七色の密室
評判
七色の密室の評価:
3.50/5点 レビュー 2件。 D ランク
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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七色の密室の評価:
3.50/5点 レビュー 2件。 D ランク
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読んでみての感想としては、「密室をテーマに、それも7つも集めた割には薄味だなぁ」である。これまでにも何冊か佐野洋の作品は読んでいるのだが、どうにもケレン味が足りないのである。
「密室」と言えば、推理作家を生業としている人間であれば1度は挑戦したいと思うジャンルである(と思うんだけど)。しかし、本格推理作家に分類されない佐野洋は、密室という部分に余りこだわりを見せていない。トリックはどれもこれも小粒。いや、もう、はっきり言ってしまおう。かなりショボショボである。佐野洋にとって、密室トリックなどというものは付け合わせでしかなかったのだろう。タイトルに色の名前を取り入れて、華やかな印象を持たせようとしたのかもしれないが、タイトルと内容とがチグハグである。それに、佐野洋の作品にはありがちなのだが、キャラクター同士の会話の描写が下手くそである。「そんな風に喋る奴、いねぇよ」とツッコミを入れたくなってしまう。「君は〜と言っていたけれど、本当にそうなの?」(←いわゆるテンプレ)。こんな感じである。
同じような趣向の、折原一の「七つの棺」は面白かったんだけどなぁ。こっちはパロディの要素が濃厚で、ミステリーマニアには堪らないケレン味たっぷりの作品となっている。まぁ、ぶっちゃけた話、「週刊文春ミステリーベスト10」なんて、日本アカデミー賞並みに信用出来ない代物だからね。