
手紙 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 手紙 (文春文庫)より
4167110113
No.257
(5pt)

手紙の意味

DVDも見たけど、本の方が感じるものが多くて全然感じ方が違った。
手紙ってのはただ自分の気持ちを文字に書いた紙ではない。
人権や差別についてもこの本から感じることが多かった。
差別を避けて生きていくのではなく、差別は当たり前でそれを含めた罪を
受刑者は受けなければならない。残された受刑者の家族はそういうもの。
情景がこの本から切々と感じられ、食い入るように呼んでしまった。
寝る前に読んだら寝れなくなります。
手紙 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 手紙 (文春文庫)より
4167110113
No.256
(5pt)

手紙の意味

DVDも見たけど、本の方が感じるものが多くて全然感じ方が違った。
手紙ってのはただ自分の気持ちを文字に書いた紙ではない。
人権や差別についてもこの本から感じることが多かった。
差別を避けて生きていくのではなく、差別は当たり前でそれを含めた罪を
受刑者は受けなければならない。残された受刑者の家族はそういうもの。
情景がこの本から切々と感じられ、食い入るように呼んでしまった。
寝る前に読んだら寝れなくなります。
手紙 Amazon書評・レビュー: 手紙より
4620106674
No.255
(5pt)

水分補給必須です。

涙もろいので、しょっちゅう何かを観たり
読んだりして泣きますが、体が震えてページを
めくる前に勝手にその内容を想像して、
声を出して泣いてしまったのは
この本が初めてでした。
この物語のキーはタイトル通り手紙ですが、
ラスト、確実にこの『手紙』に
心揺さぶられます。
正直、途中まではなんの罪も犯していないけれども、
犯罪者の弟ということで彼に降りかかる
切ない結末は仕方ないだろうと感じていました。
ここで描かれている社会が彼に対してしてしまう
過剰な接し方も仕方のないことで、それでも
認めてくれる友人はいるし、
彼は人に恵まれているじゃない、
と感じていました。
でも弟は腑に落ちていない。
自分だって正々堂々生きる権利はあると
思い、頑張っている。
そしてそんな彼に社長の言葉が彼に降りかかる……。
この社長の言葉は東野圭吾の心情だと思えてなりませんでした。
耳が痛いほどの現実でずっしりと心に響いてきました。
罪を犯すことは社会的な死を選ぶこと―。
犯罪が繰り返されているこの世の中で
このお話しはある意味身近であり、
とても生々しかった。
最後の最後の一文は泣いてるのに
さらにさらに追い討ちかけるように泣かされます。
さすが評判通り。
名作です。
手紙 Amazon書評・レビュー: 手紙より
4620106674
No.254
(5pt)

水分補給必須です。

涙もろいので、しょっちゅう何かを観たり
読んだりして泣きますが、体が震えてページを
めくる前に勝手にその内容を想像して、
声を出して泣いてしまったのは
この本が初めてでした。
この物語のキーはタイトル通り手紙ですが、
ラスト、確実にこの『手紙』に
心揺さぶられます。
正直、途中まではなんの罪も犯していないけれども、
犯罪者の弟ということで彼に降りかかる
切ない結末は仕方ないだろうと感じていました。
ここで描かれている社会が彼に対してしてしまう
過剰な接し方も仕方のないことで、それでも
認めてくれる友人はいるし、
彼は人に恵まれているじゃない、
と感じていました。
でも弟は腑に落ちていない。
自分だって正々堂々生きる権利はあると
思い、頑張っている。
そしてそんな彼に社長の言葉が彼に降りかかる……。
この社長の言葉は東野圭吾の心情だと思えてなりませんでした。
耳が痛いほどの現実でずっしりと心に響いてきました。
罪を犯すことは社会的な死を選ぶこと―。
犯罪が繰り返されているこの世の中で
このお話しはある意味身近であり、
とても生々しかった。
最後の最後の一文は泣いてるのに
さらにさらに追い討ちかけるように泣かされます。
さすが評判通り。
名作です。
手紙 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 手紙 (文春文庫)より
4167110113
No.253
(5pt)

深い感動と強烈なメッセージ性を兼ね備えた、東野圭吾最盛期の不朽の名作

殺人事件が起こった場合、専らマスコミにクローズアップされるのは、悲しみに打ちひしがれる被害者の家族の状況だ。加害者の家族が、夜逃げ同然に行方をくらますこともある悲惨な状況は、我々も、ときにマスコミの報道で知ることもあるのだが、この作品は、そんな加害者の家族が、事件後、どれほど過酷な運命と対峙していかなければならないのかを真正面から描いた、東野圭吾最盛期の不朽の名作である。 
強盗殺人事件の加害者の弟である主人公の武島直貴は、その後の人生のあらゆる岐路で、理不尽としか思えない差別で、その人生を台無しにされていく。しかし、そうした差別を行っている人たちの大半が、実は、どこにでもいる平均的な一般市民であり、また、そうした差別の大半が、それなりに理解できるものであり、自分自身が当事者になった場合に、絶対に同じ対応はしないと自信を持って言い切れないものであるところが、一層、事態の難しさと、やるせなさを感じさせてしまうのだ。 
作者は、不当な扱いを受けた直貴の勤務先の社長の意見として、おそらく、作者自身の持論と思われる、加害者の家族には過酷とも思える独特の理論を展開させている。こうした考え方には、当然、賛否両論があると思うのだが、この作品は、そうした考え方を通して、我々は犯罪加害者の家族とどう向き合うべきか、犯罪加害者の家族はどう生きるべきかを、読者に強烈に問い質してくる極めてメッセージ性の高い作品なのだ。ぐいぐいと読者を引き込んでいく作者の構成力と展開力の上手さ、「私は手紙を書くべきではなかったのです」という言葉の本当の意味が明らかになるラストの感動の深さも、圧巻だ。 
最近の作者の作品は、ルーティン・ワーク化している面があり、深い感動を味わえる作品がなくなってきているので、作者の最も油の乗り切っていた時期の最高傑作といっても過言ではないこの作品を、ぜひ味わっていただきたい。 
手紙 Amazon書評・レビュー: 手紙より
4620106674
No.252
(5pt)

深い感動と強烈なメッセージ性を兼ね備えた、東野圭吾最盛期の不朽の名作

殺人事件が起こった場合、専らマスコミにクローズアップされるのは、悲しみに打ちひしがれる被害者の家族の状況だ。加害者の家族が、夜逃げ同然に行方をくらますこともある悲惨な状況は、我々も、ときにマスコミの報道で知ることもあるのだが、この作品は、そんな加害者の家族が、事件後、どれほど過酷な運命と対峙していかなければならないのかを真正面から描いた、東野圭吾最盛期の不朽の名作である。 
強盗殺人事件の加害者の弟である主人公の武島直貴は、その後の人生のあらゆる岐路で、理不尽としか思えない差別で、その人生を台無しにされていく。しかし、そうした差別を行っている人たちの大半が、実は、どこにでもいる平均的な一般市民であり、また、そうした差別の大半が、それなりに理解できるものであり、自分自身が当事者になった場合に、絶対に同じ対応はしないと自信を持って言い切れないものであるところが、一層、事態の難しさと、やるせなさを感じさせてしまうのだ。 
作者は、不当な扱いを受けた直貴の勤務先の社長の意見として、おそらく、作者自身の持論と思われる、加害者の家族には過酷とも思える独特の理論を展開させている。こうした考え方には、当然、賛否両論があると思うのだが、この作品は、そうした考え方を通して、我々は犯罪加害者の家族とどう向き合うべきか、犯罪加害者の家族はどう生きるべきかを、読者に強烈に問い質してくる極めてメッセージ性の高い作品なのだ。ぐいぐいと読者を引き込んでいく作者の構成力と展開力の上手さ、「私は手紙を書くべきではなかったのです」という言葉の本当の意味が明らかになるラストの感動の深さも、圧巻だ。 
最近の作者の作品は、ルーティン・ワーク化している面があり、深い感動を味わえる作品がなくなってきているので、作者の最も油の乗り切っていた時期の最高傑作といっても過言ではないこの作品を、ぜひ味わっていただきたい。 
手紙 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 手紙 (文春文庫)より
4167110113
No.251
(4pt)

法に裁かれるのは当人だけかもしれないけど

弟の大学進学の資金のために、ある家に盗みに入り、衝動的に殺人を犯してしまう兄。加害者側の家族である弟を主人公とし、強盗殺人犯の弟というレッテルを貼られ、周りからの差別や偏見を受ける苦悩を描いている。
主人公の気持ちもよくわかるが、周りの人々の気持ちもわかってしまうのが悲しい。自分は、周りにそういう人がいた場合、すんなり受け入れることができるか、と考えると率直に「ハイ」とはいえないのである。攻撃するわけではなく、守ってしまうと思う。変に気をつかってしまうような。
お兄さんの手紙は、とても気持ちのこもった手紙であるが、それを次第に弟が捨てていく描写が出てくる。とても悲しくなるが、同時にしょうがないのかもしれないとも思ってしまう。
罪を犯すときは、自分の周りの家族や友人が受ける差別や偏見を含めて罪であることを忘れてはいけないってことだね。法に裁かれるのは当人だけかもしれないけど、社会的に裁かれるのは当人だけではないのである。
手紙 Amazon書評・レビュー: 手紙より
4620106674
No.250
(4pt)

法に裁かれるのは当人だけかもしれないけど

弟の大学進学の資金のために、ある家に盗みに入り、衝動的に殺人を犯してしまう兄。加害者側の家族である弟を主人公とし、強盗殺人犯の弟というレッテルを貼られ、周りからの差別や偏見を受ける苦悩を描いている。
主人公の気持ちもよくわかるが、周りの人々の気持ちもわかってしまうのが悲しい。自分は、周りにそういう人がいた場合、すんなり受け入れることができるか、と考えると率直に「ハイ」とはいえないのである。攻撃するわけではなく、守ってしまうと思う。変に気をつかってしまうような。
お兄さんの手紙は、とても気持ちのこもった手紙であるが、それを次第に弟が捨てていく描写が出てくる。とても悲しくなるが、同時にしょうがないのかもしれないとも思ってしまう。
罪を犯すときは、自分の周りの家族や友人が受ける差別や偏見を含めて罪であることを忘れてはいけないってことだね。法に裁かれるのは当人だけかもしれないけど、社会的に裁かれるのは当人だけではないのである。
手紙 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 手紙 (文春文庫)より
4167110113
No.249
(5pt)

終わりのない戦い・・・・

この本を読んだ後、涙が出ました。とても深く、そして重い作品です。犯罪を犯した遺族の人生を描写しているのですが、そこには色々な障害があります。その障害を乗り越えるためのアドバイスをしてくださる方もいます。(私はそのアドバイスが本当に心に染みたんですが) しかし、それでも彼はこれからも苦しんでいくのでしょう。答えはないのです。
最後のimagineの終わり方は、何度読んでも泣けてきます。
読後いつまでも残る余韻、、、東野さんの本の中では白夜行と1、2を争う秀作だと思います。
手紙 Amazon書評・レビュー: 手紙より
4620106674