(短編集)

半七捕物帳 6

【この小説が収録されている参考書籍】

評判

半七捕物帳 6の評価:

4.57/5点 レビュー 21件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.57pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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未読の方はご注意ください

全23件 21〜23 2/2ページ
No.3
(4pt)

推理小説が好きなら勝って損はない

江戸時代のシャーロックホームズというキャッチに惹かれて何となく読んでみたけどこれが結構面白い。
あまり期待してなかったトリックなんかもちゃんと考えられているということに驚いた。
さすがに今のミステリや推理小説に比べると単純だし、
中には時代劇の知識がないとわかりにくいネタもあって全てがよかったわけじゃないけど
江戸時代の街並が生き生きと描かれているのを見るのだけでも一読の価値はあると思う。
半七捕物帳〈6〉 (光文社時代小説文庫) Amazon書評・レビュー: 半七捕物帳〈6〉 (光文社時代小説文庫)より
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No.2
(5pt)

最後の小説

「一身のほかに味方なし」
上は、かつての旺文社文庫版解説にて
青蛙房先代・岡本経一氏が
書いている綺堂翁の信条です。

相当折り目正しい方だったようで逸話と呼べる逸話が皆無だとか。
その「らしさ」は作中、丁寧至極な前説に発揮されています。

半七捕物帳は現代(明治時代)の若者「わたし」が
かつての岡っ引「赤坂の半七老人」宅を訪問する、
という紋切ではじまるので
時候の挨拶や近況報告をしつつ、昔の話に花が咲いてそのまま
江戸の風俗や時代背景、地理なんかについて詳細に説明がなされます。

この「前説」があるから不朽の名作は不朽なのかと。
実際、とても読みやすいです。
「それで、どうなりました」と話の先を急ぐ「わたし」は
それがいつの時代(平成の今も)読者の気持ちに通じている訳で。

ほかにも
夏の暑い日には半七が道の木陰を選って歩いたり、
頼まれた内容によってはやる気が出なかったり、
半七がしくじった時に大樹の上で梟が笑うように鳴いたり、
寒さ凌ぎに一杯飲んだり、考えがまとまらなくて湯に入ったり、
何ヶ月も事件が長引いたり、猫がたまたま鳴いて事件が解決したり。

人間くさい。それが綺堂読み物の醍醐味だと思います。

連載の最後となった「二人女房」も収録。
半七・幸次郎・善ぱが連れ立って
府中の六所明神(大國魂神社)の参道で大木を見上げたりしています。

収録順序は「白蝶怪」が末尾です。
これは半七の養父・吉五郎が主役の長篇なので、多少趣きが異なるかと。

<六>巻には岡本経一氏の解説と作品年表付きです。

紙質・裁断は文庫ではいい方だと思います。
ただ「大型活字版」の為、今までのものに慣れている方は
字面が詰まっているような印象を受けるかもしれません。
半七捕物帳〈6〉 (光文社時代小説文庫) Amazon書評・レビュー: 半七捕物帳〈6〉 (光文社時代小説文庫)より
4334732461
No.1
(5pt)

ホームズが江戸に来たら

馴染み深い地名の上に江戸が再現される。推理自体も意外性があって面白い。「ホームズに江戸を歩かせてみて」生まれたシリーズだそうだ。新しい時代への興味とふるい世界への愛着が健全に感じられる。好ましい世界の発見。
半七捕物帳〈6〉 (1977年) (旺文社文庫) Amazon書評・レビュー: 半七捕物帳〈6〉 (1977年) (旺文社文庫)より
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