東京公園

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評判

東京公園の評価:

4.07/5点 レビュー 15件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.07pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全47件 21〜40 2/3ページ
No.27
(1pt)

残念ながら

私には、この物語に感情移入することはできませんでした。

何も、起こらない…、どきどきわくわくするところもない。
登場人物にも魅力を感じない。
最後まで引っ張った、百合香の謎のように思えた行動も
結局の理由はそれだけですか…?のような感じで、がっかりしました。

皆さんのレビューがよいので、
単に私にはよさが理解できなかったと言う事かもしれません。
東京公園 Amazon書評・レビュー: 東京公園より
4104718025
No.26
(1pt)

残念ながら

私には、この物語に感情移入することはできませんでした。

何も、起こらない…、どきどきわくわくするところもない。
登場人物にも魅力を感じない。
最後まで引っ張った、百合香の謎のように思えた行動も
結局の理由はそれだけですか…?のような感じで、がっかりしました。

皆さんのレビューがよいので、
単に私にはよさが理解できなかったと言う事かもしれません。
東京公園 Amazon書評・レビュー: 東京公園より
B00C6XA3N8
No.25
(1pt)

残念ながら

私には、この物語に感情移入することはできませんでした。

何も、起こらない…、どきどきわくわくするところもない。
登場人物にも魅力を感じない。
最後まで引っ張った、百合香の謎のように思えた行動も
結局の理由はそれだけですか…?のような感じで、がっかりしました。

皆さんのレビューがよいので、
単に私にはよさが理解できなかったと言う事かもしれません。
東京公園 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 東京公園 (新潮文庫)より
4101277419
No.24
(4pt)

青春版・お伽噺(おとぎばなし)。

主人公(男子大学生)の一人称で語りすすめられる、瑞々しい青春小説です。
 すこし謎めいた展開、それを取り囲む魅力的な友達や大人たち。悪人の登場も無ければ人を傷つける場面も無い。だけど登場人物はみな、心に葛藤や咀嚼しきれない感情を内に秘めていていて、それが「生きている感」として作品全体を彩り、読む者に共感を覚えさせます。
 僕も年甲斐(40+α歳)なく、読んで胸を締め付けられました。

 さしづめ青春版のお伽噺とでもいったところでしょうか。

 読みやすい文章で、一気に読み終えることができます。読書初心者にもオススメ。
東京公園 Amazon書評・レビュー: 東京公園より
4104718025
No.23
(4pt)

青春版・お伽噺(おとぎばなし)。

主人公(男子大学生)の一人称で語りすすめられる、瑞々しい青春小説です。
 すこし謎めいた展開、それを取り囲む魅力的な友達や大人たち。悪人の登場も無ければ人を傷つける場面も無い。だけど登場人物はみな、心に葛藤や咀嚼しきれない感情を内に秘めていていて、それが「生きている感」として作品全体を彩り、読む者に共感を覚えさせます。
 僕も年甲斐(40+α歳)なく、読んで胸を締め付けられました。

 さしづめ青春版のお伽噺とでもいったところでしょうか。

 読みやすい文章で、一気に読み終えることができます。読書初心者にもオススメ。
東京公園 Amazon書評・レビュー: 東京公園より
B00C6XA3N8
No.22
(4pt)

青春版・お伽噺(おとぎばなし)。

主人公(男子大学生)の一人称で語りすすめられる、瑞々しい青春小説です。
 すこし謎めいた展開、それを取り囲む魅力的な友達や大人たち。悪人の登場も無ければ人を傷つける場面も無い。だけど登場人物はみな、心に葛藤や咀嚼しきれない感情を内に秘めていていて、それが「生きている感」として作品全体を彩り、読む者に共感を覚えさせます。
 僕も年甲斐(40+α歳)なく、読んで胸を締め付けられました。

 さしづめ青春版のお伽噺とでもいったところでしょうか。

 読みやすい文章で、一気に読み終えることができます。読書初心者にもオススメ。
東京公園 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 東京公園 (新潮文庫)より
4101277419
No.21
(5pt)

三浦春馬主演で映画で実写化されます。

6月18日(土)に映画が公開されますが、どの映画情報誌でも、凄く評価が高いのは、ある意味、三浦春馬君演じる「光司」と、青山真治監督の出逢いの賜物だと思います。 実際に、主人公の「光司」に春馬君が「等身大」で演じていることだと思うのですが、本人も対談で話しているのを聞くと、「光司」は今の春馬君に限りなく近いという事だそうです。「素」の春馬君を観ることが出来るのは、この映画が最初で最後に為るのではないかと思います。生憎、「東北地方大震災」で、映画館も放映が限られているようなんですが、皆さん、頑張って鑑賞しに行きましょう! 因みに、この映画は、昨年の『君に届け』の後に撮影されたものです。この映画を撮った後に、フジテレビの月9ドラマ『大切なことはすべて君が教えてくれた』の順番だそうです。春馬君は、全く違う「役柄」を若干、二十歳でこなせているのは、ホントに凄い!としか、言い様がありません!これから、ます増す「楽しみな役者」さんだと、私は思います。
東京公園 Amazon書評・レビュー: 東京公園より
4104718025
No.20
(5pt)

三浦春馬主演で映画で実写化されます。

6月18日(土)に映画が公開されますが、どの映画情報誌でも、凄く評価が高いのは、ある意味、三浦春馬君演じる「光司」と、青山真治監督の出逢いの賜物だと思います。 実際に、主人公の「光司」に春馬君が「等身大」で演じていることだと思うのですが、本人も対談で話しているのを聞くと、「光司」は今の春馬君に限りなく近いという事だそうです。「素」の春馬君を観ることが出来るのは、この映画が最初で最後に為るのではないかと思います。生憎、「東北地方大震災」で、映画館も放映が限られているようなんですが、皆さん、頑張って鑑賞しに行きましょう! 因みに、この映画は、昨年の『君に届け』の後に撮影されたものです。この映画を撮った後に、フジテレビの月9ドラマ『大切なことはすべて君が教えてくれた』の順番だそうです。春馬君は、全く違う「役柄」を若干、二十歳でこなせているのは、ホントに凄い!としか、言い様がありません!これから、ます増す「楽しみな役者」さんだと、私は思います。
東京公園 Amazon書評・レビュー: 東京公園より
B00C6XA3N8
No.19
(5pt)

三浦春馬主演で映画で実写化されます。

6月18日(土)に映画が公開されますが、どの映画情報誌でも、凄く評価が高いのは、ある意味、三浦春馬君演じる「光司」と、青山真治監督の出逢いの賜物だと思います。 実際に、主人公の「光司」に春馬君が「等身大」で演じていることだと思うのですが、本人も対談で話しているのを聞くと、「光司」は今の春馬君に限りなく近いという事だそうです。「素」の春馬君を観ることが出来るのは、この映画が最初で最後に為るのではないかと思います。生憎、「東北地方大震災」で、映画館も放映が限られているようなんですが、皆さん、頑張って鑑賞しに行きましょう! 因みに、この映画は、昨年の『君に届け』の後に撮影されたものです。この映画を撮った後に、フジテレビの月9ドラマ『大切なことはすべて君が教えてくれた』の順番だそうです。春馬君は、全く違う「役柄」を若干、二十歳でこなせているのは、ホントに凄い!としか、言い様がありません!これから、ます増す「楽しみな役者」さんだと、私は思います。
東京公園 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 東京公園 (新潮文庫)より
4101277419
No.18
(5pt)

なんと清々しい作品なのでしょうか。

正直、あまり期待してなかったのです。小路さんごめんなさい。
映画化されるという事で気になって読みました。
もう素敵です。素敵過ぎます。感激しました。
時間のある時に外で読んでたら泣きそうになり、家でゆっくり読みました。

主人公の圭司、幼馴染みの富永ちゃん、年上のルームメイト、ヒロ。
みんなが優しいんです。まだ若い彼らは生き方を探してる。
いい加減で、曖昧に生きてるようにも思えるのですが、
でも大事な事だけはちゃんと分かってる。
無意識なのかもしれない、でもその大事な事を失くさないように
毎日、曖昧なようでしっかり考えて生きてる。
その姿がなんとも愛おしくて、涙がでました。
昔、昔に忘れてしまった感情を呼び起こされる気がしました。

圭司と義姉との関係も優しさと温かさの塊です。
あくまで関係性をハッキリさせない事がこんなにもイライラしないで
そのままでいて欲しいと思えるなんて不思議です。

小路さん本当に素敵な作品を有難うございました。

素敵な映画になってる事を望みます。
東京公園 Amazon書評・レビュー: 東京公園より
4104718025
No.17
(5pt)

なんと清々しい作品なのでしょうか。

正直、あまり期待してなかったのです。小路さんごめんなさい。
映画化されるという事で気になって読みました。
もう素敵です。素敵過ぎます。感激しました。
時間のある時に外で読んでたら泣きそうになり、家でゆっくり読みました。

主人公の圭司、幼馴染みの富永ちゃん、年上のルームメイト、ヒロ。
みんなが優しいんです。まだ若い彼らは生き方を探してる。
いい加減で、曖昧に生きてるようにも思えるのですが、
でも大事な事だけはちゃんと分かってる。
無意識なのかもしれない、でもその大事な事を失くさないように
毎日、曖昧なようでしっかり考えて生きてる。
その姿がなんとも愛おしくて、涙がでました。
昔、昔に忘れてしまった感情を呼び起こされる気がしました。

圭司と義姉との関係も優しさと温かさの塊です。
あくまで関係性をハッキリさせない事がこんなにもイライラしないで
そのままでいて欲しいと思えるなんて不思議です。

小路さん本当に素敵な作品を有難うございました。

素敵な映画になってる事を望みます。
東京公園 Amazon書評・レビュー: 東京公園より
B00C6XA3N8
No.16
(5pt)

なんと清々しい作品なのでしょうか。

正直、あまり期待してなかったのです。小路さんごめんなさい。
映画化されるという事で気になって読みました。
もう素敵です。素敵過ぎます。感激しました。
時間のある時に外で読んでたら泣きそうになり、家でゆっくり読みました。

主人公の圭司、幼馴染みの富永ちゃん、年上のルームメイト、ヒロ。
みんなが優しいんです。まだ若い彼らは生き方を探してる。
いい加減で、曖昧に生きてるようにも思えるのですが、
でも大事な事だけはちゃんと分かってる。
無意識なのかもしれない、でもその大事な事を失くさないように
毎日、曖昧なようでしっかり考えて生きてる。
その姿がなんとも愛おしくて、涙がでました。
昔、昔に忘れてしまった感情を呼び起こされる気がしました。

圭司と義姉との関係も優しさと温かさの塊です。
あくまで関係性をハッキリさせない事がこんなにもイライラしないで
そのままでいて欲しいと思えるなんて不思議です。

小路さん本当に素敵な作品を有難うございました。

素敵な映画になってる事を望みます。
東京公園 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 東京公園 (新潮文庫)より
4101277419
No.15
(3pt)

北海道出身者の温かさ

はじめて小路幸也の本を手にしました。
 登場人物はみな幸せな人たち。特に主人公は、幼い頃母の死と父の再婚という経験をしながら、葛藤や屈折を抱えずに中途半端な今を満足そうに生きている。彼の周囲は彼に好意を寄せる人たちばかりで、彼を傷つける人はいない。
 彼に妻の写真を依頼するサラリ−マンと女友だちだけは、自分の現状に不安や葛藤を抱いているが、やっぱり幸せな環境に生きていて最後には何となく収まるという筋書き。
 確かにイメージできるのはどしゃ降りで誰もいない公園ではなく、ポカポカと温かいぬくぬくとした公園の芝生である。
 作者も主人公もいかにも北海道出身という印象の物語。かくいう私も北海道在住です。
東京公園 Amazon書評・レビュー: 東京公園より
4104718025
No.14
(3pt)

北海道出身者の温かさ

はじめて小路幸也の本を手にしました。
 登場人物はみな幸せな人たち。特に主人公は、幼い頃母の死と父の再婚という経験をしながら、葛藤や屈折を抱えずに中途半端な今を満足そうに生きている。彼の周囲は彼に好意を寄せる人たちばかりで、彼を傷つける人はいない。
 彼に妻の写真を依頼するサラリ−マンと女友だちだけは、自分の現状に不安や葛藤を抱いているが、やっぱり幸せな環境に生きていて最後には何となく収まるという筋書き。
 確かにイメージできるのはどしゃ降りで誰もいない公園ではなく、ポカポカと温かいぬくぬくとした公園の芝生である。
 作者も主人公もいかにも北海道出身という印象の物語。かくいう私も北海道在住です。
東京公園 Amazon書評・レビュー: 東京公園より
B00C6XA3N8
No.13
(3pt)

北海道出身者の温かさ

はじめて小路幸也の本を手にしました。
 登場人物はみな幸せな人たち。特に主人公は、幼い頃母の死と父の再婚という経験をしながら、葛藤や屈折を抱えずに中途半端な今を満足そうに生きている。彼の周囲は彼に好意を寄せる人たちばかりで、彼を傷つける人はいない。
 彼に妻の写真を依頼するサラリ−マンと女友だちだけは、自分の現状に不安や葛藤を抱いているが、やっぱり幸せな環境に生きていて最後には何となく収まるという筋書き。
 確かにイメージできるのはどしゃ降りで誰もいない公園ではなく、ポカポカと温かいぬくぬくとした公園の芝生である。
 作者も主人公もいかにも北海道出身という印象の物語。かくいう私も北海道在住です。
東京公園 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 東京公園 (新潮文庫)より
4101277419
No.12
(5pt)

途中の日々を描いた物語

完璧な物語。
優しくあたたかく、読み手の心の中にすっとはいってくるような、そのような小説を久し振り
に読んだ気がする。
青春の一時期、途上にある若者達の姿をノスタルジー豊かに描いた小路幸也のこの作品は、間
違いなく極私的ベスト本の上位にくるだろう。
こんな感じ方をするのは私の学生時代の体験や現在のポジションに類似するところが多いこと
も影響しているのだろうが、この短い200ページあまりの作品が最近になく稀な深い感動を
与えてくれた。

「まだ、僕達は途中にいる。
それは常に歩いていないと、どこかへ向かっていかないと使えない表現だ。」

カメラマン志望の圭司は、ひょんなことから頼まれて、写真を隠し撮りすることになった人妻
の百合香さんに淡い恋心を抱く。一言も言葉をかわさない淡い関係を中心に、圭司をめぐる友
人や家族のエピソードが描かれる。
映画好きの幼なじみ富永、イラストレーター、ミュージシャンなど多彩な才能を持つヒロ、血
の繋がっていない姉、咲実。
圭司の生活に登場する人たちは皆やさしく、あたたかい。
人生の苦味、葛藤、衝突などはあえて書かれず、事件は起きない。
なにげない日常のなか、唯一百合香さんを、隠し撮りすることだけが普通とは違うことだ。
その百合香さんがでかける公園がとてもいい。
天気の良い日、2歳の娘といっしょに手をつなぎながら歩く。その後を追いかけて写真に収め
る圭司。
公園は家族連れや、昼休みのサラリーマンで賑わっている。明るい光のなかを黙って歩く百合
香さんはとても孤独に見える。

途中の日々。
若い時代に通過する何ものでもない、何になるかも決めていない、でも、何かに向かって歩き
続けているという確信はある、そんな時期。
その奇跡のような一時期を、きちんと切り取って、手のひらに乗せてくれた。
作家という仕事の魅力ってこんな感動をあたえちゃうことが出来る、そこなんだろうな、と思
う。

最後に、すべてがピタリとはまるパズルのような、心憎い一文がありました。
ちょっと歳のいった映画ファンなら、わかると思います。
そんな洒落た楽しみ方もできる作品です。
東京公園 Amazon書評・レビュー: 東京公園より
4104718025
No.11
(5pt)

途中の日々を描いた物語

完璧な物語。
優しくあたたかく、読み手の心の中にすっとはいってくるような、そのような小説を久し振り
に読んだ気がする。
青春の一時期、途上にある若者達の姿をノスタルジー豊かに描いた小路幸也のこの作品は、間
違いなく極私的ベスト本の上位にくるだろう。
こんな感じ方をするのは私の学生時代の体験や現在のポジションに類似するところが多いこと
も影響しているのだろうが、この短い200ページあまりの作品が最近になく稀な深い感動を
与えてくれた。

「まだ、僕達は途中にいる。
それは常に歩いていないと、どこかへ向かっていかないと使えない表現だ。」

カメラマン志望の圭司は、ひょんなことから頼まれて、写真を隠し撮りすることになった人妻
の百合香さんに淡い恋心を抱く。一言も言葉をかわさない淡い関係を中心に、圭司をめぐる友
人や家族のエピソードが描かれる。
映画好きの幼なじみ富永、イラストレーター、ミュージシャンなど多彩な才能を持つヒロ、血
の繋がっていない姉、咲実。
圭司の生活に登場する人たちは皆やさしく、あたたかい。
人生の苦味、葛藤、衝突などはあえて書かれず、事件は起きない。
なにげない日常のなか、唯一百合香さんを、隠し撮りすることだけが普通とは違うことだ。
その百合香さんがでかける公園がとてもいい。
天気の良い日、2歳の娘といっしょに手をつなぎながら歩く。その後を追いかけて写真に収め
る圭司。
公園は家族連れや、昼休みのサラリーマンで賑わっている。明るい光のなかを黙って歩く百合
香さんはとても孤独に見える。

途中の日々。
若い時代に通過する何ものでもない、何になるかも決めていない、でも、何かに向かって歩き
続けているという確信はある、そんな時期。
その奇跡のような一時期を、きちんと切り取って、手のひらに乗せてくれた。
作家という仕事の魅力ってこんな感動をあたえちゃうことが出来る、そこなんだろうな、と思
う。

最後に、すべてがピタリとはまるパズルのような、心憎い一文がありました。
ちょっと歳のいった映画ファンなら、わかると思います。
そんな洒落た楽しみ方もできる作品です。
東京公園 Amazon書評・レビュー: 東京公園より
B00C6XA3N8
No.10
(5pt)

途中の日々を描いた物語

完璧な物語。
優しくあたたかく、読み手の心の中にすっとはいってくるような、そのような小説を久し振り
に読んだ気がする。
青春の一時期、途上にある若者達の姿をノスタルジー豊かに描いた小路幸也のこの作品は、間
違いなく極私的ベスト本の上位にくるだろう。
こんな感じ方をするのは私の学生時代の体験や現在のポジションに類似するところが多いこと
も影響しているのだろうが、この短い200ページあまりの作品が最近になく稀な深い感動を
与えてくれた。

「まだ、僕達は途中にいる。
それは常に歩いていないと、どこかへ向かっていかないと使えない表現だ。」

カメラマン志望の圭司は、ひょんなことから頼まれて、写真を隠し撮りすることになった人妻
の百合香さんに淡い恋心を抱く。一言も言葉をかわさない淡い関係を中心に、圭司をめぐる友
人や家族のエピソードが描かれる。
映画好きの幼なじみ富永、イラストレーター、ミュージシャンなど多彩な才能を持つヒロ、血
の繋がっていない姉、咲実。
圭司の生活に登場する人たちは皆やさしく、あたたかい。
人生の苦味、葛藤、衝突などはあえて書かれず、事件は起きない。
なにげない日常のなか、唯一百合香さんを、隠し撮りすることだけが普通とは違うことだ。
その百合香さんがでかける公園がとてもいい。
天気の良い日、2歳の娘といっしょに手をつなぎながら歩く。その後を追いかけて写真に収め
る圭司。
公園は家族連れや、昼休みのサラリーマンで賑わっている。明るい光のなかを黙って歩く百合
香さんはとても孤独に見える。

途中の日々。
若い時代に通過する何ものでもない、何になるかも決めていない、でも、何かに向かって歩き
続けているという確信はある、そんな時期。
その奇跡のような一時期を、きちんと切り取って、手のひらに乗せてくれた。
作家という仕事の魅力ってこんな感動をあたえちゃうことが出来る、そこなんだろうな、と思
う。

最後に、すべてがピタリとはまるパズルのような、心憎い一文がありました。
ちょっと歳のいった映画ファンなら、わかると思います。
そんな洒落た楽しみ方もできる作品です。
東京公園 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 東京公園 (新潮文庫)より
4101277419
No.9
(5pt)

散歩に行きたくなります。

美しい5月にぴったりの本です。

なにげなく、表紙に惹かれて買ったのですが、中身も本当にいい。

家族写真を撮影するために、公園めぐりをする大学生の圭司、同居人のヒロ、

義理の姉など登場人物がみんなちょっと心に傷を持ちながらも優しく、相手を大事にしている

感じがとても素敵です。

登場してくる公園に行ったら圭司が撮影してそうな気がしてしまう、そんな小説です。
東京公園 Amazon書評・レビュー: 東京公園より
4104718025
No.8
(5pt)

散歩に行きたくなります。

美しい5月にぴったりの本です。

なにげなく、表紙に惹かれて買ったのですが、中身も本当にいい。

家族写真を撮影するために、公園めぐりをする大学生の圭司、同居人のヒロ、

義理の姉など登場人物がみんなちょっと心に傷を持ちながらも優しく、相手を大事にしている

感じがとても素敵です。

登場してくる公園に行ったら圭司が撮影してそうな気がしてしまう、そんな小説です。
東京公園 Amazon書評・レビュー: 東京公園より
B00C6XA3N8