【鳥羽亮】
剣客春秋親子草 襲撃者
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藤兵衛の妻・由江が営む料理屋「華村」を買い取りたいと三人組の男が現れた。
出羽国島中藩の藩士を二人、新たな門弟として迎えた矢先、道場破りと思しき三人の武士に立ち合いを挑まれた彦四郎。
倅が稽古を休んでいる理由を千坂彦四郎に説 明する八丁堀同心・坂口主水の表情は冴えな かった。
義父・藤兵衛から道場を譲り受け、立派な道場主たらんとする責任感が重圧となってのしかかる千坂彦四郎。
島中藩の藩内抗争は若君の剣術指南役が千坂道場に決しても収まる気配がなかった。
柳原通りの斬り合いに、門弟が巻き込まれたという報を受け、現場に馳せ参じた彦四郎。
千坂道場の主・藤兵衛の元に、幼い姉弟が訪れた。ふたりの父親はかつての門弟。
山田浅右衛門の弟子である首斬り人の片桐京之助は、おゆきという女の斬首を任されることになった。
南平班の菅原警部補が雑木林で惨殺された。胸に刻まれた十字形は挑発かそれとも見せしめか。
愛娘・里美の懐妊に胸躍らせる藤兵衛は、高垣藩から寄せられた剣術指南役に、将来を考えて師範代・重森を推挙する。
吟味方与力の幼い息子が何者かに連れ去られた矢先、江戸有数の油問屋に夜盗が押し入った。
中西道場の同門・飯岡と行き会い、計画中の武芸所の師範役を乞われた藤兵衛は、時同じく「大塩党」と名乗る集団による強盗騒ぎを耳にする。
柳原通りで、武士同士の斬り合いに遭遇した彦四郎。窮地の永倉平八郎を助けたところ、後日、弟を伴い千坂道場へやってきた。
立ち合いを装い、武士を惨殺する辻斬りが相次ぐなか、「千坂道場」の師範代・重森は、下手人が同じ流派の遣い手という噂を耳にする。
「三身一体の剣か! 」――居候をしている安田屋への帰途、浜町堀で三人組の黒頭巾の刺客に囲まれ、窮地に陥った橘円十郎だったが……。
血なまぐさい風が吹く居合道場、一心館。完全な密室状態の中で、二つの白装束の惨殺死体が発見された。
直心影流の遣い手・橘円十郎は、江戸・日本橋高砂町の口入れ屋に居候しつつ、気の合う二人の牢人仲間である馬淵と宇佐美と共に気ままな日々を送っていた。
身代金目当てで娘を攫われた商家の主が、噂を頼りに、口入屋の安田屋に居候する円十郎を訪ねてきた。
相次ぐ夜盗による襲撃に、江戸市中の商家は戦々恐々としていた―。
一刀流vs.直心影流!浜町堀沿いで三人組に襲われている若侍・松尾を助けたことから、円十郎は三千石の旗本・松尾家の家督相続にからんだ、正体不明の刺客の始末を依頼される。
眼の壁に囲まれた密室―。衆人環視の中での殺人事件は、両国N大講堂で開催された全日本学生剣道大会の決勝戦で発生した。
十一代、家斉の治世。将軍のみが入ることが許される「御用の間」の書棚に、家斉は奇妙な書を発見する。