(短編集)

七色の密室

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評判

七色の密室の評価:

3.50/5点 レビュー 2件。 D ランク

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全3件 1〜3 1/1ページ
No.3
(2pt)

もっとケレン味がほしい

昭和52(1977)年の「週刊文春ミステリーベスト10」の第8位に選出された、密室ものばかり7編の短編推理小説を集めた短編集。それぞれの作品のタイトルに色の名前が含まれているため、本書はこのようなタイトルとなっている。著者の佐野洋は、その作家人生において1000編以上の短編推理小説を書き上げた超人。「都会派ミステリーの名手」と呼ばれた(未だに「都会派ミステリー」の定義が良くわからんのだが)。

読んでみての感想としては、「密室をテーマに、それも7つも集めた割には薄味だなぁ」である。これまでにも何冊か佐野洋の作品は読んでいるのだが、どうにもケレン味が足りないのである。

「密室」と言えば、推理作家を生業としている人間であれば1度は挑戦したいと思うジャンルである(と思うんだけど)。しかし、本格推理作家に分類されない佐野洋は、密室という部分に余りこだわりを見せていない。トリックはどれもこれも小粒。いや、もう、はっきり言ってしまおう。かなりショボショボである。佐野洋にとって、密室トリックなどというものは付け合わせでしかなかったのだろう。タイトルに色の名前を取り入れて、華やかな印象を持たせようとしたのかもしれないが、タイトルと内容とがチグハグである。それに、佐野洋の作品にはありがちなのだが、キャラクター同士の会話の描写が下手くそである。「そんな風に喋る奴、いねぇよ」とツッコミを入れたくなってしまう。「君は〜と言っていたけれど、本当にそうなの?」(←いわゆるテンプレ)。こんな感じである。

同じような趣向の、折原一の「七つの棺」は面白かったんだけどなぁ。こっちはパロディの要素が濃厚で、ミステリーマニアには堪らないケレン味たっぷりの作品となっている。まぁ、ぶっちゃけた話、「週刊文春ミステリーベスト10」なんて、日本アカデミー賞並みに信用出来ない代物だからね。
七色の密室 (1977年) Amazon書評・レビュー: 七色の密室 (1977年)より
B000J8UI2I
No.2
(2pt)

もっとケレン味がほしい

昭和52(1977)年の「週刊文春ミステリーベスト10」の第8位に選出された、密室ものばかり7編の短編推理小説を集めた短編集。それぞれの作品のタイトルに色の名前が含まれているため、本書はこのようなタイトルとなっている。著者の佐野洋は、その作家人生において1000編以上の短編推理小説を書き上げた超人。「都会派ミステリーの名手」と呼ばれた(未だに「都会派ミステリー」の定義が良くわからんのだが)。

読んでみての感想としては、「密室をテーマに、それも7つも集めた割には薄味だなぁ」である。これまでにも何冊か佐野洋の作品は読んでいるのだが、どうにもケレン味が足りないのである。

「密室」と言えば、推理作家を生業としている人間であれば1度は挑戦したいと思うジャンルである(と思うんだけど)。しかし、本格推理作家に分類されない佐野洋は、密室という部分に余りこだわりを見せていない。トリックはどれもこれも小粒。いや、もう、はっきり言ってしまおう。かなりショボショボである。佐野洋にとって、密室トリックなどというものは付け合わせでしかなかったのだろう。タイトルに色の名前を取り入れて、華やかな印象を持たせようとしたのかもしれないが、タイトルと内容とがチグハグである。それに、佐野洋の作品にはありがちなのだが、キャラクター同士の会話の描写が下手くそである。「そんな風に喋る奴、いねぇよ」とツッコミを入れたくなってしまう。「君は〜と言っていたけれど、本当にそうなの?」(←いわゆるテンプレ)。こんな感じである。

同じような趣向の、折原一の「七つの棺」は面白かったんだけどなぁ。こっちはパロディの要素が濃厚で、ミステリーマニアには堪らないケレン味たっぷりの作品となっている。まぁ、ぶっちゃけた話、「週刊文春ミステリーベスト10」なんて、日本アカデミー賞並みに信用出来ない代物だからね。
七色の密室 (ジョイ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 七色の密室 (ジョイ・ノベルス)より
4408605034
No.1
(2pt)

もっとケレン味がほしい

昭和52(1977)年の「週刊文春ミステリーベスト10」の第8位に選出された、密室ものばかり7編の短編推理小説を集めた短編集。それぞれの作品のタイトルに色の名前が含まれているため、本書はこのようなタイトルとなっている。著者の佐野洋は、その作家人生において1000編以上の短編推理小説を書き上げた超人。「都会派ミステリーの名手」と呼ばれた(未だに「都会派ミステリー」の定義が良くわからんのだが)。

読んでみての感想としては、「密室をテーマに、それも7つも集めた割には薄味だなぁ」である。これまでにも何冊か佐野洋の作品は読んでいるのだが、どうにもケレン味が足りないのである。

「密室」と言えば、推理作家を生業としている人間であれば1度は挑戦したいと思うジャンルである(と思うんだけど)。しかし、本格推理作家に分類されない佐野洋は、密室という部分に余りこだわりを見せていない。トリックはどれもこれも小粒。いや、もう、はっきり言ってしまおう。かなりショボショボである。佐野洋にとって、密室トリックなどというものは付け合わせでしかなかったのだろう。タイトルに色の名前を取り入れて、華やかな印象を持たせようとしたのかもしれないが、タイトルと内容とがチグハグである。それに、佐野洋の作品にはありがちなのだが、キャラクター同士の会話の描写が下手くそである。「そんな風に喋る奴、いねぇよ」とツッコミを入れたくなってしまう。「君は〜と言っていたけれど、本当にそうなの?」(←いわゆるテンプレ)。こんな感じである。

同じような趣向の、折原一の「七つの棺」は面白かったんだけどなぁ。こっちはパロディの要素が濃厚で、ミステリーマニアには堪らないケレン味たっぷりの作品となっている。まぁ、ぶっちゃけた話、「週刊文春ミステリーベスト10」なんて、日本アカデミー賞並みに信用出来ない代物だからね。
七色の密室 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 七色の密室 (文春文庫)より
4167214032